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鳥取大学/2017年度/生命科 前期

鳥取大学 2017年 数学 第I問解答・解説

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1問題

鳥取大学2017年度第I問

数列 {an}\{a_n\} を次のように定める。a1=1a_1=1 とし,自然数 nn に対して ana_n が定まったとき,曲線 Cn:y=1anx2\displaystyle C_n:y=\frac{1}{a_n}x^2 上の点 Pn(an,an)P_n(a_n,a_n) を通り,点 PnP_n における曲線 CnC_n の接線に垂直な直線を ℓn\ell_n とし,CnC_n と ℓn\ell_n の共有点のうち,PnP_n と異なる点の xx 座標を an+1a_{n+1} とする。このとき,以下の問いに答えよ。

(1) 数列 {an}\{a_n\} の一般項を求めよ。

(2) CnC_n と ℓn\ell_n で囲まれた部分の面積を AnA_n とするとき,∑k=1nAk\displaystyle \sum\limits _{k=1}^{n}A_k を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

接線・法線を座標で表して交点から漸化式を得る。面積は変数をx/a_nに置き換えて標準積分に直し,面積列の等比和を計算する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) an=(−32)n−1.\displaystyle a_n=\left(-\frac32\right)^{n-1}.\quad(2) ∑k=1nAk=2512{(94)n−1}.\displaystyle \sum\limits _{k=1}^n A_k=\frac{25}{12}\left\{\left(\frac94\right)^n-1\right\}.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) a1=1a_1=1 なので an≠0a_n\neq0 を順に確かめながら進める。曲線 CnC_n の x=anx=a_n における接線の傾きは ddx(x2an)∣x=an=2anan=2.\displaystyle \left.\frac{d}{dx}\left(\frac{x^2}{a_n}\right)\right|_{x=a_n}=\frac{2a_n}{a_n}=2. 従って,点 Pn(an,an)P_n(a_n,a_n) を通る法線 ℓn\ell_n の傾きは −12\displaystyle -\frac12 であり, ℓn:y−an=−12(x−an),y=3an−x2.\displaystyle \ell_n:\quad y-a_n=-\frac12(x-a_n),\quad y=\frac{3a_n-x}{2}. CnC_n との交点は x2an=3an−x2すなわち(x−an)(2x+3an)=0.\displaystyle \frac{x^2}{a_n}=\frac{3a_n-x}{2} \quad\text{すなわち}\quad (x-a_n)(2x+3a_n)=0. PnP_n 以外の交点の xx 座標は −32an\displaystyle -\frac32a_n だから an+1=−32an.\displaystyle a_{n+1}=-\frac32a_n. 初項 a1=1a_1=1 より an=(−32)n−1\displaystyle a_n=(-\frac32)^{n-1} である。この式から全ての ana_n は0でないことも確かめられる。

(2) u=x/anu=x/a_n とおく。2交点に対応する uu は −32,1\displaystyle -\frac32,1 であり,曲線と直線の高さの差の絶対値と横幅の積分から An=an2∫−3/21(3−u2−u2)du.\displaystyle A_n=a_n^2\int_{-3/2}^{1}\left(\frac{3-u}{2}-u^2\right)du. 積分区間では 3−u2−u2=−12(2u+3)(u−1)≧0\displaystyle \frac{3-u}{2}-u^2=-\frac12(2u+3)(u-1)\geq0 である。また ∫(3−u2−u2)du=32u−14u2−13u3,\displaystyle \int\left(\frac{3-u}{2}-u^2\right)du=\frac32u-\frac14u^2-\frac13u^3, したがって An=an2[32u−14u2−13u3]−3/21=12548an2=12548(94)n−1.\displaystyle A_n=a_n^2\left[\frac32u-\frac14u^2-\frac13u^3\right]_{-3/2}^{1} =\frac{125}{48}a_n^2=\frac{125}{48}\left(\frac94\right)^{n-1}. よって等比数列の和を用いると ∑k=1nAk=12548(94)n−194−1=2512{(94)n−1}.\displaystyle \sum\limits _{k=1}^{n}A_k=\frac{125}{48}\frac{(\frac94)^n-1}{\frac94-1} =\frac{25}{12}\left\{\left(\frac94\right)^n-1\right\}.

この問題で使う考え方

  • 直線の方程式
  • 多項式の導関数
  • 接線の方程式
  • 定積分による面積
  • 等比数列の一般項と和
  • 総和記号と数列の和
  • 漸化式

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