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群馬大学/2019年度

群馬大学 2019年 数学 第5問解答・解説

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1問題

群馬大学2019年度第5問

座標空間において原点 O, 点 A(1,-2,2), 点 B(3,-4,5) をとり, 3 点 O, A, B が定める平面を α とする。このとき次の間に答えよ。

(1) 平面 α\alpha 上に点 F をとる。F の位置ベクトル f⃗\vec{f} は OA→\overrightarrow{\mathrm{OA}} と垂直な単位ベクトルであり, f⃗\vec{f} と OB→\overrightarrow{\mathrm{OB}} のなす角 θ\theta は不等式 0<θ<π2\displaystyle 0 < \theta < \frac{\pi}{2} を満たしている。このとき点 F の座標を求めよ。

(2) 点 P(0,0,2) の位置ベクトルを p⃗\vec{p} とおく。ベクトル OA→\overrightarrow{OA} と同じ向きの単位ベクトルを e⃗\vec{e} とし, s, t がそれぞれ実数全体を動くとき, ∣p⃗−(se⃗+tf⃗)∣|\vec{p} - (s\vec{e} + t\vec{f})| の最小値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) F=(23,23,13)\displaystyle F=\left(\frac23,\frac23,\frac13\right)。 (2) 最小値は 43\displaystyle \frac43。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

a⃗=OA→=(1,−2,2)\vec a=\overrightarrow{OA}=(1,-2,2)、b⃗=OB→=(3,−4,5)\vec b=\overrightarrow{OB}=(3,-4,5) とおくと ∣a⃗∣2=9,a⃗⋅b⃗=21.|\vec a|^2=9,\qquad \vec a\cdot\vec b=21. b⃗\vec b から a⃗\vec a 方向の成分を除いたベクトルは u⃗=b⃗−a⃗⋅b⃗∣a⃗∣2a⃗=(3,−4,5)−73(1,−2,2)=(23,23,13).\displaystyle \vec u=\vec b-\frac{\vec a\cdot\vec b}{|\vec a|^2}\vec a =(3,-4,5)-\frac73(1,-2,2) =\left(\frac23,\frac23,\frac13\right). これは α\alpha 上にあり a⃗\vec a と垂直で、∣u⃗∣2=(4+4+1)/9=1|\vec u|^2=(4+4+1)/9=1。さらに u⃗⋅b⃗=23⋅3+23⋅(−4)+13⋅5=1,∣b⃗∣=50,\displaystyle \vec u\cdot\vec b =\frac23\cdot3+\frac23\cdot(-4)+\frac13\cdot5=1,\qquad |\vec b|=\sqrt{50}, ゆえに 0<cos⁡θ=(u⃗⋅b⃗)/(∣u⃗∣∣b⃗∣)=1/50<10<\cos\theta=(\vec u\cdot\vec b)/(|\vec u||\vec b|)=1/\sqrt{50}<1。反対向きの単位ベクトルはこの内積が負になるため、条件に合うのは f⃗=u⃗=(23,23,13),F(23,23,13)\displaystyle \vec f=\vec u=\left(\frac23,\frac23,\frac13\right), \qquad F\left(\frac23,\frac23,\frac13\right) である。

次に e⃗=a⃗∣a⃗∣=(13,−23,23).\displaystyle \vec e=\frac{\vec a}{|\vec a|} =\left(\frac13,-\frac23,\frac23\right). ∣e⃗∣=∣f⃗∣=1|\vec e|=|\vec f|=1、e⃗⋅f⃗=0\vec e\cdot\vec f=0 であり、e⃗,f⃗\vec e,\vec f は平面 α\alpha の互いに垂直な長さ1の二方向である。したがって p⃗⋅e⃗=43,p⃗⋅f⃗=23,∣p⃗∣2=4.\displaystyle \vec p\cdot\vec e=\frac43,\qquad \vec p\cdot\vec f=\frac23,\qquad |\vec p|^2=4. よって 実数 s,ts,t に対して ∣p⃗−(se⃗+tf⃗)∣2=∣p⃗∣2+s2+t2−2s(p⃗⋅e⃗)−2t(p⃗⋅f⃗)=4+s2+t2−83s−43t=(s−43)2+(t−23)2+169.\displaystyle \begin{aligned} |\vec p-(s\vec e+t\vec f)|^2 &=|\vec p|^2+s^2+t^2-2s(\vec p\cdot\vec e)-2t(\vec p\cdot\vec f)\\ &=4+s^2+t^2-\frac83s-\frac43t\\ &=\left(s-\frac43\right)^2+\left(t-\frac23\right)^2+\frac{16}{9}. \end{aligned} 最小値は s=43, t=23\displaystyle s=\frac43,\ t=\frac23 のときに得られ、求める距離は 169=43\displaystyle \sqrt{\frac{16}{9}}=\frac43 である。

この問題で使う考え方

  • 内積
  • 正射影
  • 平方完成

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