色を赤 R、青 B、黄 Y と略記し、各行の色を左から順に並べて表す。 (1) 9マス板は3行3列で、上下左右に隣り合うマスだけが異色であればよい。2色を選ぶと、左上の色を決めた後は隣接条件により市松模様に一意に決まる。したがって選んだ2色に対して2通りあり、色の組は (23)=3 通りなので、全部で 3⋅2=6 通りである。 (2) まず回転を同一視する前に、3色全てを用いる塗り方の総数を求める。横1行の並びを、両端の色が同じ型 ABA と、3色が全て異なる型 ABC に分ける。どちらも最初の色は3通り、次は2通りなので各型6通りある。 1段目が RBR 型のとき、上下の色が異なるように選べる2段目は BRB,BRY,BYB,YRB,YRY で、型 ABA が3通り、型 ABC が2通りである。1段目が RBY 型のとき、2段目は BRB,BYR,BYB,YRB で、各型2通りずつである。色の名前を入れ替えても数は変わらない。1つの ABA 型の段の下に置ける段は計5通り、ABC 型の段の下に置ける段は計4通りだから、3行全体の適正な塗り方は 6(3⋅5+2⋅4)+6(2⋅5+2⋅4)=246 通りである。2色だけを使う適正な塗り方は(1)の6通りなので、3色全てを使うものは 246−6=240 通りとなる。 この240通りのうち回転で変わらないものを調べる。90度回転で変わらない塗り方では、四隅が同色、4辺の中央が同色、中央マスが別の色になる。3色全てを使う条件から3色の置き方は 3⋅2⋅1=6 通りである。 180度回転で変わらない塗り方では、対角にある四隅は2組それぞれ同色、上下の辺中央は同色、左右の辺中央も同色、中央マスは1つの色とする。上下の辺中央の色と左右の辺中央の色が同じなら、その共通色の選び方は3通りである。四隅の2組と中央マスの計3か所には残り2色を使い、両方の色が現れるようにする方法は 23−2=6 通りなので、この場合は 3⋅6=18 通りである。二つの辺中央色が異なる場合はその順序付き選択が 3⋅2=6 通りで、四隅の2組と中央マスは残りの1色に定まるため6通りである。従って180度回転で変わらないものは計24通りであり、そのうち90度回転でも変わらないものが6通りある。 回転しても変わらない配置がないものは 240−24=216 通りで、1つのまとまりに4配置ずつ含まれるので 216/4=54 通りのまとまりとなる。180度回転では変わらないが90度回転では変わる配置は 24−6=18 通りで、2配置ずつまとまるので9通りである。90度回転でも変わらない6配置はそれぞれ1通りのまとまりである。よって、回転で同一視した場合は 54+9+6=69 通りである。 (3) 行の色を左から順に R,B,Y の4文字で表す。上段には赤がちょうど2個あり、隣接できないから、その位置は {1,3},{2,4},{1,4} のいずれかである。青と黄の交換、および左右反転は、条件を保つ一対一の対応である。したがって上段10通りは 代表RBRBRBRYRBYR同じ延長数をもつ上段RBRB,RYRY,BRBR,YRYRRBRY,RYRB,BRYR,YRBRRBYR,RYBR上段数442 と分けられる。代表上段を T=T1T2T3T4、中段を M=M1M2M3M4、下段を L=L1L2L3L4 とする。中段の候補は各列で Mi を Ti 以外の2色から選び、Mi=Mi+1 (i=1,2,3) を満たすものをすべて取る。具体的な各列の選択肢は TRBRBRBRYRBYR(M1,M2,M3,M4) の各列の選択肢{B,Y}×{R,Y}×{B,Y}×{R,Y}{B,Y}×{R,Y}×{B,Y}×{R,B}{B,Y}×{R,Y}×{R,B}×{B,Y} である。これから横に同色が並ぶものを除くと、中段は順に8、7、5通りとなり、すべて下表に記した。表の第3列は、下段に必要な (R,B,Y) の個数、最終列はその個数を満たし、Li=Mi と Li=Li+1 (i=1,2,3) も満たす下段の全候補である。 上段RBRBRBRBRBRBRBRBRBRBRBRBRBRBRBRBRBRYRBRYRBRYRBRYRBRYRBRYRBRYRBYRRBYRRBYRRBYRRBYR中段BRBRBRBYBRYRBYBRBYBYYRBRYRBYYRYRBRBRBRYRBRYBBYBRYRBRYRYRYRYBBRBYBYRBBYRYBYBYYRBY下段の必要数 (R,B,Y)(0,0,4)(1,0,3)(0,1,3)(1,0,3)(2,0,2)(0,1,3)(1,1,2)(0,2,2)(0,1,3)(0,2,2)(1,1,2)(1,1,2)(0,2,2)(0,3,1)(1,2,1)(1,1,2)(1,1,2)(1,2,1)(2,1,1)(1,2,1)可能な下段なしなしなしなしYRYRなしなしBYBYなしなしRYBY,YBRYYRYB,YBRYなしなしBYBRYBYRYRBY,YBYRRBYBRBYRRBYB,BYRB 例えば上段 RBRY、中段 BRYB なら、下段に必要な個数は (1,1,2) である。この個数と横・縦の隣接条件を満たす下段は RYBY,YBRY の2通りである。このように、表には完成数0の中段も含めた。各代表の延長数は順に 2,5,7 通りだから、求める塗り方は 4⋅2+4⋅5+2⋅7=42通り である。従って ア=6, イ=6, ウ=9, エ=4, オ=2 となる。