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鳥取大学/2021年度/前期

鳥取大学 2021年 数学 第III問解答・解説

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1問題

鳥取大学2021年度第III問

AA は A>1A>1 を満たす実数とする。A≦a≦A+1A\leq a\leq A+1 を満たす実数 aa に対し、関数 f(x)f(x) をf(x)=ax(−1≦x≦1)f(x)=a^x\quad(-1\leq x\leq1)とし、xyxy平面上の曲線 CC をC:y=f(x)(−1≦x≦1)C:y=f(x)\quad(-1\leq x\leq1)とする。以下の問いに答えよ。

(1) f(x)f(x) の導関数 f′(x)f'(x) を求めよ。

(2) aa が A≦a≦A+1A\leq a\leq A+1 の範囲を動くとき、曲線 CC が通過する領域の面積 S(A)S(A) を AA を用いて表せ。

(3) (2)で定めた S(A)S(A) に関する次の極限lim⁡A→∞S(A)log⁡A\displaystyle \lim\limits _{A\to\infty}S(A)\log Aを求めよ。ただし、lim⁡A→∞log⁡(1+1A)A=1\displaystyle \lim\limits _{A\to\infty}\log\left(1+\frac1A\right)^A=1であることを用いてよい。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)f′(x)=axlog⁡a.(2)S(A)=A2(A+1)log⁡(A+1)−(A−1)2Alog⁡A.(3)lim⁡A→∞S(A)log⁡A=1.\displaystyle \text{(1)}\quad f^{\prime}(x)=a^x\log a.\quad\text{(2)}\quad S(A)=\frac{A^2}{(A+1)\log(A+1)}-\frac{(A-1)^2}{A\log A}.\quad\text{(3)}\quad \lim\limits _{A\to\infty}S(A)\log A=1.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 内点では f′(x)=axlog⁡af'(x)=a^x\log a(端点は片側微分)。(2) x<0x<0とx>0x>0で通過領域の縦幅を分け、積分すると S(A)=A2(A+1)log⁡(A+1)−(A−1)2Alog⁡A\displaystyle S(A)=\frac{A^2}{(A+1)\log(A+1)}-\frac{(A-1)^2}{A\log A}。(3) d=log⁡(1+1/A)d=\log(1+1/A)と置けば Ad→1Ad\to1で、S(A)log⁡A=1−1A(A+1)−A2d/(A+1)log⁡A+d→1\displaystyle S(A)\log A=1-\frac{1}{A(A+1)}-\frac{A^2d/(A+1)}{\log A+d}\to1。

原文p.6のⅢ(1)–(3)とp.1を実視認。a>1a>1でf′(x)=axlog⁡af'(x)=a^x\log a。x<0x<0とx>0x>0でaxa^xのaaに対する増減が逆なので、縦幅を分けて積分しS(A)=A2(A+1)log⁡(A+1)−(A−1)2Alog⁡A\displaystyle S(A)=\frac{A^2}{(A+1)\log(A+1)}-\frac{(A-1)^2}{A\log A}。d=log⁡(1+1/A)d=\log(1+1/A)とおきAd→1Ad\to1を用いるとS(A)log⁡A→1S(A)\log A\to1。端点の片側微分も同式。旧解説一致。

この問題で使う考え方

  • 指数関数の微分
  • 縦幅を用いた領域面積
  • 定積分
  • 与えられた対数極限

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