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東北医科薬科大学/2023年度/一般

東北医科薬科大学 2023年 数学 第III問解答・解説

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1問題

東北医科薬科大学2023年度第III問

以下の問いに答えなさい。

(1) ∫0111+x2 dx=πア\displaystyle \int_0^1\frac{1}{1+x^2}\,dx=\frac{\pi}{\boxed{\text{ア}}} である。

(2) 11+x3=1a(11+x−x+bx2+cx+d)\displaystyle \frac{1}{1+x^3}=\frac{1}{a}\left(\frac{1}{1+x}-\frac{x+b}{x^2+cx+d}\right) と部分分数に分解するとき,a=イa=\boxed{\text{イ}},b=ウエb=\boxed{\text{ウエ}},c=オカc=\boxed{\text{オカ}},d=キd=\boxed{\text{キ}} である。

(3) I=∫0111+x3 dx=1ク(log⁡ケ+πコ)\displaystyle I=\int_0^1\frac{1}{1+x^3}\,dx=\frac{1}{\boxed{\text{ク}}}\left(\log\boxed{\text{ケ}}+\frac{\pi}{\sqrt{\boxed{\text{コ}}}}\right) である。ただし,log⁡\log は自然対数とする。

(4) J=∫011(1+x3)2 dx=1サ+シス(log⁡セ+πソ)\displaystyle J=\int_0^1\frac{1}{(1+x^3)^2}\,dx=\frac{1}{\boxed{\text{サ}}}+\frac{\boxed{\text{シ}}}{\boxed{\text{ス}}}\left(\log\boxed{\text{セ}}+\frac{\pi}{\sqrt{\boxed{\text{ソ}}}}\right) である。ただし,log⁡\log は自然対数とする。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

1+x^3を因数分解して部分分数分解し、平方完成と逆正接の原始関数で積分を評価する。(4)はx/(1+x^3)の導関数を使ってIに帰着する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) ア=4=4
    (2) イ=3, =3,\space{} ウエ=−2, =-2,\space{} オカ=−1, =-1,\space{} キ=1=1
    (3) ク=3, =3,\space{} ケ=2, =2,\space{} コ=3=3
    (4) サ=6, =6,\space{} シ=2, =2,\space{} ス=9, =9,\space{} セ=2, =2,\space{} ソ=3=3

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) ∫01dx1+x2=[arctan⁡x]01=π4\displaystyle \int_0^1\frac{dx}{1+x^2}=\left[\arctan x\right]_0^1=\frac{\pi}{4} より,ア=4\boxed{\text{ア}=4} である。

(2) 1+x3=(1+x)(x2−x+1)1+x^3=(1+x)(x^2-x+1) とおく。与えられた式の右辺を通分すると,分子は 1a{x2−x+1−(x+b)(x+1)}=1a{(−b−2)x+(1−b)}\displaystyle \frac{1}{a}\bigl\{x^2-x+1-(x+b)(x+1)\bigr\} =\frac{1}{a}\bigl\{(-b-2)x+(1-b)\bigr\} となる。これが恒等的に 11 であるから,−b−2=0-b-2=0,(1−b)/a=1(1-b)/a=1 であり,b=−2, a=3b=-2,\ a=3 を得る。分母の二次式は x2−x+1x^2-x+1 だから c=−1, d=1c=-1,\ d=1 である。したがって イ=3, ウエ=−2, オカ=−1, キ=1\boxed{\text{イ}=3,\ \text{ウエ}=-2,\ \text{オカ}=-1,\ \text{キ}=1} である。

(3) q=x2−x+1q=x^2-x+1 とおくと,(2) より 11+x3=13(11+x−x−2q),x−2=12(2x−1)−32.\displaystyle \frac{1}{1+x^3}=\frac13\left(\frac{1}{1+x}-\frac{x-2}{q}\right),\qquad x-2=\frac12(2x-1)-\frac32. したがって I=13(∫01dx1+x−12∫012x−1q dx+32∫01dxq).\displaystyle I=\frac13\left(\int_0^1\frac{dx}{1+x}-\frac12\int_0^1\frac{2x-1}{q}\,dx+\frac32\int_0^1\frac{dx}{q}\right). 最初の積分は log⁡2\log 2,第2項の積分は 12[log⁡q]01=0\displaystyle \frac12[\log q]_0^1=0 である。また q=(x−12)2+34\displaystyle q=(x-\frac12)^2+\frac34 より ∫01dxq=[23arctan⁡2x−13]01=2π33.\displaystyle \int_0^1\frac{dx}{q}=\left[\frac{2}{\sqrt3}\arctan\frac{2x-1}{\sqrt3}\right]_0^1=\frac{2\pi}{3\sqrt3}. よって I=13(log⁡2+π3)\displaystyle I=\frac13\left(\log 2+\frac{\pi}{\sqrt3}\right) であり,ク=3, ケ=2, コ=3\boxed{\text{ク}=3,\ \text{ケ}=2,\ \text{コ}=3} である。

(4) 商の微分により (x1+x3)′=1−2x3(1+x3)2,1(1+x3)2=23(1+x3)+13(x1+x3)′.\displaystyle \left(\frac{x}{1+x^3}\right)'=\frac{1-2x^3}{(1+x^3)^2},\qquad \frac{1}{(1+x^3)^2}=\frac{2}{3(1+x^3)}+\frac13\left(\frac{x}{1+x^3}\right)'. したがって J=23I+13[x1+x3]01=23⋅13(log⁡2+π3)+16=16+29(log⁡2+π3).\displaystyle J=\frac23 I+\frac13\left[\frac{x}{1+x^3}\right]_0^1 =\frac23\cdot\frac13\left(\log2+\frac{\pi}{\sqrt3}\right)+\frac16 =\frac16+\frac29\left(\log2+\frac{\pi}{\sqrt3}\right). よって サ=6, シ=2, ス=9, セ=2, ソ=3\boxed{\text{サ}=6,\ \text{シ}=2,\ \text{ス}=9,\ \text{セ}=2,\ \text{ソ}=3} である。

この問題で使う考え方

  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 不定積分・定積分の性質
  • 商の微分
  • 等式・不等式の証明

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