本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

金沢大学/2020年度

金沢大学 2020年 数学 第1問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

金沢大学2020年度第1問

1個のサイコロを3回投げ,出た目を順に a, b, c とする。座標平面上に3点 A(a,1), B(−b,0), C(c,0) を定め,それらを頂点とする△ABCを考える。ただし,サイコロは1から6までの目が同じ確率で出るものとする。次の問いに答えよ。

(1) △ABCの面積の値が整数となる確率を求めよ。

(2) △ABCが直角三角形となる確率を求めよ。

(3) △ABCが二等辺三角形となる確率を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 1/2。 (2) 1/6。 (3) 1/36。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

全事象は 63=216 通り。面積は b+c2 なので、(1)は P(b+c が偶数)=1836=12.BA→⋅BC→=(a+b)(b+c)>0,CA→⋅CB→=−(a−c)(b+c),AB→⋅AC→=(a+b)(a−c)+1.直角は a=c のときだけで、確率は 36216=16.AB2=(a+b)2+1, AC2=(a−c)2+1, BC2=(b+c)2.AB=AC の必要十分条件は c=2a+b で、条件を満たす組は6個。 AB=BC, AC=BC は平方差1となるため不可能。P(二等辺)=6/216=136.\displaystyle \text{全事象は }6^{3}=216\text{ 通り。面積は }\frac{b+c}{2}\text{ なので、(1)は }P(b+c\text{ が偶数})=\frac{18}{36}=\frac12.\\ \overrightarrow{BA}\cdot\overrightarrow{BC}=(a+b)(b+c)>0,\quad \overrightarrow{CA}\cdot\overrightarrow{CB}=-(a-c)(b+c),\quad \overrightarrow{AB}\cdot\overrightarrow{AC}=(a+b)(a-c)+1.\\ \text{直角は }a=c\text{ のときだけで、確率は }\frac{36}{216}=\frac16.\\ AB^{2}=(a+b)^2+1,\ AC^{2}=(a-c)^2+1,\ BC^{2}=(b+c)^2.\\ AB=AC\text{ の必要十分条件は }c=2a+b\text{ で、条件を満たす組は6個。}\ AB=BC,\ AC=BC\text{ は平方差1となるため不可能。}\quad P(\text{二等辺})=6/216=\frac1{36}.

サイコロの出目(a,b,c)(a,b,c)は計63=2166^{3}=216通りで等確率。三角形の底辺BCBCの長さはb+cb+c、高さは1なので面積はb+c2\displaystyle \frac{b+c}{2}。整数になるのはb+cb+cが偶数のときで、b,cb,cがともに奇数またはともに偶数となる組は1836\displaystyle \frac{18}{36}、よって確率は12\displaystyle \frac12。 直角がBBにあるとき、BA→⋅BC→=(a+b)(b+c)>0\overrightarrow{BA}\cdot\overrightarrow{BC}=(a+b)(b+c)>0なので不可能。CCで直角となる条件はCA→⋅CB→=−(a−c)(b+c)=0\overrightarrow{CA}\cdot\overrightarrow{CB}=-(a-c)(b+c)=0、すなわちa=ca=cであり、36通り。AAで直角ならAB→⋅AC→=(a+b)(a−c)+1=0\overrightarrow{AB}\cdot\overrightarrow{AC}=(a+b)(a-c)+1=0、つまり(a+b)(a−c)=−1(a+b)(a-c)=-1だがa+b≧2a+b\ge2なので不可能。したがって確率は36216=16\displaystyle \frac{36}{216}=\frac16。 三辺の二乗はAB2=(a+b)2+1AB^{2}=(a+b)^2+1、AC2=(a−c)2+1AC^{2}=(a-c)^2+1、BC2=(b+c)2BC^{2}=(b+c)^2。AB=ACAB=ACとなるのはa+b=∣a−c∣a+b=|a-c|よりc=2a+bc=2a+b。条件1≦a,b,c≦61\le a,b,c\le6を満たすのは(a,b)=(1,1),(1,2),(1,3),(1,4),(2,1),(2,2)(a,b)=(1,1),(1,2),(1,3),(1,4),(2,1),(2,2)の6通り。AB=BCAB=BC または AC=BCAC=BCなら整数の平方の差が1となるが、(u−v)(u+v)=1(u-v)(u+v)=1はu,vu,v正整数の範囲でここでは成立しない(BC=b+c≧2BC=b+c\ge2)。よって二等辺三角形は6通り、確率は6216=136\displaystyle \frac{6}{216}=\frac1{36}。

この問題で使う考え方

  • 余事象と場合の数
  • ベクトルの内積による直角判定
  • 辺の長さの二乗比較

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。