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東北医科薬科大学/2020年度/一般

東北医科薬科大学 2020年 数学 第III問解答・解説

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1問題

東北医科薬科大学2020年度第III問

赤、青、黄の3色のペンキがあり、これらを用いて以下のマス目板を上下左右が同色にならないようにしつつ塗りつぶしたい。(ただし、ナナメのマスは同色であってもよいとする。)このとき、次の問に答えなさい。

(1) 下の形の9マス目板を、赤、青、黄のうちの2色のみを用いて塗りつぶす方法は全部でア\boxed{\text{ア}}通りである。

3行3列の9マスからなる正方形の板の図で、全てのマスは空白である。

(2) 上と同じ9マス目板に対し、3色全ての色を用いて塗りつぶす方法は全部でイウ\boxed{\text{イウ}}通りである。ただし、板を回転して同じになる塗り方は同じとみなすものとする。また、板を裏返しにすることは認めない。

(3) 下の12マス目板が今度は壁に固定されており回転や裏返しはできないとする。このとき、赤、青、黄色のマスがそれぞれ4マスずつであり、かつ、上段の4マスの内2マスが赤色であるように塗りつぶす方法はエオ\boxed{\text{エオ}}通りである。

3行4列の12マスからなる長方形の板の図で、全てのマスは空白である。左側に上から「上段」「中段」「下段」が表示され、各文字から対応する行へ右向きの矢印が描かれている。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

色を赤 RR、青 BB、黄 YY と略記し、各行の色を左から順に並べて表す。  (1) 9マス板は3行3列で、上下左右に隣り合うマスだけが異色であればよい。2色を選ぶと、左上の色を決めた後は隣接条件により市松模様に一意に決まる。したがって選んだ2色に対して2通りあり、色の組は (32)=3\displaystyle \binom32=3 通りなので、全部で 3⋅2=63\cdot2=6 通りである。  (2) まず回転を同一視する前に、3色全てを用いる塗り方の総数を求める。横1行の並びを、両端の色が同じ型 ABAABA と、3色が全て異なる型 ABCABC に分ける。どちらも最初の色は3通り、次は2通りなので各型6通りある。  1段目が RBRRBR 型のとき、上下の色が異なるように選べる2段目は BRB,BRY,BYB,YRB,YRYBRB,\quad BRY,\quad BYB,\quad YRB,\quad YRY で、型 ABAABA が3通り、型 ABCABC が2通りである。1段目が RBYRBY 型のとき、2段目は BRB,BYR,BYB,YRBBRB,\quad BYR,\quad BYB,\quad YRB で、各型2通りずつである。色の名前を入れ替えても数は変わらない。1つの ABAABA 型の段の下に置ける段は計5通り、ABCABC 型の段の下に置ける段は計4通りだから、3行全体の適正な塗り方は 6(3⋅5+2⋅4)+6(2⋅5+2⋅4)=2466(3\cdot5+2\cdot4)+6(2\cdot5+2\cdot4)=246 通りである。2色だけを使う適正な塗り方は(1)の6通りなので、3色全てを使うものは 246−6=240246-6=240 通りとなる。  この240通りのうち回転で変わらないものを調べる。90度回転で変わらない塗り方では、四隅が同色、4辺の中央が同色、中央マスが別の色になる。3色全てを使う条件から3色の置き方は 3⋅2⋅1=63\cdot2\cdot1=6 通りである。  180度回転で変わらない塗り方では、対角にある四隅は2組それぞれ同色、上下の辺中央は同色、左右の辺中央も同色、中央マスは1つの色とする。上下の辺中央の色と左右の辺中央の色が同じなら、その共通色の選び方は3通りである。四隅の2組と中央マスの計3か所には残り2色を使い、両方の色が現れるようにする方法は 23−2=62^3-2=6 通りなので、この場合は 3⋅6=183\cdot6=18 通りである。二つの辺中央色が異なる場合はその順序付き選択が 3⋅2=63\cdot2=6 通りで、四隅の2組と中央マスは残りの1色に定まるため6通りである。従って180度回転で変わらないものは計24通りであり、そのうち90度回転でも変わらないものが6通りある。  回転しても変わらない配置がないものは 240−24=216240-24=216 通りで、1つのまとまりに4配置ずつ含まれるので 216/4=54216/4=54 通りのまとまりとなる。180度回転では変わらないが90度回転では変わる配置は 24−6=1824-6=18 通りで、2配置ずつまとまるので9通りである。90度回転でも変わらない6配置はそれぞれ1通りのまとまりである。よって、回転で同一視した場合は 54+9+6=6954+9+6=69 通りである。  (3) 行の色を左から順に R,B,YR,B,Y の4文字で表す。上段には赤がちょうど2個あり、隣接できないから、その位置は {1,3},{2,4},{1,4}\{1,3\},\{2,4\},\{1,4\} のいずれかである。青と黄の交換、および左右反転は、条件を保つ一対一の対応である。したがって上段10通りは 代表同じ延長数をもつ上段上段数RBRBRBRB,RYRY,BRBR,YRYR4RBRYRBRY,RYRB,BRYR,YRBR4RBYRRBYR,RYBR2\begin{array}{c|l|c} \text{代表}&\text{同じ延長数をもつ上段}&\text{上段数}\\\hline \text{RBRB}&\text{RBRB},\text{RYRY},\text{BRBR},\text{YRYR}&4\\ \text{RBRY}&\text{RBRY},\text{RYRB},\text{BRYR},\text{YRBR}&4\\ \text{RBYR}&\text{RBYR},\text{RYBR}&2 \end{array} と分けられる。代表上段を T=T1T2T3T4T=T_1T_2T_3T_4、中段を M=M1M2M3M4M=M_1M_2M_3M_4、下段を L=L1L2L3L4L=L_1L_2L_3L_4 とする。中段の候補は各列で MiM_i を TiT_i 以外の2色から選び、Mi≠Mi+1 (i=1,2,3)M_i\ne M_{i+1}\ (i=1,2,3) を満たすものをすべて取る。具体的な各列の選択肢は T(M1,M2,M3,M4) の各列の選択肢RBRB{B,Y}×{R,Y}×{B,Y}×{R,Y}RBRY{B,Y}×{R,Y}×{B,Y}×{R,B}RBYR{B,Y}×{R,Y}×{R,B}×{B,Y}\begin{array}{c|c} T&(M_1,M_2,M_3,M_4)\text{ の各列の選択肢}\\\hline \text{RBRB}&\{B,Y\}\times\{R,Y\}\times\{B,Y\}\times\{R,Y\}\\ \text{RBRY}&\{B,Y\}\times\{R,Y\}\times\{B,Y\}\times\{R,B\}\\ \text{RBYR}&\{B,Y\}\times\{R,Y\}\times\{R,B\}\times\{B,Y\} \end{array} である。これから横に同色が並ぶものを除くと、中段は順に8、7、5通りとなり、すべて下表に記した。表の第3列は、下段に必要な (R,B,Y)(R,B,Y) の個数、最終列はその個数を満たし、Li≠MiL_i\ne M_i と Li≠Li+1 (i=1,2,3)L_i\ne L_{i+1}\ (i=1,2,3) も満たす下段の全候補である。 上段中段下段の必要数 (R,B,Y)可能な下段RBRBBRBR(0,0,4)なしRBRBBRBY(1,0,3)なしRBRBBRYR(0,1,3)なしRBRBBYBR(1,0,3)なしRBRBBYBY(2,0,2)YRYRRBRBYRBR(0,1,3)なしRBRBYRBY(1,1,2)なしRBRBYRYR(0,2,2)BYBYRBRYBRBR(0,1,3)なしRBRYBRYR(0,2,2)なしRBRYBRYB(1,1,2)RYBY,YBRYRBRYBYBR(1,1,2)YRYB,YBRYRBRYYRBR(0,2,2)なしRBRYYRYR(0,3,1)なしRBRYYRYB(1,2,1)BYBRRBYRBRBY(1,1,2)YBYRRBYRBYRB(1,1,2)YRBY,YBYRRBYRBYRY(1,2,1)RBYBRBYRBYBY(2,1,1)RBYRRBYRYRBY(1,2,1)RBYB,BYRB\begin{array}{c|c|c|l} \text{上段}&\text{中段}&\text{下段の必要数 }(R,B,Y)&\text{可能な下段}\\\hline \text{RBRB} & \text{BRBR} & (0,0,4) & \text{なし} \\ \text{RBRB} & \text{BRBY} & (1,0,3) & \text{なし} \\ \text{RBRB} & \text{BRYR} & (0,1,3) & \text{なし} \\ \text{RBRB} & \text{BYBR} & (1,0,3) & \text{なし} \\ \text{RBRB} & \text{BYBY} & (2,0,2) & \text{YRYR} \\ \text{RBRB} & \text{YRBR} & (0,1,3) & \text{なし} \\ \text{RBRB} & \text{YRBY} & (1,1,2) & \text{なし} \\ \text{RBRB} & \text{YRYR} & (0,2,2) & \text{BYBY} \\ \text{RBRY} & \text{BRBR} & (0,1,3) & \text{なし} \\ \text{RBRY} & \text{BRYR} & (0,2,2) & \text{なし} \\ \text{RBRY} & \text{BRYB} & (1,1,2) & \text{RYBY},\text{YBRY} \\ \text{RBRY} & \text{BYBR} & (1,1,2) & \text{YRYB},\text{YBRY} \\ \text{RBRY} & \text{YRBR} & (0,2,2) & \text{なし} \\ \text{RBRY} & \text{YRYR} & (0,3,1) & \text{なし} \\ \text{RBRY} & \text{YRYB} & (1,2,1) & \text{BYBR} \\ \text{RBYR} & \text{BRBY} & (1,1,2) & \text{YBYR} \\ \text{RBYR} & \text{BYRB} & (1,1,2) & \text{YRBY},\text{YBYR} \\ \text{RBYR} & \text{BYRY} & (1,2,1) & \text{RBYB} \\ \text{RBYR} & \text{BYBY} & (2,1,1) & \text{RBYR} \\ \text{RBYR} & \text{YRBY} & (1,2,1) & \text{RBYB},\text{BYRB} \\ \end{array} 例えば上段 RBRY\text{RBRY}、中段 BRYB\text{BRYB} なら、下段に必要な個数は (1,1,2)(1,1,2) である。この個数と横・縦の隣接条件を満たす下段は RYBY,YBRY\text{RYBY},\text{YBRY} の2通りである。このように、表には完成数0の中段も含めた。各代表の延長数は順に 2,5,72,5,7 通りだから、求める塗り方は 4⋅2+4⋅5+2⋅7=42通り4\cdot2+4\cdot5+2\cdot7=42\quad\text{通り} である。従って ア=6, イ=6, ウ=9, エ=4, オ=2\text{ア}=6,\ \text{イ}=6,\ \text{ウ}=9,\ \text{エ}=4,\ \text{オ}=2 となる。

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