(1) 1回目に表が出れば石はBへ、裏が出ればAにとどまる。したがって a1=21,b1=21,c1=0. (2) n+1回目の後にAにあるのは、n回目の後にAにあって裏が出る場合、またはCにあって表が出る場合である。同様にB、Cについても最後の1回の結果で場合分けすると an+1=2an+cn,bn+1=2an+bn,cn+1=2bn+cn. これに(1)を代入して (a2,b2,c2)=(41,21,41). さらにこの値を漸化式に代入して (a3,b3,c3)=(41,83,83). (3) 位置はA,B,Cのいずれかなので、すべてのn≧1について an+bn+cn=1. 差を xn=an−bn, yn=bn−cn, zn=cn−an とおく。(2)の漸化式から xn+1=−2yn,yn+1=−2zn,zn+1=−2xn. また、(1)より x1=0 である。よってこの差の関係を順に用いると z2=0,y3=0,x4=0,z5=0,y6=0,x7=0, … となる。実際、x1+3k=0 ならば z2+3k=0, y3+3k=0, x4+3k=0 であるから、数学的帰納法によりx1+3k=0,z2+3k=0,y3+3k=0(k=0,1,2,…).したがって an=bn (n≡1(mod3)),cn=an (n≡2(mod3)),bn=cn (n≡0(mod3)), ゆえにどのn≧1でも an,bn,cn のうち二つが一致する。 (4) (3)で一致する二つの値を pn とする。各nで an+bn+cn=1 であり、等しい二つ以外の値は 1−2pn である。(3)の一致する組はnを1増やすごとに an=bn ⟶ an+1=cn+1,cn=an ⟶ bn+1=cn+1,bn=cn ⟶ an+1=bn+1. 各場合で、次の時点に一致する値は等しい値pnと残る値1−2pnの平均だから pn+1=2pn+(1−2pn)=21−pn. また p1=21 である。したがって pn+1−31=−21(pn−31),pn−31=(−21)n−1(21−31)=3⋅2n(−1)n−1. ゆえに pn=31+3⋅2n(−1)n−1(n≧1).