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徳島大学/2002年度/前期

徳島大学 2002年 数学 第2問解答・解説

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1問題

徳島大学2002年度第2問

関数 f(x)=∫0xx1+t2 dt\displaystyle f(x)=\int_0^x\frac{x}{1+t^2}\,dt について,次の問いに答えよ。

(1) 第2次導関数 f′′(x)f\prime\prime(x) を求めよ。

(2) 導関数 f′(x)f\prime(x) において,f′(x)=0f\prime(x)=0 となるのは x=0x=0 だけに限ることを示せ。

(3) 関数 f(x)f(x) の最小値,および最小値を与える xx の値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    f′′(x)=2(1+x2)2\displaystyle f''(x)=\frac{2}{(1+x^2)^2}。
  • (2)
    唯一の解x=0x=0
  • (3)
    最小値0、そのときx=0x=0

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) まず積分を計算すると f(x)=x∫0xdt1+t2=xarctan⁡x.\displaystyle f(x)=x\int_0^x\frac{dt}{1+t^2}=x\arctan x. したがって f′(x)=arctan⁡x+x1+x2,f′′(x)=11+x2+1−x2(1+x2)2=2(1+x2)2.\displaystyle f'(x)=\arctan x+\frac{x}{1+x^2},\qquad f''(x)=\frac1{1+x^2}+\frac{1-x^2}{(1+x^2)^2}=\frac{2}{(1+x^2)^2}.

(2) すべての実数xで f′′(x)>0f''(x)>0 だから、f'はxが大きくなると値も必ず大きくなる。また f′(0)=0f'(0)=0 なので、f'(x)=0となるのはx=0だけである。

(3) f'はxが大きくなると値も必ず大きくなり、0で0となるから、x<0ではf'<0、x>0ではf'>0。ゆえにfはx=0で最小値をとる。f(0)=0f(0)=0 より最小値は0。

被積分変数tについてxは定数なので積分はx arctan xとなる。2階導関数が全域で正であることから1階導関数の単調性と唯一の零点が分かり、増減表で最小値を決める。

この問題で使う考え方

  • 定積分の計算
  • 二階導関数による増減判定
  • 商の微分法

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