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鳥取大学/2021年度/前期

鳥取大学 2021年 数学 第I問解答・解説

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1問題

鳥取大学2021年度第I問

0以上の整数 nn を2進法で表したときに 202^0 の位の値、212^1 の位の値、……、2D(n)−12^{D(n)-1} の位の値をそれぞれ b1,b2,…,bD(n)b_1,b_2,\ldots,b_{D(n)} とする。ただし、D(n)D(n) は nn を2進法で表したときの桁数である。このときan=b1(12)1+b2(12)2+⋯+bD(n)(12)D(n)\displaystyle a_n=b_1\left(\frac12\right)^1+b_2\left(\frac12\right)^2+\cdots+b_{D(n)}\left(\frac12\right)^{D(n)}で定義される数列 {an}\{a_n\} を考える。例えば、  n=0n=0 のとき、2進法では0のためa0=0a_0=0  n=1n=1 のとき、2進法では1のためa1=1×(12)1=12\displaystyle a_1=1\times\left(\frac12\right)^1=\frac12  n=2n=2 のとき、2進法では10のためa2=0×(12)1+1×(12)2=14\displaystyle a_2=0\times\left(\frac12\right)^1+1\times\left(\frac12\right)^2=\frac14  n=3n=3 のとき、2進法では11のためa3=1×(12)1+1×(12)2=34\displaystyle a_3=1\times\left(\frac12\right)^1+1\times\left(\frac12\right)^2=\frac34  n=4n=4 のとき、2進法では100のためa4=0×(12)1+0×(12)2+1×(12)3=18\displaystyle a_4=0\times\left(\frac12\right)^1+0\times\left(\frac12\right)^2+1\times\left(\frac12\right)^3=\frac18となる。以下の問いに答えよ。

(1) 2k≦n<2k+12^k\leq n<2^{k+1}(ただし、kkは自然数)のとき、ana_nをan−2ka_{n-2^k}を用いて表せ。

(2) a0a_0からa130a_{130}までの数列の和 S130=∑i=0130ai\displaystyle S_{130}=\sum\limits _{i=0}^{130}a_iを求めよ。

(3) kkを2以上の自然数とするとき、an<14\displaystyle a_n<\frac14(0≦n≦2k0\leq n\leq 2^k)となる項の数を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

(1) 2k≦n<2k+12^k\le n<2^{k+1} では、nn の2進表示は k+1k+1 桁で、2k2^k の位の数字は 11 である。残りの下位 kk 桁は n−2kn-2^k の2進表示と一致するから、定義よりan=an−2k+(12)k+1=an−2k+12k+1.\displaystyle a_n=a_{n-2^k}+\left(\frac12\right)^{k+1}=a_{n-2^k}+\frac1{2^{k+1}}.    (2) nn の2進表示で 2j2^j の位が 11 なら、ana_n には 2−(j+1)2^{-(j+1)} が寄与する。0≦n≦1300\le n\le130 において各位が 11 となる回数を数える。202^0 の位は奇数である 6565 個、212^1 の位は 00 から 127127 までに 6464 個あり、さらに 128,129,130128,129,130 のうち 130130 の1個で 6565 個である。222^2 から 262^6 の各位は、00 から 127127 までにそれぞれ 6464 個あり、128,129,130128,129,130 ではすべて 00 である。また、272^7 の位は 128,129,130128,129,130 の3個だけで 11 となる。したがってS130=652+654+64(18+116+132+164+1128)+3256=652+654+312+3256=16451256.\displaystyle \begin{aligned}S_{130}&=\frac{65}{2}+\frac{65}{4}+64\left(\frac18+\frac1{16}+\frac1{32}+\frac1{64}+\frac1{128}\right)+\frac3{256}\\&=\frac{65}{2}+\frac{65}{4}+\frac{31}{2}+\frac3{256}=\frac{16451}{256}.\end{aligned}    (3) まず 0≦n<2k0\le n<2^k とし、nn の2進表示の各桁を εj\varepsilon_j(0または1)(0≦j≦k−10\le j\le k-1)とする。このときan=∑j=0k−1εj2−(j+1).\displaystyle a_n=\sum\limits _{j=0}^{k-1}\varepsilon_j2^{-(j+1)}.ε0=1\varepsilon_0=1 なら an≧12\displaystyle a_n\ge\frac12、ε1=1\varepsilon_1=1 なら an≧14\displaystyle a_n\ge\frac14 なので、an<14\displaystyle a_n<\frac14 には ε0=ε1=0\varepsilon_0=\varepsilon_1=0 が必要である。逆にこの2桁がともに 00 ならan≦∑j=2k−12−(j+1)=14−12k<14,\displaystyle a_n\le\sum\limits _{j=2}^{k-1}2^{-(j+1)}=\frac14-\frac1{2^k}<\frac14,となる(k=2k=2 では和は空和で 00)。残る k−2k-2 桁はそれぞれ 0,10,1 のいずれでもよいから、この範囲の該当する nn は 2k−22^{k-2} 個である。さらに端点 n=2kn=2^k については a2k=2−(k+1)<14\displaystyle a_{2^k}=2^{-(k+1)}<\frac14(k≧2k\ge2)である。よって求める個数は 2k−2+12^{k-2}+1 個である。

この問題で使う考え方

  • 二進法
  • 位ごとの集計

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