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山形大学/2010年度

山形大学 2010年 数学 第1問解答・解説

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1問題

山形大学2010年度第1問

自然数全体から, 偶数と 3k3^{k} (k は自然数) と表される数を取り出して, 小さい方から順に並べたものを

a1,a2,a3,…,an,…a _ {1}, a _ {2}, a _ {3}, \dots , a _ {n}, \dots

とする.この数列 {an}\{a_{n}\} について,次の問に答えよ.

(1) an=1000a_{n}=1000 となる n を求めよ.

(2) an=3ma_{n}=3^{m} (m は自然数) となる n を m を用いて表せ.

(3) 一般項 ana_{n} を求めよ.

(4) 第 n 項までの和を SnS_{n} とする. 自然数 m に対して 3m≦an<3m+13^{m} \leq a_{n} < 3^{m+1} であるとき, SnS_{n} を m, n を用いて表せ.

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    506
  • (2)
    n=(3m−1)/2+m=(3m+2m−1)/2n=(3^m−1)/2+m=(3^m+2m−1)/2
  • (3)
    qm=(3m−1)/2+m(m≧1),q0=0;qm≦n<qm+1:an=3mifn=qm(m≧1),otherwisean=2(n−m)q_m=(3^m−1)/2+m (m≥1), q_0=0; q_m≤n<q_{m+1}: a_n=3^m if n=q_m (m≥1), otherwise a_n=2(n−m)
  • (4)
    Sn=(n−m)(n−m+1)+3m+1−32\displaystyle S_n=(n-m)(n-m+1)+\frac{3^{m+1}-3}{2}。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

数列は、正の偶数と正の3の冪を小さい順に並べたものである。両者に共通項はない。

(1) 10001000 以下の正の偶数は 500500 個、10001000 以下の3の冪は 3,9,27,81,243,7293,9,27,81,243,729 の 66 個である。したがって n=500+6=506.n=500+6=506.

(2) 3m3^m より小さい正の偶数は (3m−1)/2(3^m-1)/2 個であり、3の冪は 3,32,…,3m3,3^2,\ldots,3^m の mm 個である。よって 3m3^m の順位は n=3m−12+m=3m+2m−12.\displaystyle n=\frac{3^m-1}{2}+m=\frac{3^m+2m-1}{2}.

(3) qm=(3m−1)/2+m (m≧1)q_m=(3^m-1)/2+m\ (m\ge1) とおき、区切り用に q0=0q_0=0 とする。各 n≧1n\ge1 について、qm≦n<qm+1q_m\le n<q_{m+1} となる m≧0m\ge0 を選ぶ。このとき an={3m,n=qm,m≧1,2(n−m),qm<n<qm+1,m≧0.a_n=\begin{cases} 3^m,& n=q_m,\quad m\ge1,\\ 2(n-m),& q_m<n<q_{m+1},\quad m\ge0. \end{cases} 実際、qmq_m は 3m3^m の項番号である。隣り合う3の冪の順位の間では、3の冪が mm 個現れており、残りの項は偶数列 2,4,6,…2,4,6,\ldots の先頭から n−mn-m 個である。m=0m=0 では q0=0<1<q1=2q_0=0<1<q_1=2 なので、a1=2a_1=2 もこの式に含まれる。

(4) 3m≦an<3m+13^m\le a_n<3^{m+1} なら、最初の nn 項には3の冪 3,32,…,3m3,3^2,\ldots,3^m が mm 個、偶数 2,4,…,2(n−m)2,4,\ldots,2(n-m) が n−mn-m 個含まれる。したがって Sn=2∑j=1n−mj+∑j=1m3j=(n−m)(n−m+1)+3m+1−32.\displaystyle S_n=2\sum\limits _{j=1}^{n-m}j+\sum\limits _{j=1}^{m}3^j =(n-m)(n-m+1)+\frac{3^{m+1}-3}{2}.

正の偶数と3の冪の個数を数えて3m3^mの順位をqmq_mとする。隣接する冪の間では残りが連続した偶数列となる。和は偶数の等差和と3の冪の等比和を加える。

この問題で使う考え方

  • 集合要素の個数と順位
  • 区間分けによる一般項
  • 等差数列の和
  • 等比数列の和

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