(1)(i) x≦31 なら x<1 であり、y=(1−x)−1 の導関数は (1−x)−2>0 だから単調増加する。したがって最大値は右端 x=31 でとり、値は 23 である。
(ii) x>31 では x>0 であり x25x−1=5x−1−x−2,(x25x−1)′=x32−5x. 導関数は 31<x<52 で正、x>52 で負だから、最大値は x=52 でとり、その値は 425 である。
(2) 三角形 OPR は面積 21 で平面 y=0 上にあり、Q からこの平面までの距離は 1 である。よって四面体 OPQR の体積は 61 である。
(i) t=31 かつ u≦31 のとき、切り口の頂点は OP, PQ, PR 上にある。切り口を x=31 の平面内で見ると、直交する二辺の長さはそれぞれ 1−u2/3,32 である。よって S=21⋅1−u2/3⋅32=9(1−u)2. これは u≦31 で増加するから、最大は u=31 のときの 31 である。
P 側の立体は頂点 P、底面積 S、高さ 32 の四面体なので V=31⋅S⋅32=92S=81(1−u)4,W=61−V. 3V=2W より 5V=31、すなわち V=151 である。これを代入して 81(1−u)4=151ならばu=277.
(ii) 線分 QR は R+s(Q−R)=(us,s,1−s) と表せる。x=t とおくと s=t/u だから、交点は (t,ut,1−ut) である。
(iii) まず断面積を求める。t=31、u>31 の切り口は OP,OQ,QR,PR 上の4点を頂点とする台形である。平行な辺の長さは 32 と 1−ut、間隔は ut だから S=2ut((1−t)+(1−t/u))=18u25u−1. ここで dudS=18u32−5u は 31<u<52 で正、u>52 で負なので、u>31 における最大は u=52 のときで、S=25/72 である。
次に V=W を求める。まず 31<u<1 とする。切断面を x=s とする。31≦s≦u では4頂点が OP,OQ,QR,PR 上にあり、それらの座標は (s,0,0),(s,s/u,0),(s,s/u,1−s/u),(s,0,1−s) である。この台形の平行な辺は 1−s と 1−us、間隔は us だから面積は S(s)=2us(2−s−us). u≦s≦1 では断面は3頂点 OP,PQ,PR 上の三角形で、PQ 上の点の y 座標は 1−u1−s、PR 上の点の z 座標は 1−s である。したがって面積は S(s)=2(1−u)(1−s)2. よって切片積分により V=∫1/3u2us(2−s−us)ds+∫u12(1−u)(1−s)2ds=61−81u4+162u21. この範囲で V′(u)=81u34u−1>0. V=W は全体積 61 の半分、すなわち V=121 と同値だから 61−81u4+162u21=121すなわち27u2−16u+2=0. 解は (8±10)/27 であり、31<u<1 を満たすのは (8+10)/27 である。
u≧1 では、四面体内の点を頂点 O,P,Q,R の重み λO,λP,λQ,λR≧0、和 1 の重み付き平均で表すと、その x 座標は λP+uλQ である。この対応を座標で書くと、u=1 の四面体から現在の四面体への写像は Tu(x,y,z)=(x+(u−1)y,y,z) である。実際、O,P,R は固定され、Q=(1,1,0) は (u,1,0) に移り、線分上の内分比も保つので四面体全体が対応する。y=y0 の各断面内では、この写像は x 方向への一定量 (u−1)y0 の平行移動であり、断面積を保つ。したがって断面積を y で積分する高校の体積計算により、四面体内のどの部分についても体積を保つ。また四面体内では y≧0 であり、u≧1 なら x+(u−1)y≧x である。よって u=1 の四面体の P 側部分 x≧1/3 の像は、現在の四面体の P 側部分に含まれる。この像の体積は元の部分の体積と等しいので、現在の P 側の体積は u=1 のとき以上となる。u=1 では V=∫1/31s(1−s)ds=10/81>1/12 であり、この範囲に V=W の解はない。