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神戸大学/2004年度/前期

神戸大学 2004年 数学 第4問解答・解説

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1問題

神戸大学2004年度第4問

tt を正の実数とし,kk を自然数とする。無限等比級数 ∑n=1∞e−kt(n−1)\displaystyle \sum\limits _{n=1}^{\infty}e^{-kt(n-1)} を考える。次の問に答えよ。(配点30点)   (1) 上の無限級数の和を fk(t)f_k(t) とするとき,それを tt と kk を用いて表せ。   (2) x>0x>0 のとき,Fk(x)=∫1xfk(t) dt\displaystyle F_k(x)=\displaystyle\int_1^x f_k(t)\,dt を計算せよ。   (3) x>0x>0 のとき,lim⁡k→∞Fk(x)\displaystyle\lim\limits _{k\to\infty}F_k(x) を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

(1) t>0, k≧1t>0,\ k\geq 1 より 0<e−kt<10<e^{-kt}<1 である。初項 11、公比 e−kte^{-kt} の無限等比級数だから、fk(t)=11−e−kt.\displaystyle f_k(t)=\frac{1}{1-e^{-kt}}.  (2) t>0t>0 では 1−e−kt>01-e^{-kt}>0 である。また、ddt(t+1klog⁡(1−e−kt))=1+e−kt1−e−kt=11−e−kt=fk(t).\displaystyle \frac{d}{dt}\left(t+\frac{1}{k}\log(1-e^{-kt})\right)=1+\frac{e^{-kt}}{1-e^{-kt}}=\frac{1}{1-e^{-kt}}=f_k(t).したがって、Fk(x)=[t+1klog⁡(1−e−kt)]1x=x−1+1klog⁡1−e−kx1−e−k.\displaystyle F_k(x)=\left[t+\frac{1}{k}\log(1-e^{-kt})\right]_1^x=x-1+\frac{1}{k}\log\frac{1-e^{-kx}}{1-e^{-k}}.これは x>0x>0 の全範囲で成り立ち、x<1x<1 では積分の向きもこの式に含まれる。  (3) x>0x>0 を固定すると e−kx→0e^{-kx}\to0、e−k→0e^{-k}\to0 だから、1−e−kx1−e−k⟶1.\displaystyle \frac{1-e^{-kx}}{1-e^{-k}}\longrightarrow1.よって対数項は 1klog⁡1−e−kx1−e−k→0\displaystyle \frac{1}{k}\log\frac{1-e^{-kx}}{1-e^{-k}}\to0 となり、lim⁡k→∞Fk(x)=x−1.\displaystyle \lim\limits _{k\to\infty}F_k(x)=x-1.

この問題で使う考え方

  • 指数関数のグラフ・増減
  • 対数とその性質
  • 無限等比級数
  • 数列の極限
  • 指数・対数関数の微分
  • 三角・指数・対数関数等の積分

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