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高知大学/2014年度/前期

高知大学 2014年 数学 第1問解答・解説

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1問題

高知大学2014年度第1問

f(x)=x(x−1)(x+1)f(x)=x(x-1)(x+1) とおく。このとき,次の問いに答えよ。

(1) 関数 y=f(x)y=f(x) が極大,極小になるときの xx と,その極大値,極小値を求めよ。

(2) y=f(x)y=f(x) のグラフの概形をかけ。

(3) xx が ∣x−1∣<12\displaystyle \lvert x-1\rvert<\frac{1}{2} をみたすとき,点 (x,f(x))(x,f(x)) は点 (1,0)(1,0) を中心とする半径 33 の円の内部に含まれることを示せ。

(4) 11 以下の正の数 rr に対して,xx が ∣x−1∣<r\lvert x-1\rvert<r の範囲を動くとき,点 (x,f(x))(x,f(x)) は点 (1,0)(1,0) を中心とする半径 10r10r の円の内部に含まれることを示せ。

(100点)

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) x=−33\displaystyle x=-\frac{\sqrt3}{3} で極大値 239\displaystyle \frac{2\sqrt3}{9}、x=33\displaystyle x=\frac{\sqrt3}{3} で極小値 −239\displaystyle -\frac{2\sqrt3}{9}。
    (2) f(x)=x3−xf(x)=x^3-x は奇関数で、(−1,0),(0,0),(1,0)(-1,0),(0,0),(1,0) を通り、x<−33\displaystyle x< -\frac{\sqrt3}{3} で増加、−33<x<33\displaystyle -\frac{\sqrt3}{3}<x<\frac{\sqrt3}{3} で減少、x>33\displaystyle x>\frac{\sqrt3}{3} で増加。極大点 (−33,239)\displaystyle (-\frac{\sqrt3}{3},\frac{2\sqrt3}{9})、極小点 (33,−239)\displaystyle (\frac{\sqrt3}{3},-\frac{2\sqrt3}{9}) を持つ、原点対称のS字形の三次曲線。
    (3) t=x−1t=x-1 とおくと ∣t∣<12\displaystyle |t|<\frac12 から ∣t+1∣<32,∣t+2∣<52,∣t∣<12\displaystyle |t+1|<\frac32, |t+2|<\frac52, |t|<\frac12 で、f(x)=t(t+1)(t+2)f(x)=t(t+1)(t+2) より ∣f(x)∣<158\displaystyle |f(x)|<\frac{15}{8}。よって (x−1)2+f(x)2<14+22564=24164<9\displaystyle (x-1)^2+f(x)^2<\frac14+\frac{225}{64}=\frac{241}{64}<9。ゆえに点 (x,f(x))(x,f(x)) は点 (1,0)(1,0) を中心とする半径3の円の内部にある。(証明終)
    (4) 0<r≦10<r\le1 のとき、t=x−1t=x-1 とおくと ∣t∣<r|t|<r から 0<t+1<1+r≦20<t+1<1+r\le2 かつ 0<t+2<2+r≦30<t+2<2+r\le3 より ∣f(x)∣=∣t∣(t+1)(t+2)<r⋅2⋅3=6r|f(x)|=|t|(t+1)(t+2)<r\cdot2\cdot3=6r。よって (x−1)2+f(x)2<r2+36r2=37r2<100r2=(10r)2(x-1)^2+f(x)^2<r^2+36r^2=37r^2<100r^2=(10r)^2。ゆえに点 (x,f(x))(x,f(x)) は点 (1,0)(1,0) を中心とする半径 10r10r の円の内部にある。(証明終)

3解答

解答を見る途中式つきの解答

f(x)=x(x−1)(x+1)=x3−xf(x)=x(x-1)(x+1)=x^3-x。f′=3x2−1f'=3x^2-1 より臨界点は x=±3/3x=\pm\sqrt3/3、f′′=6xf''=6x と代入から極大値 23/92\sqrt3/9、極小値 −23/9-2\sqrt3/9。奇関数で零点は −1,0,1-1,0,1、増減は x<−3/3x<-\sqrt3/3 または x>3/3x>\sqrt3/3 で増加し、−3/3<x<3/3-\sqrt3/3<x<\sqrt3/3 で減少。

(3) t=x−1t=x-1 とすれば ∣t∣<1/2|t|<1/2, ∣t+1∣<3/2|t+1|<3/2, ∣t+2∣<5/2|t+2|<5/2 なので ∣f(x)∣<15/8|f(x)|<15/8。したがって (x−1)2+f(x)2<241/64<9(x-1)^2+f(x)^2<241/64<9。

(4) 0<r≦10<r\le1, ∣t∣<r|t|<r から 0<t+1<20<t+1<2, 0<t+2<30<t+2<3。ゆえに ∣f(x)∣<6r|f(x)|<6r で、(x−1)2+f(x)2<37r2<(10r)2(x-1)^2+f(x)^2<37r^2<(10r)^2.

導関数と二階導関数で極値を確認し、平行移動した変数tの各因子を上から評価して円の距離二乗を抑えた。

この問題で使う考え方

  • 導関数・二階導関数
  • 因数分解
  • 絶対値評価

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