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山形大学/2018年度

山形大学 2018年 数学 第1問解答・解説

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1問題

山形大学2018年度第1問

原点を出発点とし, x 軸上を動く点 P がある. 白球 6 個と黒球 4 個が入っている袋から球を 1 個ずつ取り出す. 取り出した球が白球であれば点 P は正の方向に 1 だけ進み, 黒球であれば点 P は負の方向に 1 だけ進むこととする. ただし, 取り出した球は袋に戻さない. このとき, 次の間に答えよ.

(1) 球を 2 回取り出すとき, 点 P が原点にある確率を求めよ.

(2) 球を 8 回取り出すとき, 点 P の座標が 2 である確率を求めよ.

(3) 球を 6 回取り出すとき, 2 回目かつ 6 回目で点 P が原点にある確率を求めよ.

(4) 球を 6 回取り出すとき, 6 回目で点 P の座標が初めて 4 となる確率を求めよ.

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

球の色の並びを数え、非復元抽出の確率を組合せと条件付きの数え上げで求める。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 815,\displaystyle \space{}\frac{8}{15},\qquad (2) 815,\displaystyle \space{}\frac{8}{15},\qquad (3) 835,\displaystyle \space{}\frac{8}{35},\qquad (4) 8105.\displaystyle \space{}\frac{8}{105}.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

白球を W、黒球を B と表す。(1)2回後に原点にいるには、WB または BW となればよい。61049+41069=815.(2)8回後の座標を 2 とするには、白球を 5個、黒球を 3個引く。(65)(43)(108)=815.(3)2回目に原点にいる事象は、最初の2回が WB または BW である。その確率は 815。この後は白球5個、黒球3個が残る。6回目にも原点にいるには、次の4回で白黒を各2個引けばよいから、条件付き確率は(52)(32)(84)=37.よって求める確率は 815⋅37=835.(4)6回後の座標が 4 となるには、白球5個、黒球1個を引く。その確率は(65)(41)(106)=435.この条件のもとで、黒球が出る位置は6か所のどれも同様に確からしい。初めて座標 4 となるのが6回目であるためには、黒球の位置が1回目から4回目でなければならない。位置が5回目または6回目なら、最初の4回が白球となって4回目に既に座標 4 となる。したがって条件付き確率は 46 であり、求める確率は435⋅46=8105.\displaystyle \text{白球を }W\text{、黒球を }B\text{ と表す。} \text{(1)}\quad 2\text{回後に原点にいるには、}WB\text{ または }BW\text{ となればよい。} \quad \frac{6}{10}\frac{4}{9}+\frac{4}{10}\frac{6}{9} =\frac{8}{15}. \text{(2)}\quad 8\text{回後の座標を }2\text{ とするには、白球を }5\text{個、黒球を }3\text{個引く。} \quad \frac{\binom65\binom43}{\binom{10}{8}} =\frac{8}{15}. \text{(3)}\quad 2\text{回目に原点にいる事象は、最初の2回が }WB\text{ または }BW\text{ である。} \text{その確率は }\frac{8}{15}\text{。この後は白球5個、黒球3個が残る。} 6\text{回目にも原点にいるには、次の4回で白黒を各2個引けばよいから、条件付き確率は} \quad \frac{\binom52\binom32}{\binom84}=\frac37. \text{よって求める確率は }\frac{8}{15}\cdot\frac37=\frac{8}{35}. \text{(4)}\quad 6\text{回後の座標が }4\text{ となるには、白球5個、黒球1個を引く。} \text{その確率は} \quad \frac{\binom65\binom41}{\binom{10}{6}}=\frac4{35}. \text{この条件のもとで、黒球が出る位置は6か所のどれも同様に確からしい。} \text{初めて座標 }4\text{ となるのが6回目であるためには、黒球の位置が1回目から4回目でなければならない。} \text{位置が5回目または6回目なら、最初の4回が白球となって4回目に既に座標 }4\text{ となる。} \text{したがって条件付き確率は }\frac46\text{ であり、求める確率は} \quad \frac4{35}\cdot\frac46=\frac8{105}.

この問題で使う考え方

  • 組合せ
  • 順列
  • 確率の基本法則

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