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信州大学/2014年度

信州大学 2014年 数学 第4問解答・解説

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1問題

信州大学2014年度第4問

次の各問いに答えよ。

(1) 3つのベクトル a⃗ = (2, 1, 1),b⃗ = (2, s, t),c⃗ = (p, q, 2) が次の条件をみたすような,s, t, p, q の値を求めよ。 (i) |a⃗| = |b⃗| (ii) a⃗ と b⃗ のなす角は 60° (iii) c⃗ は a⃗ と b⃗ の両方に直交する。

(2) n を0以上の整数とする。n + 1個の自然数 2^0, 2^1, ⋯, 2^n の中に,最上位の桁の数字が1であるものはいくつあるか。ただし,xを超えない最大の整数を表す記号 [x] を用いて解答してよい。注:例えば2014の最上位の桁の数字は2であり,14225の最上位の桁の数字は1である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)(s,t,p,q)=(−1+32,−1−32,1+3,−4−23), (−1−32,−1+32,1−3,−4+23).\displaystyle \quad (s,t,p,q)=\left(\frac{-1+\sqrt3}{2},\frac{-1-\sqrt3}{2},1+\sqrt3,-4-2\sqrt3\right),\space{}\left(\frac{-1-\sqrt3}{2},\frac{-1+\sqrt3}{2},1-\sqrt3,-4+2\sqrt3\right).
    (1)(i)s2+t2=2.\quad s^2+t^2=2.\qquad (1)(ii)s+t=−1.\quad s+t=-1.
    (1)(iii)p=s−t1−s, q=−2p−2; \displaystyle \quad p=\frac{s-t}{1-s},\space{}q=-2p-2;\space{} 上記2組ではそれぞれ (p,q)=(1+3,−4−23),(1−3,−4+23).(p,q)=(1+\sqrt3,-4-2\sqrt3),(1-\sqrt3,-4+2\sqrt3).
    (2)[nlog⁡102]+1.\quad [n\log_{10}2]+1.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1)a⃗=(2,1,1), b⃗=(2,s,t), c⃗=(p,q,2).∣a⃗∣2=6,∣b⃗∣2=4+s2+t2.∣a⃗∣=∣b⃗∣ より s2+t2=2.a⃗⋅b⃗=4+s+t,cos⁡60∘=a⃗⋅b⃗∣a⃗∣∣b⃗∣=4+s+t6.したがって 4+s+t=3,s+t=−1.(s+t)2=s2+t2+2st より 1=2+2st,st=−12.s,t は X2+X−12=0 の2根なので、{s,t}={−1+32,−1−32}.a⃗⋅c⃗=0,b⃗⋅c⃗=0 より2p+q+2=0,2p+sq+2t=0.q=−2p−2 を代入すると (1−s)p=s−t,p=s−t1−s,q=−2p−2.(s,t)=(−1+32,−1−32) のとき (p,q)=(1+3,−4−23).(s,t)=(−1−32,−1+32) のとき (p,q)=(1−3,−4+23).したがって、上記の2組が全解である。(2)2k の最上位の桁が 1 であることは、ある整数 m≧0 に対し 10m≦2k<2⋅10m と同値。mlog⁡210≦k<mlog⁡210+1 だから、この範囲に入る整数 k は、mlog⁡210 以上の最小の整数、ただ1個である。0≦k≦n を満たす条件は mlog⁡210≦n、すなわち 0≦m≦[nlog⁡102].m は 0 から [nlog⁡102] までの整数なので、個数は [nlog⁡102]+1 個。\displaystyle \text{(1)}\quad \vec a=(2,1,1),\ \vec b=(2,s,t),\ \vec c=(p,q,2).\\ |\vec a|^2=6,\quad |\vec b|^2=4+s^2+t^2.\quad |\vec a|=|\vec b|\ \text{より}\ s^2+t^2=2.\\ \vec a\cdot\vec b=4+s+t,\quad \cos 60^\circ=\frac{\vec a\cdot\vec b}{|\vec a||\vec b|}=\frac{4+s+t}{6}.\\ \text{したがって}\ 4+s+t=3,\quad s+t=-1.\\ (s+t)^2=s^2+t^2+2st\ \text{より}\ 1=2+2st,\quad st=-\frac12.\\ s,t\text{ は }X^2+X-\frac12=0\text{ の2根なので、}\quad \{s,t\}=\left\{\frac{-1+\sqrt3}{2},\frac{-1-\sqrt3}{2}\right\}.\\ \vec a\cdot\vec c=0,\quad \vec b\cdot\vec c=0\text{ より}\quad 2p+q+2=0,\quad 2p+sq+2t=0.\\ q=-2p-2\text{ を代入すると }(1-s)p=s-t,\quad p=\frac{s-t}{1-s},\quad q=-2p-2.\\ (s,t)=\left(\frac{-1+\sqrt3}{2},\frac{-1-\sqrt3}{2}\right)\text{ のとき }(p,q)=(1+\sqrt3,-4-2\sqrt3).\\ (s,t)=\left(\frac{-1-\sqrt3}{2},\frac{-1+\sqrt3}{2}\right)\text{ のとき }(p,q)=(1-\sqrt3,-4+2\sqrt3).\\ \text{したがって、上記の2組が全解である。}\\[3mm]\text{(2)}\quad 2^k\text{ の最上位の桁が }1\text{ であることは、ある整数 }m\ge0\text{ に対し }10^m\le2^k<2\cdot10^m\text{ と同値。}\\ m\log_2 10\le k<m\log_2 10+1\text{ だから、この範囲に入る整数 }k\text{ は、}m\log_2 10\text{ 以上の最小の整数、ただ1個である。}\\ 0\le k\le n\text{ を満たす条件は }m\log_2 10\le n\text{、すなわち }0\le m\le[n\log_{10}2].\\ m\text{ は }0\text{ から }[n\log_{10}2]\text{ までの整数なので、個数は }[n\log_{10}2]+1\text{ 個。}

この問題で使う考え方

  • 和の法則
  • ベクトルの成分表示
  • ベクトルの内積
  • 空間座標と空間ベクトル
  • 常用対数
  • 有理数指数と指数法則
  • 二次方程式とグラフ

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