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山口大学/2021年度/前期

山口大学 2021年 数学 第3問解答・解説

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1問題

山口大学2021年度第3問

【必答問題】(配点50)a,θa,\theta を a>0, 0<θ<2πa>0,\ 0<\theta<2\pi を満たす定数とする。このとき,方程式 x2−2xcos⁡θ+1x2−1=a\displaystyle \frac{\sqrt{x^2-2x\cos\theta+1}}{x^2-1}=a の区間 x>1x>1 における実数解の個数は1個であることを証明しなさい。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

左辺を関数f(x)とし、xが大きくなると値が必ず小さくなることとx=1の右側および無限大での極限を示して、任意のa>0に対する解の存在と一意性を証明する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 実数解はちょうど1個である。\boxed{\text{実数解はちょうど1個である。}}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

c=cos⁡θc=\cos\theta とおく。0<θ<2π0<\theta<2\pi より −1≦c<1-1\le c<1 である。x>1x>1 に対して f(x)=x2−2cx+1x2−1\displaystyle f(x)=\frac{\sqrt{x^2-2cx+1}}{x^2-1} とおけば、求める方程式は f(x)=af(x)=a である。ここで x2−2cx+1=(x−c)2+1−c2>0x^2-2cx+1=(x-c)^2+1-c^2>0 なので、ff は x>1x>1 で連続である。

微分すると f′(x)=(x−c)(x2−1)−2x(x2−2cx+1)x2−2cx+1(x2−1)2=−x3+3x−c(3x2+1)x2−2cx+1(x2−1)2.\displaystyle f'(x)= \frac{(x-c)(x^2-1)-2x(x^2-2cx+1)} {\sqrt{x^2-2cx+1}(x^2-1)^2} =-\frac{x^3+3x-c(3x^2+1)} {\sqrt{x^2-2cx+1}(x^2-1)^2}. c<1c<1、3x2+1>03x^2+1>0、x>1x>1 より x3+3x−c(3x2+1)>x3+3x−(3x2+1)=(x−1)3>0.x^3+3x-c(3x^2+1) >x^3+3x-(3x^2+1) =(x-1)^3>0. したがって f′(x)<0f'(x)<0 であり、ff は x>1x>1 でxが大きくなると値は必ず小さくなる。

この問題で使う考え方

  • 三角関数の値域
  • 多項式の導関数
  • 関数の増減
  • 関数の極限
  • 関数の連続性
  • 商の微分法
  • 合成関数の微分法

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