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名古屋市立大学/2019年度/前期

名古屋市立大学 2019年 数学 第4問解答・解説

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1問題

名古屋市立大学2019年度第4問

数列 {an}\{a_{n}\} を次のように定める。 a1=1,an+1={an−1(an>0 のとき),n(an≦0 のとき)(n=1,2,3,…)a_{1}=1,\qquad a_{n+1}= \begin{cases} a_{n}-1 & (a_{n}>0\text{ のとき}),\\ n & (a_{n}\leq0\text{ のとき}) \end{cases} \qquad (n=1,2,3,\ldots) 次の問いに答えよ。

(1) an=10000a_{n}=10000 となる最小の nn の値を求めよ。

(2) {an}\{a_{n}\} の初項から第 nn 項までの和を SnS_{n} で表す。Sn≧10000S_{n}\geq10000 となる最小の nn の値を求めよ。

すべての問題について,求める手順をわかりやすく説明すること。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

0となる項の番号を漸化式で求め,各下降部分の最大値と等差数列の和を使う。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 14575,
    (2) 213

4解答

解答を見る途中式つきの解答

まず,a1=1, a2=0a_1=1,\ a_2=0 である。am=0a_m=0 となるとき,漸化式からam+1=ma_{m+1}=m となり,その後は正の間ずつ1減る。したがってam+1,am+2,…,a2m+1a_{m+1},a_{m+2},\ldots,a_{2m+1} は順にm,m−1,…,1,0m,m-1,\ldots,1,0 であり,次に0となるのは第2m+12m+1項である。

0となる項の番号を順にb0,b1,…b_0,b_1,\ldots とおくと,b0=2b_0=2,bj+1=2bj+1b_{j+1}=2b_j+1 である。よってbj+1=3⋅2jb_j+1=3\cdot2^j,すなわちbj=3⋅2j−1b_j=3\cdot2^j-1 となる。各bjb_jの直後から始まる部分はbj,bj−1,…,1,0b_j,b_j-1,\ldots,1,0 で,その和はbj(bj+1)/2b_j(b_j+1)/2 である。

(1) b11=3⋅211−1=6143<10000b_{11}=3\cdot2^{11}-1=6143<10000,b12=3⋅212−1=12287b_{12}=3\cdot2^{12}-1=12287 である。第b12b_{12}項までの各部分の最大値は高々b11=6143b_{11}=6143 なので,10000が初めて現れるのは第b12+1=12288b_{12}+1=12288項から始まる部分である。この項の値は12287であり,以後1ずつ減る。したがってan=10000a_n=10000 となる最小の番号は n=12288+(12287−10000)=14575.n=12288+(12287-10000)=14575.

(2) b0,b1,…,b6=2,5,11,23,47,95,191b_0,b_1,\ldots,b_6=2,5,11,23,47,95,191 である。初めの1,01,0と,b0b_0からb5b_5までのそれぞれの直後に始まる部分の和を加えると, S191=1+3+15+66+276+1128+4560=6049.S_{191}=1+3+15+66+276+1128+4560=6049. 続く第192項からは191,190,189,…191,190,189,\ldots と並ぶ。最初の21項と22項の和をそれぞれ計算すると, S212=6049+21(191+171)2=9850<10000,S213=6049+22(191+170)2=10020≧10000.\displaystyle S_{212}=6049+\frac{21(191+171)}{2}=9850<10000, \qquad S_{213}=6049+\frac{22(191+170)}{2}=10020\geq10000. すべての項は0以上なのでSnS_nは減少しない。ゆえに求める最小の番号はn=213n=213である。

この問題で使う考え方

  • 漸化式
  • 等比数列の一般項と和
  • 等差数列の一般項と和

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