z が C 上にあるなら z−21=21 だから ∣z∣2−Rez=0. また z=0 より ∣z∣2>0。
(1) z1=∣z∣2z なので Rez1=∣z∣2Rez=1.
(2) (1)より α1=1+iu,β1=1+iv と書ける。ただし u,v は実数で、u=v である。実際,z=1+iu1=1+u21−iu は Rez=∣z∣2=1+u21 を満たし,ゆえに z は C 上にある。したがって u,v は相異なる任意の実数を動く。 γ=α21+β21=2−(u2+v2)+2i(u+v) とおき,γ=X+iY とする。このとき u2+v2=2(u+v)2+(u−v)2=8Y2+2(u−v)2, ゆえに X=2−8Y2−2(u−v)2<2−8Y2. 逆に X<2−8Y2 なら δ=22−X−Y2/8>0,u=4Y+δ,v=4Y−δ と選べる。この u,v は相異なり,対応する α=1/(1+iu), β=1/(1+iv) は C 上の相異なる複素数で,その和は X+iY となる。したがって求める範囲は X<2−8Y2(γ=X+iY), 境界 X=2−8Y2 を含まない領域である。
(3) (2)の範囲に属さない γ=X+iY は X≧2−8Y2 を満たす。原点は(2)の範囲に含まれるので γ=0 であり, Reγ1=X2+Y2X である。q=Y2 とおく。
まず Re(1/γ)≦21 を示す。q≧1 なら (X−1)2+q≧1。0≦q<1 なら L=2−8q>1, X≧L であり, X2−2X+q=L2−2L+q+(X−L)(X+L−2)=43q+64q2+(X−L)(X+L−2)≧0. よって常に (X−1)2+Y2≧1,したがって 2X≦X2+Y2 となり, Reγ1≦21. 等号は γ=2 で成り立つ。
次に Re(1/γ)≧−161 を示す。q≧64 なら (X+8)2+q≧64。0≦q<64 なら L=2−8q とおくと X≧L, L+8>0 なので (X+8)2+q≧(L+8)2+q=64+64(q−48)2≧64. したがって X2+16X+Y2≧0,ゆえに Reγ1≧−161. 等号は q=48, X=L=−4,すなわち γ=−4±43i で成り立つ。これらの値は(2)の範囲の境界上にあり,範囲には含まれない。