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神戸大学/2004年度/前期

神戸大学 2004年 数学 第3問解答・解説

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1問題

神戸大学2004年度第3問

aa を正の定数とする。不等式 ax≧xa^x\geq x が任意の正の実数 xx に対して成り立つような aa の値の範囲を求めよ。(配点30点)

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • a∈[e1/e,∞).a\in[e^{1/e},\infty).

3解答

解答を見る途中式つきの解答

a>0,x>0a>0,\quad x>0 なので、両辺の自然対数をとり、さらに xx で割ると ax≧xすなわちxln⁡a≧ln⁡xすなわちln⁡a≧ln⁡xx.\displaystyle a^x\ge x\quad\text{すなわち}\quad x\ln a\ge\ln x\quad\text{すなわち}\quad \ln a\ge\frac{\ln x}{x}. g(x)=ln⁡xx\displaystyle g(x)=\frac{\ln x}{x} とおくと g′(x)=1−ln⁡xx2.\displaystyle g'(x)=\frac{1-\ln x}{x^2}. x2>0x^2>0 であり、x<ex<e では ln⁡x<1\ln x<1、x>ex>e では ln⁡x>1\ln x>1 だから、gg は 0<x<e0<x<e で増加し、x>ex>e で減少する。従って最大値は g(e)=1e\displaystyle g(e)=\frac1e である。

よって、すべての x>0x>0 について条件が成り立つための必要十分条件は ln⁡a≧1e\displaystyle \ln a\geq\frac1e。これは a≧e1/e\boxed{a\ge e^{1/e}} と同値である。境界 a=e1/ea=e^{1/e} では x=ex=e で等号となる。

この問題で使う考え方

  • 自然対数の性質による同値変形
  • 商の微分法
  • 導関数の符号による最大値判定

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