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秋田大学/2007年度

秋田大学 2007年 数学 第4問解答・解説

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1問題

秋田大学2007年度第4問

xyxy 平面上に 2 点 A (−3,0)(- \sqrt{3}, 0), B (3,0)(\sqrt{3}, 0) と, 点 P (x,y)(x, y) とがある。ただし, y>0y > 0 とする。θ=∠APB\theta = \angle APB とおく。点 P が θ=60∘\theta = 60^\circ を満たしながら動くときの P の軌跡を C1C_1, また θ=120∘\theta = 120^\circ を満たしながら動くときの P の軌跡を C2C_2 とする。C1\mathbf{C}_1 と C2C_2 とで囲まれた領域を S とする。ただし, 2 点 A, B も S に含めるものとする。このとき次の問いに答えよ。

(i) 点 P の軌跡 C1C_{1} , C2C_{2} をそれぞれ x, y の式で表し, 領域 S を図示せよ。

(ii) 図形 S を y 軸のまわりに 1 回転させてできる回転体の体積を求めよ。

(iii) 図形 S を x 軸のまわりに 1 回転させてできる回転体の体積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

% 図には TikZ を使用(本文書のプリアンブルに

\usepackage{tikz}

を追加)。 解答(図示補充版) (i) 弦 ABAB の長さは 232\sqrt3 なので,これを見込む円の半径は AB2sin⁡60∘=2.\displaystyle \frac{AB}{2\sin60^\circ}=2. 中心は ABAB の垂直二等分線 x=0x=0 上にある。中心が (0,1)(0,1) の円の上側の大弧が 60∘60^\circ の軌跡,中心が (0,−1)(0,-1) の円の上側の小弧が 120∘120^\circ の軌跡だから C1:x2+(y−1)2=4,C2:x2+(y+1)2=4C_1:x^2+(y-1)^2=4,\qquad C_2:x^2+(y+1)^2=4 (いずれも y>0y>0 の部分)である。D1,D2D_1,D_2 をそれぞれ中心 (0,1),(0,−1)(0,1),(0,-1),半径 22 の円板とすると,領域 SS は円板 D1D_1 から円板 D2D_2 の内部を除いた部分である(D2D_2 の円周は除かない)。図で C1C_1 は x=±3x=\pm\sqrt3 の先まで続き,左右端は x=±2x=\pm2 となる。

x軸とy軸(原点O)の座標平面(縦横同縮尺)に、青い円弧 C₁:x²+(y−1)²=4(上側の大弧、最高点(0,3))と赤い円弧 C₂:x²+(y+1)²=4(上側の小弧、最高点(0,1))に挟まれた領域Sを薄紫で塗った図。両円弧はx軸上の黒点A(−√3,0)、B(√3,0)で交わり、Aの左上に「A」、真下に「−√3」、Bの右上に「B」、真下に「√3」と記す。C₁は黒点(−2,1)、(2,1)を通り、「C₁」は弧の外側右上、「C₂」は弧の下にある。

図は C1C_1 の左右の枝が A,BA,B より外へ伸びて x=±2x=\pm2 に達することも示す。

(ii) 0≦y≦10\le y\le1 では回転断面は半径 r1=4−(y−1)2r_1=\sqrt{4-(y-1)^2} と r2=4−(y+1)2r_2=\sqrt{4-(y+1)^2} の円環,1≦y≦31\le y\le3 では半径 r1r_1 の円である。したがって Vy=π∫01(r12−r22) dy+π∫13r12 dy=π∫014y dy+π∫13(4−(y−1)2) dy=22π3.\displaystyle V_y=\pi\int_0^1(r_1^2-r_2^2)\,dy+\pi\int_1^3r_1^2\,dy =\pi\int_0^1 4y\,dy+\pi\int_1^3\bigl(4-(y-1)^2\bigr)\,dy =\boxed{\frac{22\pi}{3}}.

(iii) s=4−x2s=\sqrt{4-x^2} とおく。∣x∣≦2|x|\le2 における縦断面の上端は 1+s1+s,下端は ∣1−s∣|1-s| である(∣x∣≦3|x|\le\sqrt3 では C2C_2,3<∣x∣≦2\sqrt3<|x|\le2 では C1C_1 の下側の枝)。よって Vx=π∫−22((1+s)2−(1−s)2) dx=4π∫−224−x2 dx=4π⋅2π=8π2.\displaystyle V_x=\pi\int_{-2}^2\bigl((1+s)^2-(1-s)^2\bigr)\,dx =4\pi\int_{-2}^2\sqrt{4-x^2}\,dx =4\pi\cdot2\pi=\boxed{8\pi^2}.

この問題で使う考え方

  • 円周角と弦・半径
  • 円の弧の判別
  • 回転断面の円環積分

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