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山口大学/2021年度/前期

山口大学 2021年 数学 第1問解答・解説

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1問題

山口大学2021年度第1問

【必答問題】(配点50)次の問いに答えなさい。ただし,m,nm,n は自然数とする。

(1) 10以上100以下の自然数のうち,3で割り切れるものの和を求めなさい。

(2) 10以上 3m3m 以下の自然数のうち,3で割り切れるものの和が3657であるとする。このとき,mm の値を求めなさい。

(3) 18以上 3n3n 以下の自然数のうち,15との最大公約数が3であるものの和が2538であるとする。このとき,nn の値を求めなさい。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

小問(1)(2)は等差数列の和を用いる。(3)はx=3kと置いて最大公約数の条件をkの5の倍数除外に置き換え、除外前後の和を計算する。床関数q=floor(n/5)の範囲ごとの評価でqを特定し、最後に二次方程式を解く。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 1665,1665,\quad (2) m=49,m=49,\quad (3) n=46n=46

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 10以上100以下の3の倍数は、初項12、末項99、公差3の等差数列である。項数は 99−123+1=30\displaystyle \frac{99-12}{3}+1=30 だから、その和は (12+99)⋅302=1665.\displaystyle \frac{(12+99)\cdot30}{2}=1665.

(2) 3m<123m<12なら該当する数はなく、和は3657にならない。したがってm≧4m\geq4であり、該当する数列は12,15,…,3m12,15,\ldots,3mである。項数はm−3m-3なので、 (12+3m)(m−3)2=3657\displaystyle \frac{(12+3m)(m-3)}{2}=3657 より (m+4)(m−3)=2438,m2+m−2450=0.(m+4)(m-3)=2438,\qquad m^2+m-2450=0. よって (m−49)(m+50)=0.(m-49)(m+50)=0. mは自然数だからm=49である。

(3) 与えられた和は2538>0だからn≧6n\geq6。xが18以上3n以下でgcd⁡(x,15)=3\gcd(x,15)=3であるとする。xは3の倍数なのでx=3kx=3k(6≦k≦n6\leq k\leq n)と書ける。このとき gcd⁡(3k,15)=3gcd⁡(k,5)\gcd(3k,15)=3\gcd(k,5) であるから、条件は5∤k5\nmid kと同値である。q=⌊n/5⌋q=\lfloor n/5\rfloorとおくと、5の倍数に当たるk=5j(j=2,…\ldots,q)を除いて S(n)=3∑k=6nk−15∑j=2qj=32(n(n+1)−5q(q+1)−20).\displaystyle S(n)=3\sum\limits _{k=6}^{n}k-15\sum\limits _{j=2}^{q}j =\frac{3}{2}\left(n(n+1)-5q(q+1)-20\right). S(n)=2538より n(n+1)−5q(q+1)=1712.n(n+1)-5q(q+1)=1712. q≦8q\leq8ならn≦5q+4n\leq5q+4であり、 n(n+1)−5q(q+1)≦(5q+4)(5q+5)−5q(q+1)=20(q+1)2≦1620.n(n+1)-5q(q+1)\leq(5q+4)(5q+5)-5q(q+1)=20(q+1)^2\leq1620. q≧10q\geq10ならn≧5qn\geq5qであり、 n(n+1)−5q(q+1)≧(5q)(5q+1)−5q(q+1)=20q2≧2000.n(n+1)-5q(q+1)\geq(5q)(5q+1)-5q(q+1)=20q^2\geq2000. いずれも1712にならないのでq=9q=9。したがって n(n+1)=1712+5⋅9⋅10=2162,n(n+1)=1712+5\cdot9\cdot10=2162, n2+n−2162=0,(n−46)(n+47)=0.n^2+n-2162=0,\qquad (n-46)(n+47)=0. nn は自然数だから n=46n=46。実際、3∑k=646\displaystyle \sum\limits _{k=6}^{46}k-15∑j=29\displaystyle \sum\limits _{j=2}^{9}j=3198-660=2538である。

この問題で使う考え方

  • 約数・倍数
  • 等差数列の一般項と和

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