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富山大学/2013年度

富山大学 2013年 数学 第2問解答・解説

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1問題

富山大学2013年度第2問

定数でない微分可能な関数 f(x)f(x) が、すべての実数 k,xk,x について ∫k−xk+xf(t) dt=x2{f(k−x)+2f(k)+f(k+x)}\displaystyle \int_{k-x}^{k+x}f(t)\,dt=\frac{x}{2}\{f(k-x)+2f(k)+f(k+x)\} を満たすとする。このとき、次の問いに答えよ。

(1) kk を定数とし、g(x)=f(k+x)+f(k−x)g(x)=f(k+x)+f(k-x) とおく。このとき、g(x)g(x) を f(k),x,g′(x)f(k),x,g'(x) を用いて表せ。

(2) x≠0x\neq0 のとき (g(x)x)′\displaystyle \left(\frac{g(x)}{x}\right)' を f(k),xf(k),x を用いて表せ。

(3) g′(x)g'(x) は定数関数であることを示せ。

(4) f′(k+x)=f′(k−x)f'(k+x)=f'(k-x) であることを示せ。

(5) f(x)f(x) は xx の1次関数であることを示せ。 (解答用紙は2を使用せよ)

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

数学確認 kk を固定し、与式を xx で微分すると、両端の微分から g(x)=12{g(x)+2f(k)}+x2g′(x),\displaystyle g(x)=\frac12\{g(x)+2f(k)\}+\frac{x}{2}g'(x), よって g(x)=2f(k)+xg′(x)g(x)=2f(k)+xg'(x)。これを用いて (g(x)x)′=−2f(k)x2(x≠0).\displaystyle \left(\frac{g(x)}x\right)'=-\frac{2f(k)}{x^2}\qquad(x\ne0). したがって ((g(x)−2f(k))/x)′=0((g(x)-2f(k))/x)'=0 は x>0x>0、x<0x<0 の各区間で成り立つ。それぞれの積分定数は、gg が0で微分可能であることから一致するので g′g' は全実数で定数。

gg は偶関数でもあるため、その定数導関数は奇関数でなければならず g′≡0g'\equiv0。定義から g′(x)=f′(k+x)−f′(k−x)g'(x)=f'(k+x)-f'(k-x) なので (4) の等式が従う。任意の u,vu,v に k=(u+v)/2, x=(u−v)/2k=(u+v)/2,\ x=(u-v)/2 を代入すれば f′(u)=f′(v)f'(u)=f'(v)。よって f′f' は定数であり、f(x)=ax+bf(x)=ax+b。非定数条件から a≠0a\ne0。

この問題で使う考え方

  • 定積分
  • 微分係数と導関数
  • 導関数と増減

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