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富山大学/2025年度

富山大学 2025年 数学 第1問解答・解説

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1問題

富山大学2025年度第1問

多項式 P(x)=(x^6−3x^4+3x^2−1)x^3(x^2+1)(x^2+2)(x^2+3) を考える。次の問いに答えよ。

(1) 多項式 P(x) が2次式 x^2−1 で割り切れることを示せ。

(2) 6480を素因数分解せよ。

(3) nが2以上の整数のとき P(n)は6480の倍数であることを示せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

まず x6−3x4+3x2−1=(x2−1)3 だから、P(x)=x3(x2−1)3(x2+1)(x2+2)(x2+3).(1) P(x)=(x2−1){x3(x2−1)2(x2+1)(x2+2)(x2+3)} と書け、波括弧内は整数係数多項式である。よって x2−1 で割り切れる。(2) 6480=648⋅10=(23⋅34)(2⋅5)=24⋅34⋅5.(3) n≧2 を整数とする。まず 24 について、n が偶数なら 23∣n3 かつ 2∣(n2+2) なので 24∣P(n). n が奇数なら n2≡1(mod8) より 8∣(n2−1);したがって 29∣(n2−1)3 であり、24∣P(n).次に 34 について、3∣n なら 27∣n3 かつ 3∣(n2+3) なので 81∣P(n). 3∤n なら n2≡1(mod3) だから 3∣(n2−1) および 3∣(n2+2). よって 27∣(n2−1)3 と 3∣(n2+2) から 81∣P(n).最後に 5 について、5∣n なら 5∣n3.そうでなければ n2≡1 または 4(mod5).前者では 5∣(n2−1)、後者では 5∣(n2+1) だから、いずれも 5∣P(n).以上より 16∣P(n), 81∣P(n), 5∣P(n). 16,81,5 は互いに素で、その積は 6480 なので 6480∣P(n).\text{まず }x^6-3x^4+3x^2-1=(x^2-1)^3\text{ だから、} P(x)=x^3(x^2-1)^3(x^2+1)(x^2+2)(x^2+3). \text{(1) }P(x)=(x^2-1)\{x^3(x^2-1)^2(x^2+1)(x^2+2)(x^2+3)\}\text{ と書け、波括弧内は整数係数多項式である。よって }x^2-1\text{ で割り切れる。} \text{(2) }6480=648\cdot10=(2^3\cdot3^4)(2\cdot5)=2^4\cdot3^4\cdot5. \text{(3) }n\ge2\text{ を整数とする。まず }2^4\text{ について、}n\text{ が偶数なら }2^3\mid n^3\text{ かつ }2\mid(n^2+2)\text{ なので }2^4\mid P(n).\text{ }n\text{ が奇数なら }n^2\equiv1\pmod8\text{ より }8\mid(n^2-1);\text{したがって }2^9\mid(n^2-1)^3\text{ であり、}2^4\mid P(n). \text{次に }3^4\text{ について、}3\mid n\text{ なら }27\mid n^3\text{ かつ }3\mid(n^2+3)\text{ なので }81\mid P(n).\text{ }3\nmid n\text{ なら }n^2\equiv1\pmod3\text{ だから }3\mid(n^2-1)\text{ および }3\mid(n^2+2).\text{ よって }27\mid(n^2-1)^3\text{ と }3\mid(n^2+2)\text{ から }81\mid P(n). \text{最後に }5\text{ について、}5\mid n\text{ なら }5\mid n^3.\text{そうでなければ }n^2\equiv1\text{ または }4\pmod5.\text{前者では }5\mid(n^2-1)\text{、後者では }5\mid(n^2+1)\text{ だから、いずれも }5\mid P(n). \text{以上より }16\mid P(n),\ 81\mid P(n),\ 5\mid P(n).\text{ }16,81,5\text{ は互いに素で、その積は }6480\text{ なので }6480\mid P(n).

この問題で使う考え方

  • 三次の乗法・因数分解公式
  • 約数・倍数

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