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東海大学/2019年度/1日目

東海大学 2019年 1日目 数学 第2問解答・解説

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1問題

東海大学2019年度第2問

xyxy 平面において,点 (0,13)\displaystyle \left(0,\frac{1}{3}\right) を中心とし,xx 軸に接する円を C0C_{0} とする。

(1) 円 C0C_{0} と x>0x>0 の範囲で外接し,かつ xx 軸にも接する円の中心の座標を (p,q)(p,q) とする。qq を pp で表すと q=[ア]q=\text{[ア]} である。

(2) 円 C1C_{1} は中心の xx 座標が a1=1a_{1}=1 であり,x>0x>0 の範囲で C0C_{0} に外接し,かつ xx 軸に接する。また円 C2C_{2} は中心の xx 座標が a2a_{2} であり,C0,C1C_{0},C_{1} の両方に外接し,かつ x>0x>0 の範囲で xx 軸に接する。以下,n=3,4,…n=3,4,\ldots に対して,中心の xx 座標が ana_{n} であり,C0C_{0} と Cn−1C_{n-1} の両方に外接し,かつ xx 軸に接する円を CnC_{n} とする。ただし,CnC_{n} と Cn−2C_{n-2} は異なる。このとき,CnC_{n} の半径を ana_{n} を用いて表すと [イ] であり,ana_{n} と an+1a_{n+1} との間には (an−an+1)2=[ウ]an+12an2(n=1,2,…)(a_{n}-a_{n+1})^{2}=\text{[ウ]}a_{n+1}^{2}a_{n}^{2}\quad(n=1,2,\ldots) が成立する。したがって,an+1a_{n+1} を ana_{n} を用いて表すと,an+1=[エ]a_{n+1}=\text{[エ]} である。このようにして定まる数列 {an}\{a_{n}\} において bn=1an\displaystyle b_{n}=\frac{1}{a_{n}} とおく。このとき bn+1b_{n+1} を bnb_{n} を用いて表すと bn+1=[オ]b_{n+1}=\text{[オ]} である。したがって数列 {an}\{a_{n}\} の一般項は an=[カ]a_{n}=\text{[カ]} である。

(3) CnC_{n} の面積を SnS_{n} とするとき,Sn=[キ]S_{n}=\text{[キ]} であるから,lim⁡n→∞n4Sn\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}n^{4}S_{n} の値は [ク] である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • ア=3p24, \displaystyle =\frac{3p^2}{4},\space{} イ=3an24, \displaystyle =\frac{3a_n^2}{4},\space{} ウ=94, \displaystyle =\frac94,\space{} エ=2an2+3an, \displaystyle =\frac{2a_n}{2+3a_n},\space{} オ=bn+32, \displaystyle =b_n+\frac32,\space{} カ=23n−1, \displaystyle =\frac2{3n-1},\space{} キ=9πan416, \displaystyle =\frac{9\pi a_n^4}{16},\space{} ク=π9\displaystyle =\frac\pi9

3解答

解答を見る途中式つきの解答

第2問

空欄の答えは ア=3p24,イ=3an24,ウ=94,エ=2an2+3an,オ=bn+32,カ=23n−1,\displaystyle \boxed{\text{ア}=\frac{3p^2}{4}},\quad \boxed{\text{イ}=\frac{3a_n^2}{4}},\quad \boxed{\text{ウ}=\frac94},\quad \boxed{\text{エ}=\frac{2a_n}{2+3a_n}},\quad \boxed{\text{オ}=b_n+\frac32},\quad \boxed{\text{カ}=\frac{2}{3n-1}}, キ=9πan416,ク=π9\displaystyle \boxed{\text{キ}=\frac{9\pi a_n^4}{16}},\qquad \boxed{\text{ク}=\frac\pi9} である。

agraph{(1)} 円 C0C_0 の半径は 1/31/3。中心 (p,q)(p,q) の円は xx 軸の上側にあり半径は qq である(下側なら中心間距離と半径の和の等式から p=0p=0 となり、正の範囲で外接する条件に反する)。外接条件を距離の二乗で書くと p2+(q−13)2=(q+13)2.\displaystyle p^2+\left(q-\frac13\right)^2=\left(q+\frac13\right)^2. これを整理して p2=43q\displaystyle p^2=\frac43q、ゆえに q=3p24\displaystyle q=\frac{3p^2}{4} を得る。

agraph{(2)} (1)より、中心の xx 座標が ana_n である円の半径は rn=3an24.\displaystyle r_n=\frac{3a_n^2}{4}. 同じく rn+1=3an+12/4r_{n+1}=3a_{n+1}^2/4。2円の中心間距離の二乗と外接条件から (an−an+1)2+(rn−rn+1)2=(rn+rn+1)2,(a_n-a_{n+1})^2+(r_n-r_{n+1})^2=(r_n+r_{n+1})^2, したがって (an−an+1)2=4rnrn+1=94an2an+12.\displaystyle (a_n-a_{n+1})^2=4r_nr_{n+1} =\frac94a_n^2a_{n+1}^2. ここで全ての ana_n は正なので、bn=1/anb_n=1/a_n と置けば ∣bn−bn+1∣=32.\displaystyle |b_n-b_{n+1}|=\frac32. まず a1=1a_1=1、すなわち b1=1b_1=1。正の b2b_2 は b1±3/2b_1\pm3/2 のうち 5/25/2 である。以後、隣り合う bb の差は常に 3/23/2 である。bn+1=bn−1b_{n+1}=b_{n-1} に当たる選択は an+1=an−1a_{n+1}=a_{n-1}、すなわち Cn+1=Cn−1C_{n+1}=C_{n-1} を意味して問題の条件に反する。よって各段階で前と同じ向きに進み、帰納的に bn+1=bn+32,bn=1+32(n−1)=3n−12.\displaystyle b_{n+1}=b_n+\frac32, \qquad b_n=1+\frac32(n-1)=\frac{3n-1}{2}. したがって an+1=1bn+3/2=2an2+3an,an=23n−1.\displaystyle a_{n+1}=\frac1{b_n+3/2}=\frac{2a_n}{2+3a_n}, \qquad a_n=\frac2{3n-1}.

agraph{(3)} 半径の式から Sn=πrn2=9πan416=9π(3n−1)4.\displaystyle S_n=\pi r_n^2=\frac{9\pi a_n^4}{16} =\frac{9\pi}{(3n-1)^4}. ゆえに lim⁡n→∞n4Sn=9πlim⁡n→∞(n3n−1)4=9π34=π9.\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}n^4S_n =9\pi\lim\limits _{n\to\infty}\left(\frac{n}{3n-1}\right)^4 =\frac{9\pi}{3^4}=\frac\pi9.

agraph{検算} a1=1a_1=1、a2=2/5a_2=2/5 となり、(a1−a2)2=9/25=(9/4)a12a22(a_1-a_2)^2=9/25=(9/4)a_1^2a_2^2 と接線条件の式に一致する。また半径は r1=3/4r_1=3/4、r2=3/25r_2=3/25。中心間距離の二乗は (3/5)2+(3/4−3/25)2=(3/5)2+(63/100)2=(87/100)2=(r1+r2)2(3/5)^2+(3/4-3/25)^2=(3/5)^2+(63/100)^2=(87/100)^2=(r_1+r_2)^2 であり、最初の2円が確かに外接する。面積についても Sn=9π/(3n−1)4S_n=9\pi/(3n-1)^4 から同じ極限 π/9\pi/9 が得られる。

この問題で使う考え方

  • 座標による距離
  • 円の性質
  • 漸化式
  • 等差数列の一般項と和
  • 数学的帰納法
  • 数列の極限

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