名古屋市立大学/2019年度/前期
名古屋市立大学 2019年 数学 第3問解答・解説
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1問題
サイコロを使って以下の①から③の操作を行うことで,図(a)にある 平面上の点 のいくつかを線分で結んだ折れ線または1点からなる図形を作る。 ① サイコロを投げて出た数字を投げた順番に並べる。ただし,一度出た数字がもう一度出たら,そこでサイコロを投げるのをやめるものとする。できた数字の列を とする。 ② のとき,1点 からなる図形となる。 のとき, を線分で順次結ぶ。 ③ 最後の数字 が または と一致するとき,新たな点や線分を加えることなく作図を終了する。それ以外のときは, と を線分で結び作図を終了する。 例えば, や の順で数字が出たときの図形は図(b)となる。また, の順で数字が出たときの図形は図(c)となる。なお,点 の座標は である。次の問いに答えよ。



(1) 作図終了後,図形が点 のうち3点を頂点とする三角形となる確率を求めよ。 (2) 作図終了後,図形が点 のうち3点を頂点とする直角三角形となる確率を求めよ。 (3) 作図終了後,図形の中に のいずれかを3頂点とする直角三角形が含まれる確率を求めよ。 すべての問題について,求める手順をわかりやすく説明すること。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2考え方
考え方を見る解き方の方針だけを確かめる
初回重複までの履歴を相異なる数字列と重複先で分類し、作図で閉じる閉路を特定して順列数と履歴ごとの確率を数える。
3答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
- (1) (2) (3)
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
4解答
解答を見る途中式つきの解答
初めて重複する直前までに出た相異なる数字の個数を とし、その数字列を とする。また、次の出目が と一致したとする。このとき 、 であり、指定した が起こる確率は である。 各点の座標から ()であり、座標を照合すると互いに反対向きの点は のみである。したがって、6点のうち3点を頂点とする直角三角形は、直径の両端 と残りの4点のいずれかからなるものに限られ、その個数は4である(円周角の定理)。 (1) 作図後の図形そのものが三角形となるには、異なる3数字が出た後に最初の数字が重複し、3点を順に結んで閉じる必要がある。すなわち である。相異なる3数字の順列は 通りなので、求める確率は である。 (2) (1) の場合のうち、頂点の組が直角三角形になるものを数える。直角三角形の頂点の組は4通りあり、それぞれを並べる順は 通りである。よって確率は である。 (3) 重複先が または なら線分は追加されない。 なら線分 が加わり、列 を結ぶ閉路ができる。その閉路が三角形となる条件は 、すなわち である。したがって図形中に直角三角形が含まれるには、最後の3数字 が直角三角形の頂点となる必要がある。 について、最後の3数字の選び方と並べ方は 通りであり、先行する 数字は残る3数字から順に選ぶ。各場合の確率を足すと 以上。
この問題で使う考え方
- 積の法則
- 順列
- 確率の基本法則
- 独立な試行
- 円の性質
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