富山大学/2015年度
富山大学 2015年 数学 第1問解答・解説
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1問題
次の問いに答えよ。
(1) 関数 は区間 で連続であり,区間 で第2次導関数 をもつとする。さらに,区間 で が成り立つとする。 を2点 を通る直線の方程式とするとき,区間 で常に であることを示せ。
(2) を2以上の自然数とするとき, について が成り立つことを示せ。
(3) を2以上の自然数とするとき,次の不等式が成り立つことを示せ。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
- (1)任意の x∈(a,b) で 。
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
- (2)全ての で 。
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
- (3)全ての で 。
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
3解答
解答を見る途中式つきの解答
(1) とおくと,, である。従って は の範囲で、 ならば が成り立つ。 を満たす任意の に対し,平均値の定理より , を満たす が存在して より 。分母は正なので,この不等式を整理すると 。従って 。
(2) は で二階微分が である。(1)を範囲 に適用すると,端点を結ぶ一次関数 に対して, で 。これを積分すると
(3) (2)を について加える。左辺の和は 一方,右辺の積分和は したがって 。両辺を指数関数で移せば
を置くと端点で0、二階導関数は負。任意の内点を左右に分けた平均値の定理の2点ではが左の方で大きいため、となりが従う。これが(1)。にも同じ補題を各単位区間で使うと、曲線の下の積分は端点を結ぶ台形の面積より大きくなり(2)。これらをからまで加えると、左辺は、右辺は。指数関数を適用して(3)を得る。
この問題で使う考え方
- 平均値の定理
- 狭義凹性
- 不等式の区間和
- 指数関数による変形
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