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秋田大学/2007年度

秋田大学 2007年 数学 第2問解答・解説

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1問題

秋田大学2007年度第2問

連立不等式

{2log⁡2x−log⁡2y≦0∣x−2∣+y−4≦0\left\{ \begin{array}{l} 2 \log_ {2} x - \log_ {2} y \leq 0 \\ | x - 2 | + y - 4 \leq 0 \end{array} \right.

の表す領域を D とする。

(i) 領域 D を xy 平面上に図示せよ。

(ii) 点 P(x, y) がこの領域 D 内を動くとき, −12x+y\displaystyle -\frac{1}{2}x + y の最小値および x2+y2−yx^{2} + y^{2} - y の最大値を求め, それらを与える点 P の座標をそれぞれ求めよ。

(iii) 領域 D 内の点 P(x, y) が, さらに方程式 2x+y−4=02x + y - 4 = 0 を満たしながら動くとき, 4x+2y4^{x} + 2^{y} の最小値, および最小値を与える点 P の座標を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (i)
    D={(x,y)∣0<x≦2, x2≦y≦x+2}D=\{(x,y)\mid 0<x\le2,\space{}x^2\le y\le x+2\}。境界は y=x2y=x^2 と y=x+2y=x+2、交点(2,4)。x=0x=0は含まない。
  • (ii)最小
    min⁡(−x/2+y)=−1/16,(x,y)=(1/4,1/16)\displaystyle \min(-x/2+y)=-1/16,\quad (x,y)=(1/4,1/16)
  • (ii)最大
    max⁡(x2+y2−y)=16,(x,y)=(2,4)\displaystyle \max(x^2+y^2-y)=16,\quad (x,y)=(2,4)
  • (iii)
    min⁡(4x+2y)=8,(x,y)=(1,2)\displaystyle \min(4^x+2^y)=8,\quad (x,y)=(1,2)

3解答

解答を見る途中式つきの解答

対数の定義域から x>0, y>0x>0,\ y>0。第一の不等式は底2の対数の単調性により 2log⁡2x−log⁡2y≦0と同値な条件はx2≦y.2\log_2x-\log_2y\le0\quad\text{と同値な条件は}\quad x^2\le y. 第二は y≦4−∣x−2∣y\le4-|x-2|。0<x≦20<x\le2 では上端が x+2x+2 で、x2≦x+2x^2\le x+2 と同値な条件 (x−2)(x+1)≦0(x-2)(x+1)\le0 は満たされる。x≧2x\ge2 では上端が 6−x6-x となり、x2≦6−xx^2\le6-x と同値な条件 (x−2)(x+3)≦0(x-2)(x+3)\le0 より x=2x=2 のみ可能。したがって D={(x,y):0<x≦2, x2≦y≦x+2}.D=\{(x,y):0<x\le2,\ x^2\le y\le x+2\}. 図示すると、0<x≦20<x\le2 の範囲で放物線 y=x2y=x^2 と直線 y=x+2y=x+2 に挟まれる部分である。x=0x=0 の辺は定義域外なので含めず、両曲線の交点 (2,4)(2,4) は含む。

(ii) y≧x2y\ge x^2 から −x2+y≧x2−x2=(x−14)2−116≧−116.\displaystyle -\frac{x}{2}+y\ge x^2-\frac{x}{2} =(x-\tfrac14)^2-\frac1{16}\ge-\frac1{16}. 点 (1/4,1/16)(1/4,1/16) はDに属するので最小値は −1/16-1/16。

最大化する式は x2+y2−yx^2+y^2-y。固定したxについて y2−yy^2-y は下に凸だから、区間 x2≦y≦x+2x^2\le y\le x+2 での最大は端点で起こる。両端の値は y=x2: x4,y=x+2: 2x2+3x+2.y=x^2:\ x^4,\qquad y=x+2:\ 2x^2+3x+2. 差は (2−x)(x+1)(x2+x+1)≧0(2-x)(x+1)(x^2+x+1)\ge0 なので後者が大きい。2x2+3x+22x^2+3x+2 は 0<x≦20<x\le2 で増加し、最大は x=2,y=4x=2,y=4、値16。

(iii) 直線上 y=4−2xy=4-2x。Dの条件は x2≦4−2xx^2\le4-2x および 4−2x≦x+24-2x\le x+2 だから 2/3≦x≦5−12/3\le x\le\sqrt5-1。直線上で 2x+y=42x+y=4 より 4x2y=22x+y=164^x2^y=2^{2x+y}=16。従って 4x+2y≧24x2y=8.4^x+2^y\ge2\sqrt{4^x2^y}=8. 等号条件 4x=2y4^x=2^y は 2x=y2x=y と同値である。この条件と 2x+y=42x+y=4 から (x,y)=(1,2)(x,y)=(1,2)。この点はDに属するため最小値8。

この問題で使う考え方

  • 対数の定義域と単調性
  • 領域の境界比較
  • 平方完成
  • 凸二次関数の端点最大
  • 相加相乗平均

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