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東海大学/2007年度/2月6日

東海大学 2007年 数学 第3問解答・解説

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1問題

東海大学2007年度第3問

図のように、地面の上に細い針金でできた三角形の形をしたスタンドがあり、それに球をのせることを考える。このスタンドの高さは1 cm1\ \mathrm{cm}、△ABC\triangle ABCの各辺の長さはAB=10 cm, BC=14 cm, CA=6 cmAB=10\ \mathrm{cm},\ BC=14\ \mathrm{cm},\ CA=6\ \mathrm{cm}である。また、上にのせる球の半径は5 cm5\ \mathrm{cm}とする。針金の太さを無視して次の問いに答えなさい。ただし、図は概略図であり、正確な図ではないことに注意すること。

地面を表す平行四辺形の上に、Aが手前、Bが右奥、Cが左奥の三角形スタンドと、その上の球が示されている。A,B,Cから地面へ3本の脚が延び、球の上側にN、内部にO、その下にH、辺ABとの接触点にPが記されている。N,O,Hを通る鉛直線、球とスタンドの平面との交わりを示す楕円、およびHPが破線で描かれ、辺との3接触点と脚の端などが黒点で示されている。

(1)  ∠CAB\angle CABはア∘\boxed{\text{ア}}^\circである。

(2)  △ABC\triangle ABCの面積はイ cm2\boxed{\text{イ}}\ \mathrm{cm}^2である。

(3)  球の中心OOから△ABC\triangle ABCに下ろした垂線をOHOHとする。辺ABABと球との接点をPPとすると、線分HPHPの長さはウ cm\boxed{\text{ウ}}\ \mathrm{cm}である。

(4)  線分OHOHの長さはエ cm\boxed{\text{エ}}\ \mathrm{cm}である。

(5)  地面から球の最高点NNまでの高さはオ cm\boxed{\text{オ}}\ \mathrm{cm}である。

(6)  次に、スタンドにのせる球の半径を5 cm5\ \mathrm{cm}から徐々に小さくしていくことを考える。このとき、球が初めて地面に接触するのは、球の半径がカ cm\boxed{\text{カ}}\ \mathrm{cm}になった瞬間である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)(1)\quad ア=120∘.=120^\circ.
    (2)(2)\quad イ=153.=15\sqrt3.
    (3)(3)\quad ウ=3.=\sqrt3.
    (4)(4)\quad エ=22.=\sqrt{22}.
    (5)(5)\quad オ=6+22.=6+\sqrt{22}.
    (6)(6)\quad カ=2.=2.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

余弦定理より cos⁡∠CAB=(AB2+CA2−BC2)/(2⋅AB⋅CA)=(102+62−142)/(2⋅10⋅6)=−1/2\cos\angle CAB=(AB^2+CA^2-BC^2)/(2\cdot AB\cdot CA)=(10^2+6^2-14^2)/(2\cdot10\cdot6)=-1/2 なので,∠CAB=120∘\angle CAB=120^\circ である。したがって [ABC]=12⋅10⋅6sin⁡120∘=153\displaystyle [ABC]=\frac12\cdot10\cdot6\sin120^\circ=15\sqrt3 である。半周長は 1515 cm だから,三角形の内接円の半径は r=153/15=3r=15\sqrt3/15=\sqrt3 cm。球の中心の平面ABCへの射影Hは三辺から等距離で,三角形の内心となる。ゆえに HP=r=3HP=r=\sqrt3 cm。  球は辺ABに接するので,中心OからABまでの距離は半径5 cmである。OHは平面ABCに垂直で,HPは同平面内でABに垂直だから,△OHP\triangle OHP はHを直角とする。よって OH=52−HP2=22OH=\sqrt{5^2-HP^2}=\sqrt{22} cm。平面ABCは地面から1 cmの高さにあるため,Oの地面からの高さは 1+221+\sqrt{22} cm,球の最高点Nの高さは 1+22+5=6+221+\sqrt{22}+5=6+\sqrt{22} cmとなる。  球の半径を RR cmに変えたとき,三辺に接する球の中心の射影は同じ内心Hである。辺までの水平距離が r=3r=\sqrt3 cm なので,R≧3R\ge\sqrt3 の範囲で中心と平面ABCとの距離は OH=R2−3OH=\sqrt{R^2-3} である。球の最下点の地面からの高さは 1+R2−3−R1+\sqrt{R^2-3}-R であり,初めて地面に接するときはこれが0となる。したがって R2−3=R−1\sqrt{R^2-3}=R-1(よって R≧1R\ge1)であり,両辺を2乗すると R=2R=2 を得る。この値は R≧3R\ge\sqrt3 を満たす。また R>2R>2 なら R2−3>(R−1)2R^2-3>(R-1)^2 なので最下点は地面より上にあり,半径を5から減らすと最初の接触は R=2R=2 cm のときである。

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