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信州大学/2014年度

信州大学 2014年 数学 第6問解答・解説

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1問題

信州大学2014年度第6問

関数 f(x) は,f''(x) < 0 をみたすとする。t ≧ 0 のとき,次の (1),(2) の不等式が成り立つことを示せ。

(1) f(0) + f'(t)t ≦ f(t) ≦ f(0) + f'(0)t (2) (f(0)t + f(t)t)/2 ≦ ∫_0^t f(u) du ≦ f(0)t + (f'(0)/2)t^2

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    f(0)+f′(t)t≦f(t)≦f(0)+f′(0)t
  • (2)
    f(0)t+f(t)t2≦∫0tf(u) du≦f(0)t+f′(0)t22\displaystyle \frac{f(0)t+f(t)t}{2}\le\int_0^t f(u)\,du\le f(0)t+\frac{f'(0)t^2}{2}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

f′′<0f''<0 から平均値の定理により f′f' は減少する。(1)では0≦u≦t0\le u\le tに対する f′(t)≦f′(u)≦f′(0)f'(t)\le f'(u)\le f'(0) を積分する。(2)の上側は(1)の上側を各uに適用して積分する。下側は0<u<t0<u<tに平均値の定理を0≦x≦u0\le x\le u と u≦x≦tu\le x\le t のそれぞれの範囲に適用し、f′f' の減少性から前半の割線の傾きが後半以上となるため、グラフが両端を結ぶ線分以上にあることを示す。それを積分して台形の面積 f(0)t2+f(t)t2\displaystyle \frac{f(0)t}{2}+\frac{f(t)t}{2} を得る。t=0t=0は等号。

この問題で使う考え方

  • 平均値の定理
  • f''の符号からf'の単調性を導く
  • 導関数の範囲評価を定積分する
  • 割線の傾きを比べて弦による評価を示す

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