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徳島大学/2014年度/前期

徳島大学 2014年 数学 第2問解答・解説

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1問題

徳島大学2014年度第2問

0<a<10<a<1 とする。曲線 y=∣x∣xy=|x|x を C1C_1 とし,曲線 y=ax2+x−ay=ax^{2}+x-a を C2C_2 とする。

(1) C1C_1 と C2C_2 の共有点のうち,第3象限にある共有点の座標を求めよ。

(2) C1C_1 と C2C_2 の共有点が2個であるとき,aa の値を求めよ。

(3) aa が(2)で求めた値をとるとき,C1C_1 と C2C_2 で囲まれた部分の面積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

単元・方法・テーマ

(1),(2) 数学II「図形と方程式」:絶対値の定義により x<0x<0、x≧0x\ge0 に分けて共有点を求める。テーマはパラメータを含む曲線の交点数。

(3) 数学II「積分」:上下の曲線を区間ごとに定め、定積分で囲まれた面積を求める。テーマは絶対値で式が変わる曲線と面積。

(1) 第3象限では x<0x<0 なので C1C_1 は y=−x2y=-x^2 である。共有点は −x2=ax2+x−aすなわち(a+1)x2+x−a=0すなわち(x+1)((a+1)x−a)=0.-x^2=ax^2+x-a \quad\text{すなわち}\quad (a+1)x^2+x-a=0 \quad\text{すなわち}\quad (x+1)((a+1)x-a)=0. 解は x=−1x=-1 または x=aa+1\displaystyle x=\frac{a}{a+1} である。0<a<10<a<1 より aa+1>0\displaystyle \frac{a}{a+1}>0 だから、第3象限にあるのは x=−1x=-1 のみであり、y=−(−1)2=−1y=-(-1)^2=-1。求める点は (−1,−1)(-1,-1)。

(2) x≧0x\ge0 では C1C_1 は y=x2y=x^2 だから、 x2=ax2+x−aすなわち(1−a)x2−x+a=0すなわち(x−1)((1−a)x−a)=0.x^2=ax^2+x-a \quad\text{すなわち}\quad (1-a)x^2-x+a=0 \quad\text{すなわち}\quad (x-1)((1-a)x-a)=0. 正の側の共有点の xx 座標は 11 と a1−a\displaystyle \frac{a}{1-a} であり、どちらも正である。これらは a=12\displaystyle a=\frac12 のときに一致し、それ以外では異なる。負の側では (1) より共有点は常に (−1,−1)(-1,-1) の一つだけである。x=0x=0 は C1C_1 上で y=0y=0、C2C_2 上では y=−a≠0y=-a\ne0 なので共有点ではない。したがって共有点がちょうど2個となるのは a1−a=1,すなわちa=12\displaystyle \frac{a}{1-a}=1,\qquad\text{すなわち}\qquad a=\frac12 のときである。

(3) a=12\displaystyle a=\frac12 のとき、C2C_2 は y=12x2+x−12\displaystyle y=\frac12x^2+x-\frac12 である。共有点の xx 座標は −1-1 と 11 であり、この区間では C1C_1 が C2C_2 以上である。実際、 C1−C2={12−x−32x2=12(x+1)(1−3x),−1≦x≦0,12(x−1)2,0≦x≦1.\displaystyle C_1-C_2= \begin{cases} \frac12-x-\frac32x^2=\frac12(x+1)(1-3x),&-1\le x\le0,\\[2pt] \frac12(x-1)^2,&0\le x\le1. \end{cases} 従って囲まれた部分の面積は S=∫−10(12−x−32x2) dx+∫0112(x−1)2 dx=12+16=23.\displaystyle \begin{aligned} S &=\int_{-1}^{0}\left(\frac12-x-\frac32x^2\right)\,dx +\int_{0}^{1}\frac12(x-1)^2\,dx\\ &=\frac12+\frac16=\frac23. \end{aligned}

この問題で使う考え方

  • 符号による場合分け
  • 因数分解
  • 区間分割した積分

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