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富山大学/2023年度

富山大学 2023年 数学 第2問解答・解説

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1問題

富山大学2023年度第2問

eを自然対数の底として、f(x) = x²e^(−x/2) (x ≧ 0) を考える。次の問いに答えよ。ただし、正の整数nに対して、lim[x→∞] xⁿe^(−x/2) = 0であることは用いてよい。

(1) 関数 y = f(x) の増減、およびグラフの凹凸を調べ、グラフをかけ。また、変曲点が2つ以上あれば、それらのy座標の大小関係も調べよ。ただし、2 < e < 3であることを用いてもよい。

(2) 不定積分 ∫ f(x) dx を求めよ。

(3) aを正の実数とする。xy平面において、0 ≦ y ≦ f(x)、0 ≦ x ≦ a を満たす部分の面積を S(a) とするとき、S(a) をaの式で表せ。

(4) (3)のS(a)に対して、lim[a→∞] S(a) を求めよ。 (解答用紙は2を使用せよ)

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 最大値 16/e2\quad 16/e^2\quad (x=4)。グラフは0から増加し4で最大後減少して0へ近づき、変曲点は α=4−22,β=4+22\quad \alpha=4-2\sqrt2,\beta=4+2\sqrt2\quad 、かつ f(β)>f(α)\quad f(\beta)>f(\alpha)\quad 。 (2) ∫f(x)dx=−2e−x/2(x2+4x+8)+C\displaystyle \quad \int f(x)dx=-2e^{-x/2}(x^2+4x+8)+C\quad 。 (3) S(a)=16−2e−a/2(a2+4a+8)\quad S(a)=16-2e^{-a/2}(a^2+4a+8)\quad 。 (4) 極限 16\quad 16\quad 。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

f(x)=x2e−x/2 (x≧0)f(x)=x^2e^{-x/2}\ (x\ge0) について f′(x)=x(4−x)2e−x/2,f′′(x)=x2−8x+84e−x/2.\displaystyle f'(x)=\frac{x(4-x)}2e^{-x/2},\qquad f''(x)=\frac{x^2-8x+8}{4}e^{-x/2}. よって0≦x≦4の範囲で増加し、x≧4の範囲で減少する。最大は 16/e216/e^2。変曲点のx座標は α=4−22,β=4+22\alpha=4-2\sqrt2,\beta=4+2\sqrt2 で、f″は正・負・正の順に符号が変わる。さらに f(β)f(α)=17+122e22>1\displaystyle \frac{f(\beta)}{f(\alpha)}=\frac{17+12\sqrt2}{e^{2\sqrt2}}>1 (17+122>27>e3>e2217+12\sqrt2>27>e^3>e^{2\sqrt2} は 22<3,e<32\sqrt2<3, e<3 より)なので後の変曲点の方が高い。グラフの概形は下図の通り(座標は概形)。

横軸x・縦軸yの座標平面に、青い曲線y=x²e^(−x/2)が原点Oから水平に立ち上がり、x=4で極大(最大)の黒点(4,16/e²)をとってから下がり、右へ行くほどx軸に近づく様子が描かれている。変曲点はx=αとx=βの黒点で、それぞれから軸へ破線が引かれ、x軸に目盛α、4、β、10、y軸に目盛f(α)、f(β)、16/e²がある。下に「α=4−2√2,β=4+2√2,f(α)<f(β)。x→∞のときy→0(x軸に近づく)。」と注記がある。

部分積分で ∫x2e−x/2dx=−2e−x/2(x2+4x+8)+C.\displaystyle \int x^2e^{-x/2}dx=-2e^{-x/2}(x^2+4x+8)+C. 従って S(a)=∫0af(x)dx=16−2e−a/2(a2+4a+8)\displaystyle S(a)=\int_0^a f(x)dx=16-2e^{-a/2}(a^2+4a+8)。原文で許された xne−x/2→0x^ne^{-x/2}\to0 をn=1,2に使えば lim⁡a→∞S(a)=16\displaystyle \lim\limits _{a\to\infty}S(a)=16。

この問題で使う考え方

  • 増減・凹凸判定
  • 部分積分
  • グラフの概形

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