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滋賀医科大学/2019年度/前期

滋賀医科大学 2019年 数学 第3問解答・解説

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1問題

滋賀医科大学2019年度第3問

四面体 OABCOABC において、△ABC\triangle ABC の重心を GG、△OAB\triangle OAB の重心を HH とする。

(1) 直線 OGOG と直線 CHCH は交わることを示せ。

以下では、直線 OGOG と直線 CHCH の交点を II として、OI=AI=BI=CIOI=AI=BI=CI とする。

(2) OI→\overrightarrow{OI} を OA→,OB→,OC→\overrightarrow{OA},\overrightarrow{OB},\overrightarrow{OC} を用いて表せ。

(3) OA=BC,OB=CA,OC=ABOA=BC,\quad OB=CA,\quad OC=AB を示せ。

(4) OA=1,OB=2,OC=2OA=1,\quad OB=\sqrt{2},\quad OC=\sqrt{2} のとき、II を中心として、平面 OABOAB とただ一つの共有点を持つような球の半径を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    OGOGとCHCHは交わる。交点 II の位置ベクトルは OI→=OA→+OB→+OC→4\displaystyle \overrightarrow{OI}=\frac{\overrightarrow{OA}+\overrightarrow{OB}+\overrightarrow{OC}}{4}
  • (2)
    (OA+OB+OC)/4
  • (3)
    OA=BC,OB=CA,OC=ABOA=BC, OB=CA, OC=AB
  • (4)
    4228\displaystyle \frac{\sqrt{42}}{28}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

a⃗=OA→,b⃗=OB→,c⃗=OC→\vec a=\overrightarrow{OA},\vec b=\overrightarrow{OB},\vec c=\overrightarrow{OC} とおくと、G,Hの位置ベクトルはそれぞれ (a⃗+b⃗+c⃗)/3(\vec a+\vec b+\vec c)/3, (a⃗+b⃗)/3(\vec a+\vec b)/3。点 p⃗=a⃗+b⃗+c⃗4=34OG→=c⃗+34(OH→−c⃗)\displaystyle \vec p=\frac{\vec a+\vec b+\vec c}{4}=\frac34\overrightarrow{OG}=\vec c+\frac34(\overrightarrow{OH}-\vec c) は直線OGとCHの両方にあるので交点Iである。従って OI→=a⃗+b⃗+c⃗4.\displaystyle \overrightarrow{OI}=\frac{\vec a+\vec b+\vec c}{4}. (3) Iを原点とし、u⃗=IO→,v⃗=IA→,w⃗=IB→,z⃗=IC→\vec u=\overrightarrow{IO},\vec v=\overrightarrow{IA},\vec w=\overrightarrow{IB},\vec z=\overrightarrow{IC} とおく。Iの式から u⃗+v⃗+w⃗+z⃗=0\vec u+\vec v+\vec w+\vec z=0、条件から各ベクトルの長さは等しい。u⃗+v⃗=−(w⃗+z⃗)\vec u+\vec v=-(\vec w+\vec z) の両辺の長さを二乗すると u⃗⋅v⃗=w⃗⋅z⃗\vec u\cdot\vec v=\vec w\cdot\vec z。よって OA2=∣v⃗−u⃗∣2=∣z⃗−w⃗∣2=BC2OA^2=|\vec v-\vec u|^2=|\vec z-\vec w|^2=BC^2。同様に他の二組も等しく、OA=BC,OB=CA,OC=ABOA=BC, OB=CA, OC=AB。 (4) 直交座標を O=(0,0,0),A=(1,0,0),B=(1/2,7/2,0)O=(0,0,0), A=(1,0,0), B=(1/2,\sqrt7/2,0) と取れる。辺長条件からCを (1/2,v,w)(1/2,v,w) と置くと、OC2=2OC^2=2 より v2+w2=7/4v^2+w^2=7/4、BC2=1BC^2=1 より (v−7/2)2+w2=1(v-\sqrt7/2)^2+w^2=1。差を取って v=5/(27)v=5/(2\sqrt7)、従って w2=6/7w^2=6/7。Cの平面OABからの高さは 6/7\sqrt{6/7}。Iは4頂点の位置ベクトルの平均なので、この平面からの距離は高さの4分の1。接する球の半径は 1467=4228.\displaystyle \frac14\sqrt{\frac67}=\frac{\sqrt{42}}{28}.

重心の位置ベクトルからOGとCHの交点を明示した。4頂点から等距離の条件はIを原点にして内積で辺長の対を比較する。最後は辺長で座標を定めて四面体の高さを計算し、Iの平面距離がその4分の1であることを使った。

この問題で使う考え方

  • 重心ベクトル
  • 内積
  • 座標設定

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