g(x)=ex−ax−b とおき、2交点の x 座標を u<v とする。0≦u<v≦1 を満たす。
(1) g(u)=g(v)=0 より a=(ev−eu)/(v−u)>0。
(2) 指数関数の平均変化率は端点の値の間にあるので eu<a<ev。b=eu−ua である。u=0 なら b=1。u>0 なら u<1 で、a<ev より ua/eu<uev−u≦ue1−u<1。最後は h(t)=te1−t が 0<t<1 で増加し h(1)=1 であることによる。したがって b>0。
(3) c=lna とおくと eu<a<ev より u<c<v、特に 0<c<1。g′(x)=ex−a なので g は 0≦x≦c で減少し c≦x≦1 で増加する。g は u,v で0となるため、∣g∣ の最大値を取る候補は 0,c,1 のみである。最大を与える x が3個なので、3点すべてで同じ正の値 M を取る。両端では g が正だから 1−b=M=e−a−b となり a=e−1。中央では M=−g(c)=b−a(1−lna)。これを 1−b と等しくすると b=[1+a(1−lna)]/2=[e−(e−1)ln(e−1)]/2。
この値が条件を実際に満たすことも確認する。a=e−1 は 1<a<e を満たし、c=lna は 0<c<1。q(t)=t(1−lnt) とおくと、t>1 で q′(t)=−lnt<0。ゆえに 0<q(a)<1 で M=(1−q(a))/2>0。求めた b=(1+q(a))/2 により g(0)=g(1)=M、g(c)=−M。g は 0≦x≦c で減少し c≦x≦1 で増加するため、零点は各区間に1個ずつあり、∣g∣ の最大点はちょうど 0,c,1 の3個。
(4) g′′(x)=ex>0 だから g は下に凸である。区間 0≦x≦c ではグラフは端点 (0,M),(c,−M) を結ぶ弦より内点で真に下にある。この弦の積分は区間長に端点高さの平均を掛けたもので0だから ∫0cg(x)dx<0。同様に c≦x≦1 でも弦の端点高さが −M,M なので ∫c1g(x)dx<0。従って ∫01exdx−∫01(ax+b)dx=∫01g(x)dx<0。これで求める不等式(実際には厳密不等式)が従う。
g(x)=ex−ax−b とおき、2交点のx座標を u<v とする。0≦u<v≦1を満たす。
(1) g(u)=g(v)=0 より a=v−uev−eu>0。
(2) 指数関数の平均変化率は端点の値の間にあるので eu<a<ev。b=eu−ua である。u=0なら b=1。u>0なら u<1 で、a<ev より euua<uev−u≦ue1−u<1。最後は h(t)=te1−t が0<t<1で増加し h(1)=1であることによる。したがって b>0。
(3) c=lna とおくと eu<a<ev より u<c<v、特に0<c<1。g′(x)=ex−a なので g は0≦x≦cで減少しc≦x≦1で増加する。gはu,vで0となるため、∣g∣の最大値を取る候補は0,c,1のみである。最大を与えるxが3個なので、3点すべてで同じ正の値Mを取る。両端では g が正だから 1−b=M=e−a−b となり a=e−1。中央では M=−g(c)=b−a(1−lna)。これを1−bと等しくすると b=21+a(1−lna)=2e−(e−1)ln(e−1)。
この値が条件を実際に満たすことも確認する。a=e−1は1<a<eを満たし、c=lnaは0<c<1。q(t)=t(1−lnt) とおくと、t>1で q′(t)=−lnt<0。ゆえに0<q(a)<1で M=21−q(a)>0。求めたb=21+q(a)により g(0)=g(1)=M、g(c)=−M。gは0≦x≦cで減少しc≦x≦1で増加するため、零点は各区間に1個ずつあり、∣g∣の最大点はちょうど0,c,1の3個。
(4) g′′(x)=ex>0 だからgは下に凸である。区間0≦x≦cではグラフは端点(0,M),(c,−M)を結ぶ弦より内点で真に下にある。この弦の積分は区間長に端点高さの平均を掛けたもので0だから ∫0cg(x)dx<0。同様にc≦x≦1でも、弦の端点高さが−M,Mなので ∫c1g(x)dx<0。従って ∫01exdx−∫01(ax+b)dx=∫01g(x)dx<0。これで求める不等式(実際には厳密不等式)が従う。