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東海大学/2008年度/A2/6

東海大学 2008年 数学 第1問解答・解説

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1問題

東海大学2008年度第1問

次の空欄を埋めなさい。解答は,分数の場合には既約分数の形で書きなさい。

(1) f(x)=3x+42x−1\displaystyle f(x)=\frac{3x+4}{2x-1} の逆関数は,f−1(x)=アイ\displaystyle f^{-1}(x)=\frac{\boxed{\text{ア}}}{\boxed{\text{イ}}} である。

(2) 方程式 log⁡2x3−log⁡44x3+8=0\log_2\sqrt[3]{x}-\log_4 4x^3+8=0の解は,x=ウx=\boxed{\text{ウ}} である。

(3) ∣a⃗∣=3,∣b⃗∣=2,∣a⃗−2b⃗∣=3|\vec{a}|=3,\quad |\vec{b}|=2,\quad |\vec{a}-2\vec{b}|=3 のとき,∣2a⃗+b⃗∣=エ|2\vec{a}+\vec{b}|=\boxed{\text{エ}} である。

(4) f(x)=sin⁡2xsin⁡2x\displaystyle f(x)=\frac{\sin 2x}{\sin^2 x} とする。t=sin⁡xt=\sin x とおくと,f′(x)f'(x) は tt の式として表され,オ\boxed{\text{オ}} となる。

1を中央に置いた7行7列の数の配置図で、上から各行は「37,36,35,34,33,32,31」「38,17,16,15,14,13,30」「39,18,5,4,3,12,29」「40,19,6,1,2,11,28」「41,20,7,8,9,10,27」「42,21,22,23,24,25,26」「43,44,45,46,47,48,49」と並ぶ。外周には上辺を左向き、左辺を下向き、下辺を右向き、右辺を上向きに進み、角で曲がる矢印が描かれている。中央行の2,11,28の下には、右側へ延びる横線がある。

(5) 右図のように自然数を配置したとき,1の右に並んでいる数の列を {an}\{a_n\} とする。たとえば,初めの3項は a1=2, a2=11, a3=28a_1=2,\ a_2=11,\ a_3=28 である。  (i) an=カa_n=\boxed{\text{カ}} である。  (ii) ∑k=1nak=キ\displaystyle \sum\limits _{k=1}^{n}a_k=\boxed{\text{キ}} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1): f−1(x)=x+42x−3,(2): x=64,(3): 214,(4): −2t2,(5)(i): an=4n2−3n+1,(5)(ii): ∑k=1nak=n(8n2+3n+1)6.\displaystyle \begin{aligned} (1)&:\space{}f^{-1}(x)=\frac{x+4}{2x-3},& (2)&:\space{}x=64,\\ (3)&:\space{}2\sqrt{14},& (4)&:\space{}-\frac2{t^2},\\ (5)(i)&:\space{}a_n=4n^2-3n+1,& (5)(ii)&:\space{}\sum\limits _{k=1}^n a_k=\frac{n(8n^2+3n+1)}6. \end{aligned}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 逆関数

y=(3x+4)/(2x−1)y=(3x+4)/(2x-1) とおいて xx について解くと、 y(2x−1)=3x+4,x(2y−3)=y+4,x=y+42y−3.\displaystyle y(2x-1)=3x+4,\qquad x(2y-3)=y+4,\qquad x=\frac{y+4}{2y-3}. 従って f−1(x)=x+42x−3(x≠3/2).\displaystyle \boxed{f^{-1}(x)=\frac{x+4}{2x-3}}\qquad (x\ne 3/2).

(2) 対数方程式

定義域は x>0x>0 である。u=log⁡2xu=\log_2x とおくと、 log⁡2x3=u3,log⁡4(4x3)=1+3log⁡4x=1+3u2.\displaystyle \log_2\sqrt[3]{x}=\frac{u}{3},\qquad \log_4(4x^3)=1+3\log_4x=1+\frac{3u}{2}. したがって方程式は u3−(1+3u2)+8=0すなわち−76u+7=0,\displaystyle \frac{u}{3}-\left(1+\frac{3u}{2}\right)+8=0 \quad\text{すなわち}\quad -\frac76u+7=0, より u=6u=6。従って x=26=64.\boxed{x=2^6=64}.

(3) ベクトルの大きさ

内積を a⃗⋅b⃗\vec a\cdot\vec b と書くと、 ∣a⃗−2b⃗∣2=∣a⃗∣2−4a⃗⋅b⃗+4∣b⃗∣2.|\vec a-2\vec b|^2 =|\vec a|^2-4\vec a\cdot\vec b+4|\vec b|^2. 与えられた長さを代入して 9=9−4a⃗⋅b⃗+16,a⃗⋅b⃗=4.9=9-4\vec a\cdot\vec b+16, \qquad \vec a\cdot\vec b=4. よって ∣2a⃗+b⃗∣2=4∣a⃗∣2+4a⃗⋅b⃗+∣b⃗∣2=4⋅9+4⋅4+4=56.\begin{aligned} |2\vec a+\vec b|^2 &=4|\vec a|^2+4\vec a\cdot\vec b+|\vec b|^2\\ &=4\cdot9+4\cdot4+4=56. \end{aligned} 長さは正なので ∣2a⃗+b⃗∣=214.\boxed{|2\vec a+\vec b|=2\sqrt{14}}.

(4) 導関数

定義域は sin⁡x≠0\sin x\ne0 である。この範囲で f(x)=2sin⁡xcos⁡xsin⁡2x=2cot⁡x.\displaystyle f(x)=\frac{2\sin x\cos x}{\sin^2x}=2\cot x. 従って f′(x)=−21sin⁡2x.\displaystyle f'(x)=-2\frac{1}{\sin^2x}. t=sin⁡xt=\sin x を代入すると f′(x)=−2t2.\displaystyle \boxed{f'(x)=-\frac{2}{t^2}}.

(5) 数列と部分和

図の数の配置は、中心の 11 を囲む正方形の層を外側へ一周ずつ広げる形である。第 nn 層の直前までに (2n−1)2(2n-1)^2 個の数が配置されているので、第 nn 層は (2n−1)2+1(2n-1)^2+1 から始まる。右端の列のうち中心と同じ高さの位置は、第 nn 層の始点から上へ n−1n-1 個進んだ場所にある。よって an=(2n−1)2+1+(n−1)=4n2−3n+1.a_n=(2n-1)^2+1+(n-1)=\boxed{4n^2-3n+1}. これを nn 項まで足すと ∑k=1nak=4∑k=1nk2−3∑k=1nk+n=4n(n+1)(2n+1)6−3n(n+1)2+n=n(8n2+3n+1)6.\displaystyle \begin{aligned} \sum\limits _{k=1}^n a_k &=4\sum\limits _{k=1}^n k^2-3\sum\limits _{k=1}^n k+n\\ &=4\frac{n(n+1)(2n+1)}6 -\frac{3n(n+1)}2+n\\ &=\boxed{\frac{n(8n^2+3n+1)}6}. \end{aligned}

最終答案

(1): f−1(x)=x+42x−3,(2): x=64,(3): 214,(4): −2t2,(5)(i): an=4n2−3n+1,(5)(ii): ∑k=1nak=n(8n2+3n+1)6.\displaystyle \begin{aligned} (1)&:\ f^{-1}(x)=\frac{x+4}{2x-3},& (2)&:\ x=64,\\ (3)&:\ 2\sqrt{14},& (4)&:\ -\frac2{t^2},\\ (5)(i)&:\ a_n=4n^2-3n+1,& (5)(ii)&:\ \sum\limits _{k=1}^n a_k=\frac{n(8n^2+3n+1)}6. \end{aligned}

使用した解法

分数関数の逆関数、対数の定義と底の変換、ベクトルの内積、三角関数の微分、平方層ごとの数え上げと和の公式を用いた。

この問題で使う考え方

  • 合成関数と逆関数
  • 対数とその性質
  • ベクトルの内積
  • ベクトルの和・差・実数倍
  • 三角関数の微分
  • 総和記号と数列の和
  • 等差数列の一般項と和

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