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徳島大学/2013年度/前期

徳島大学 2013年 数学 第4問解答・解説

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1問題

徳島大学2013年度第4問

f(x)=e−xf(x)=e^{-x} とする。実数 tt に対し,原点を OO とする座標平面上の点 A(t,f(t))A(t,f(t)),点 B(t−log⁡2,f(t−log⁡2))B(t-\log 2,f(t-\log 2)) を考える。

(1) t≧0t\geq0 のとき,三角形 OABOAB の面積 SS の最大値を求めよ。

(2) kk を自然数とし,t=klog⁡2t=k\log 2 であるときの三角形 OABOAB の面積を SkS_k とする。自然数 nn に対して, ∑k=1nSk\displaystyle \sum\limits _{k=1}^{n} S_k を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

原点と2点の座標による三角形の面積を指数関数で整理し、微分による増減判定と有限和の変形で各設問を解いた。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)1e(t=1−log⁡2),\displaystyle (1)\quad \frac{1}{e}\quad (t=1-\log 2),
    (2)(log⁡2)(32−n+32n+1).\displaystyle (2)\quad (\log 2)\left(\frac{3}{2}-\frac{n+3}{2^{n+1}}\right).

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) a=log⁡2a=\log 2 とおくと、ea=2e^a=2 であるから A=(t,e−t),B=(t−a,2e−t).A=(t,e^{-t}),\qquad B=(t-a,2e^{-t}). 座標による三角形の面積公式より、t≧0t\geq 0 では t+a>0t+a>0 なので S=12∣t⋅2e−t−(t−a)e−t∣=12e−t(t+a).\displaystyle S=\frac12\left|t\cdot 2e^{-t}-(t-a)e^{-t}\right|=\frac12e^{-t}(t+a). 0<a<10<a<1 である(e>2e>2 より)。したがって S′=12e−t(1−t−a)\displaystyle S'=\frac12e^{-t}(1-t-a) の符号は、0≦t<1−a0\leq t<1-a で正、t=1−at=1-a で0、t>1−at>1-a で負となる。よって最大値は t=1−at=1-a のときであり、 S=12e−(1−a)=12⋅eae=1e.\displaystyle S=\frac12e^{-(1-a)}=\frac12\cdot\frac{e^a}{e}=\frac1e.

(2) t=kat=ka とすると、e−ka=2−ke^{-ka}=2^{-k}、e−(k−1)a=2−(k−1)e^{-(k-1)a}=2^{-(k-1)} だから Sk=12(ka 2−(k−1)−(k−1)a 2−k)=a(k+1)2k+1.\displaystyle S_k=\frac12\left(ka\,2^{-(k-1)}-(k-1)a\,2^{-k}\right)=\frac{a(k+1)}{2^{k+1}}. m=n+1m=n+1、Tm=∑j=1mj2j\displaystyle T_m=\displaystyle\sum\limits _{j=1}^{m}\frac{j}{2^j} とおくと、添字をずらして 12Tm=∑j=2m+1j−12j\displaystyle \frac12T_m=\sum\limits _{j=2}^{m+1}\frac{j-1}{2^j} である。したがって Tm−12Tm=12+∑j=2m12j−m2m+1=1−12m−m2m+1,\displaystyle T_m-\frac12T_m=\frac12+\sum\limits _{j=2}^{m}\frac1{2^j}-\frac{m}{2^{m+1}}=1-\frac1{2^m}-\frac{m}{2^{m+1}}, ゆえに Tm=2−m+22m\displaystyle T_m=2-\frac{m+2}{2^m}。よって ∑k=1nSk=a∑j=2n+1j2j=a(Tn+1−12)=(log⁡2)(32−n+32n+1).\displaystyle \sum\limits _{k=1}^{n}S_k=a\sum\limits _{j=2}^{n+1}\frac{j}{2^j}=a\left(T_{n+1}-\frac12\right)=(\log 2)\left(\frac32-\frac{n+3}{2^{n+1}}\right).

この問題で使う考え方

  • 三角比による面積
  • 有理数指数と指数法則
  • 指数関数のグラフ・増減
  • 対数とその性質
  • 導関数と増減
  • 極大・極小
  • 積の微分
  • 合成関数の微分

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