本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

鳥取大学/2007年度/前期

鳥取大学 2007年 数学 第I問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

鳥取大学2007年度第I問

三角形 ABCABC の3辺の長さを BC=a, CA=b, AB=cBC=a,\ CA=b,\ AB=c とする。辺 BCBC を m:nm:n に内分する点を XX とし、線分 AXAX の長さを pp とする。このとき、次の問いに答えよ。

(1) 線分 BXBX および CXCX の長さを a,m,na,m,n を用いて表せ。

(2) ∠AXC=θ\angle AXC=\theta とおくとき、cos⁡θ\cos\theta を p,a,b,m,np,a,b,m,n を用いて表せ。

(3) 等式 p2+mn(m+n)2a2=mm+nb2+nm+nc2\displaystyle p^2+\frac{mn}{(m+n)^2}a^2=\frac{m}{m+n}b^2+\frac{n}{m+n}c^2 が成り立つことを示せ。

(4) a=7, b=6, c=5a=7,\ b=6,\ c=5 とし、辺 BCBC を 1:21:2 に内分する点を PP、辺 ACAC を 1:21:2 に内分する点を QQ とする。線分 APAP と線分 BQBQ の交点を RR とするとき、線分 BRBR の長さを求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) BX=am/(m+n)\quad BX=am/(m+n)\quad 、CX=an/(m+n)\quad CX=an/(m+n)\quad 。(2) cos⁡θ=[p2+(an/(m+n))2−b2]/[2pan/(m+n)]\quad \cos\theta=[p^2+(an/(m+n))^2-b^2]/[2pan/(m+n)]\quad 。(3) 余弦定理と重み付き和で示す。(4) BQ=5\quad BQ=5\quad 、BR=3\quad BR=3\quad 。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

三角形 ABCABC で BC=aBC=a、CA=bCA=b、AB=cAB=c とし、XX は BCBC を m:nm:n に内分する点、AX=pAX=p とする。

(1) BX:XC=m:nBX:XC=m:n かつ BX+XC=aBX+XC=a だから BX=amm+n,CX=anm+n.\displaystyle \boxed{BX=\frac{am}{m+n}},\qquad \boxed{CX=\frac{an}{m+n}}.

(2) 三角形 AXCAXC に余弦定理を用いると b2=p2+(anm+n)2−2panm+ncos⁡θ.\displaystyle b^2=p^2+\left(\frac{an}{m+n}\right)^2 -2p\frac{an}{m+n}\cos\theta. これを cos⁡θ\cos\theta について解いて cos⁡θ=p2+(anm+n)2−b22panm+n.\displaystyle \boxed{\cos\theta= \frac{p^2+\left(\frac{an}{m+n}\right)^2-b^2} {2p\frac{an}{m+n}}}.

(3) s=m+ns=m+n とおく。三角形 AXCAXC に余弦定理を用いると b2=p2+n2a2s2−2pnascos⁡θ.\displaystyle b^2=p^2+\frac{n^2a^2}{s^2}-2p\frac{na}{s}\cos\theta. 一方、∠AXB=π−θ\angle AXB=\pi-\theta なので三角形 ABXABX では c2=p2+m2a2s2−2pmascos⁡(π−θ)=p2+m2a2s2+2pmascos⁡θ.\displaystyle \begin{aligned} c^2 &=p^2+\frac{m^2a^2}{s^2}-2p\frac{ma}{s}\cos(\pi-\theta)\\ &=p^2+\frac{m^2a^2}{s^2}+2p\frac{ma}{s}\cos\theta. \end{aligned} 第1式を ms\displaystyle \frac{m}{s} 倍、第2式を ns\displaystyle \frac{n}{s} 倍して加えると、余弦を含む項が相殺される。したがって msb2+nsc2=p2+mn2+nm2s3a2=p2+mns2a2,\displaystyle \begin{aligned} \frac{m}{s}b^2+\frac{n}{s}c^2 &=p^2+\frac{mn^2+nm^2}{s^3}a^2\\ &=p^2+\frac{mn}{s^2}a^2, \end{aligned} よって求める等式が成り立つ。

(4) まず PP、QQ の内分比から BP→=13BC→,BQ→=BA→+13AC→=23BA→+13BC→.\displaystyle \overrightarrow{BP}=\frac13\overrightarrow{BC},\qquad \overrightarrow{BQ} =\overrightarrow{BA}+\frac13\overrightarrow{AC} =\frac23\overrightarrow{BA}+\frac13\overrightarrow{BC}. u=BA→\boldsymbol u=\overrightarrow{BA}、v=BC→\boldsymbol v=\overrightarrow{BC} とおき、RR が BQBQ 上にあることから BR→=tBQ→\overrightarrow{BR}=t\overrightarrow{BQ} とする。また RR が APAP 上にもあるので、ある ww に対し BR→=BA→+wAP→=(1−w)u+w3v.\displaystyle \overrightarrow{BR} =\overrightarrow{BA}+w\overrightarrow{AP} =(1-w)\boldsymbol u+\frac{w}{3}\boldsymbol v. 他方 BR→=2t3u+t3v.\displaystyle \overrightarrow{BR}=\frac{2t}{3}\boldsymbol u+\frac{t}{3}\boldsymbol v. u,v\boldsymbol u,\boldsymbol v は三角形の二辺のベクトルなので一次独立であり、係数を比べて t=wt=w、2t3=1−w\displaystyle \frac{2t}{3}=1-w を得る。よって t=35\displaystyle t=\frac35、すなわち BR=35BQ\displaystyle BR=\frac35 BQ。

(3)を頂点 BB、底辺 ACAC の三角形に適用する。ここでは底辺長が b=6b=6、他の二辺が a=7a=7、c=5c=5 で、AQ:QC=1:2AQ:QC=1:2 だから BQ2+29b2=13a2+23c2=493+503=33.\displaystyle BQ^2+\frac{2}{9}b^2=\frac13a^2+\frac23c^2 =\frac{49}{3}+\frac{50}{3}=33. したがって BQ2=33−8=25BQ^2=33-8=25、長さより BQ=5BQ=5。結局 BR=35⋅5=3.\displaystyle \boxed{BR=\frac35\cdot5=3}.

内分比で各辺を表し、余弦定理を重み付きで加えて一般式を示す。交点の内分比は二つの辺ベクトルの係数比較で求め、一般式から BQBQ を計算する。

この問題で使う考え方

  • 内分比
  • 余弦定理
  • 余弦定理の重み付き加算
  • ベクトルの係数比較

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。