東海大学/2019年度/1日目
東海大学 2019年 1日目 数学 第1問解答・解説
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1問題
次の空欄を埋めなさい。解答は、分数の場合には既約分数の形で書きなさい。 1 (1) の値は [ア] である。 (2) 複素数 が を満たすとき, の値は [イ] である。 (3) 三角形 において,各辺の長さを とする。 から直線 に下ろした垂線と直線 の交点を とする。このとき, の長さは [ウ] である。 (4) に対して, の値は [エ] である。 (5) 図1は平成27年と平成29年の47都道府県ごとの人口10万人あたりの交通事故死者数の散布図である。また図2の5つの箱ひげ図には,平成27年および平成29年の47都道府県ごとの人口10万人あたりの交通事故死者数に対する箱ひげ図が含まれている。図1および図2を参照。


図1と図2から読み取れる,都道府県ごとの1年間の人口10万人あたりの交通事故死者数についての記述について,正しいものは [オ],[カ],[キ] である。 a. 人口10万人あたりの交通事故死者数の最大値は,平成27年の方が平成29年より大きい。 b. 散布図の点Yの平成27年の値は,その年の人口10万人あたりの交通事故死者数の中央値である。 c. 平成27年の箱ひげ図はAである。 d. 平成29年の箱ひげ図はEである。 e. 図1の点Xがある場合とない場合では,ない場合の方が相関係数の値が大きくなる。 f. 平成27年と平成29年の人口10万人あたりの交通事故死者数には負の相関がある。 図1の出典表示:「道路の交通に関する統計」(交通局交通企画課)を加工して作成。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
- ア イ ウ エ 正しい記述
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
3解答
解答を見る途中式つきの解答
第1問 空欄の答えは順に である。
(1) 三角関数の基本極限を用いると
(2) 条件を二次方程式に直すと したがって である。よって ここでは は元の条件式から必要である。
(3) は の 方向への射影だから、余弦定理(または内積)より 直角三角形 で
(4) 積分区間の上端・下端をそれぞれ微分する。 ( を用いた)。したがって
(5) 図1の横軸が平成27年、縦軸が平成29年である。平成27年の最大値は点 の少し右にある点の約 、平成29年の最大値は約 なので a は正しい。平成27年の分布は、図1の横軸の最小値・最大値と中央値・四分位数が箱ひげ図 A に対応するので c は正しい。一方、平成29年は中央値約 、範囲約 から の箱ひげ図 C に対応し、Eではないから d は誤りである。点 の横座標は約 であり、平成27年の中央値(箱ひげ図Aの中央値、約 )ではないから b は誤りである。図1は右上がりの傾向を示し、右端付近でその傾向より低い点 が正の相関を弱めているため、Xを除くと相関係数は大きくなる。よって e は正しく、負の相関という f は誤りである。以上より正しい記述は である。
検算 (3) はヘロンの公式でも確かめられる。半周長は 、面積は なので、高さは と一致する。(4) の微分式は原始関数を用いて上下端の寄与を別々に微分した式と一致する。(5) は箱ひげ図Aの中央値と点Yの横座標を比べても b が誤りと確認できる。
この問題で使う考え方
- 関数の極限
- ド・モアブルの定理
- 余弦定理
- 合成関数の微分
- 不定積分・定積分の性質
- 四分位数と箱ひげ図
- 散布図
- 相関係数
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