徳島大学/2022年度/前期
徳島大学 2022年 数学 第4問解答・解説
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1問題
を2以上の自然数とする。 桁の自然数 を と表す。ただし、 は0から9までの整数で、 は0ではない。このとき、 桁の自然数 で、 がいずれも3で割り切れないような 全体の集合を とする。集合 の要素 を選ぶとき、 が3で割り切れる確率を 、3で割って1余る数である確率を 、3で割って2余る数である確率を とする。
(1) および を求めよ。
(2) が成り立つことを示せ。
(3) 漸化式 および が成り立つことを示せ。
(4) および をそれぞれ の式で表せ。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
- (1) 。 (2) 。 (3) , 。 (4) , 。
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
3解答
解答を見る途中式つきの解答
(1) 3で割り切れない数字は の6個であり、そのうち3個ずつが3で割って1余り、2余る。したがって、 の要素は許された数字列全体に一様に対応する。また より である。
のとき全体は 個で、和が3の倍数となるのは二つの数字の余りが または の場合である。各場合は 個だから、。
のとき全体は 個である。各数字の余りを または とし、余り1の数字が 個あるとすると、余りの和は である。これが3の倍数となるのは または の場合に限る。それぞれ実際の数字列は 個なので、。
(2) 許された各数字について、余り1の数字と余り2の数字を一対一に対応させて入れ替える。この操作を各桁に行うと、許された数字列どうしの一対一の対応となる。元の数字列の各桁の余りの和を とすると、入れ替え後の余りの和は と合同であるから、元の余りが1なら入れ替え後は2、元の余りが2なら入れ替え後は1となる。よって両者の個数は等しく、。
(3) の数字列は、上位 桁が表す の要素と、下一桁の許された数字との組に一対一に対応する。下一桁の余り1、2はそれぞれ同数の3個ずつある。したがって、余りの組合せから
(2) の を用いれば、 および を得る。
(4) (3) より なので、
とおくと、 であり、, である。そこで とする。この式は で成り立ち、これが で成り立つとき、
したがって漸化式によりすべての で成り立つ。ゆえに
さらに から
各桁の3を法とする余りに注目し、許される数字列を等確率の余り列として数える。余り1と2の対称性でを示し、下一桁を分けた確率漸化式を初期値から解く。
この問題で使う考え方
- 剰余類による分類
- 全単射による個数比較
- 漸化式と一般項
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