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鳥取大学/2007年度/前期

鳥取大学 2007年 数学 第IV問解答・解説

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1問題

鳥取大学2007年度第IV問

問題IVについては、工学部および農学部出願者はIV(A)\mathrm{IV(A)}を解答し、医学部医学科出願者はIV(B)\mathrm{IV(B)}を解答する。 IV(A)\mathrm{IV(A)} 実数を係数とする2次方程式 x2−2ax+a+6=0x^2-2ax+a+6=0 が、次の各条件を満たすとき、定数 aa の値の範囲をそれぞれ求めよ。

(1) 正の解と負の解をもつ。

(2) 異なる2つの負の解をもつ。

(3) すべての解が1より大きい。 この問題は工学部および農学部出願者のためのものである。医学部医学科出願者は、この問題に答える必要はない。 IV(B)\mathrm{IV(B)} 1から nn までの数が1つずつ書かれた nn 枚のカードを、下図のように円周上に時計まわりに並べる。

円周上に黒点が並び、上端を1として時計まわりに右上が2、右端が3、右下が4と記されている。下側は「…」で省略され、左端がn−1、左上がnと記されている。

2が書かれたカードから始めて、時計まわりに1枚おきにカードを取り除く操作を続けていき、カードが最後の1枚になるまで円周上を何回でもまわる。そして残った1枚のカードに書かれた数を f(n)f(n) とする。ただし、1枚おきに取り除く操作は、まだ円周上に残っているカードに対して行う。たとえば、n=9n=9 のときには、2,4,6,8,1,5,9,72,4,6,8,1,5,9,7 の数が書かれたカードが順に取り除かれるので f(9)=3f(9)=3 である。また、n=10n=10 のときには、2,4,6,8,10,3,7,1,92,4,6,8,10,3,7,1,9 の数が書かれたカードが順に取り除かれるので f(10)=5f(10)=5 である。このとき、次の問いに答えよ。ただし、f(1)=1f(1)=1 とする。

(1) 2から8までの nn に対して f(n)f(n) の値を求めよ。

(2) 自然数 nn に対して f(2n)=2f(n)−1,f(2n+1)=2f(n)+1f(2n)=2f(n)-1,\qquad f(2n+1)=2f(n)+1 が成り立つことを示せ。

(3) 自然数 nn に対して f(2n)=1f(2^n)=1 が成り立つことを示せ。

(4) f(210+29+⋯+2+1)f(2^{10}+2^9+\cdots+2+1) の値を求めよ。 この問題は医学部医学科出願者のためのものである。工学部および農学部出願者は、この問題に答える必要はない。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

医学部医学科用 IV(B)

(1) 操作を順に行うと、次の表となる。 n2345678f(n)1313571\begin{array}{c|rrrrrrr} n&2&3&4&5&6&7&8\\\hline f(n)&1&3&1&3&5&7&1 \end{array} 例えば n=5n=5 では 2,4,1,52,4,1,5 の順に取り除かれ3が残り、n=6n=6 では 2,4,6,3,12,4,6,3,1 の順に取り除かれ5が残る。

(2) まず 2n2n 枚の場合、一周目で 2,4,…,2n2,4,\ldots,2n が取り除かれ、1,3,…,2n−11,3,\ldots,2n-1 が残る。これらを順に 1,2,…,n1,2,\ldots,n と読み替えると、次に取り除かれる3は新しい番号2であり、以後の操作は nn 枚の場合と同じである。新しい番号 jj は元の番号 2j−12j-1 に対応するので f(2n)=2f(n)−1.\boxed{f(2n)=2f(n)-1}. 次に 2n+12n+1 枚の場合、一周目で 2,4,…,2n2,4,\ldots,2n を取り除いたあと、次に1が取り除かれる。残りは 3,5,…,2n+13,5,\ldots,2n+1 の nn 枚である。これらを順に 1,2,…,n1,2,\ldots,n と読み替えると、次に取り除かれる5は新しい番号2に当たる。したがって新しい番号 jj と元の番号 2j+12j+1 の対応から f(2n+1)=2f(n)+1.\boxed{f(2n+1)=2f(n)+1}. n=1n=1 では、それぞれ1枚だけ残る時点で操作が終わり、f(2)=1,f(3)=3f(2)=1, f(3)=3 であるから両式はやはり成立する。

(3) f(1)=1f(1)=1 と(2)の偶数の場合の式を用いて数学的帰納法で示す。n=1n=1 では f(2)=1f(2)=1。f(2n)=1f(2^n)=1 と仮定すれば f(2n+1)=2f(2n)−1=1.f(2^{n+1})=2f(2^n)-1=1. よって、すべての自然数 nn に対して f(2n)=1\boxed{f(2^n)=1}。

(4) Nk=2k−1N_k=2^k-1 とおくと N1=1N_1=1、Nk+1=2Nk+1N_{k+1}=2N_k+1 である。(2)より f(Nk+1)=2f(Nk)+1.f(N_{k+1})=2f(N_k)+1. f(N1)=1f(N_1)=1 なので、帰納的に f(Nk)=2k−1f(N_k)=2^k-1 となる。求める数は 210+29+⋯+2+1=211−1=N112^{10}+2^9+\cdots+2+1=2^{11}-1=N_{11} だから f(210+29+⋯+2+1)=211−1=2047.\boxed{f(2^{10}+2^9+\cdots+2+1)=2^{11}-1=2047}.

この問題で使う考え方

  • 操作の追跡
  • 番号の付け替え
  • 漸化式
  • 数学的帰納法
  • 等比数列の和

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