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日本大学/2021年度/N1

日本大学 2021年 数学 第II問解答・解説

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1問題

日本大学2021年度第II問

共通注意:次の解答欄1〜58のそれぞれには、0から9までの数字または負の符号が入る。解答用紙の同じ番号の欄にマークして答える。分数はすべて既約分数とし、負の分数では符号を分子につける。根号の中の数は最も小さい自然数を用いる。各空欄の下付き数字は問題用紙に印刷された解答欄番号を示す。

1から9までの数字が順に一つずつ書かれた9個の玉が入っている袋と、下図のように1から9までの数字が書かれた3×3のマスがある。袋の中から玉を1個取り出し、玉に書かれた数字と同じ数字のマスに穴を開けるという試行を繰り返し行う。ただし、取り出した玉は元に戻さないものとする。

3行3列の正方形のマスの図。上段には左から1、2、3、中段には4、5、6、下段には7、8、9が書かれている。

(1) 縦または横に初めて穴が3つ並ぶまでの試行回数の最小値を mm、最大値を MM とすると、 m=013,M=014m=\boxed{\phantom{0}}_{\text{13}},\qquad M=\boxed{\phantom{0}}_{\text{14}} である。

(2) (1)において、mm 回目の試行後に縦または横に穴が3つ並ぶ確率は 015016017\displaystyle \frac{\boxed{\phantom{0}}_{\text{15}}}{\boxed{\phantom{0}}_{\text{16}}\boxed{\phantom{0}}_{\text{17}}} である。

(3) (1)において、MM 回目の試行後に縦または横に初めて穴が3つ並ぶ確率は 018019020\displaystyle \frac{\boxed{\phantom{0}}_{\text{18}}}{\boxed{\phantom{0}}_{\text{19}}\boxed{\phantom{0}}_{\text{20}}} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

抽出順の一様性から、最初の k 個の集合を数えた。初回と最終回の範囲を配置条件で定め、各時点で初めて列が完成する部分集合を数えた。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)m=3, M=7;(1)\quad m=3,\space{}M=7;
    (2)114;\displaystyle (2)\quad \frac1{14};
    (3)114.\displaystyle (3)\quad \frac1{14}.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

9個の玉は戻さずに取り出すため、取り出し順は9個の数字の順列で一様である。従って、最初の kk 回で開けたマスの集合は、(9k)\displaystyle \binom{9}{k} 個の kk マスの集合のうちどれになるかが同様に確からしい。

(1) 3個未満の穴では縦または横に3つ並ぶことはない。一方、最初の3個が例えば 1,2,31,2,3 なら、3回目で横に並ぶ。従って最小値は m=3m=3 である。

7個の穴があれば、3行に各2個以下ずつ置くことはできないので、少なくとも一つの行に3個並ぶ。従って初めて並ぶ回数は高々7回である。また、例えば 1,5,91,5,9 を残りの3マスとすれば、最初の6マスは各行・各列に2個ずつあり、まだ3個並ばない。7個目を開けると必ず3個並ぶので、最大値は M=7M=7 である。

(2) m=3m=3 なので、3回目に初めて並ぶのは最初の3個が一つの行または列をなす場合である。成功する3マス集合は、3行と3列の計6通りであり、全体は (93)=84\displaystyle \binom93=84 通りだから Pr⁡(T=m)=6(93)=684=114.\displaystyle \Pr(T=m)=\frac{6}{\binom93}=\frac{6}{84}=\frac1{14}.

(3) M=7M=7 回目に初めて並ぶための必要十分条件は、最初の6マスに3個並ぶ列がないことである。そのような6マス集合では、各行に2個ずつ、各列にも2個ずつ穴がある。従って、残りの3マスは各行・各列にちょうど1個ずつ含まれる。この残す3マスの選び方は、各行に一つずつ選び、列が重複しないように並べる 3!=63! =6 通りである。逆にこれらの選び方では、最初の6マスに3個並ぶ列はない。

全ての6マス集合は (96)=84\displaystyle \binom96=84 通り同様に確からしい。また、最初の6マスに3個並ぶ列がなければ、7マス目には少なくとも一つの行に3個並ぶため、初めて並ぶのはちょうど7回目となる。よって Pr⁡(T=M)=6(96)=684=114.\displaystyle \Pr(T=M)=\frac{6}{\binom96}=\frac{6}{84}=\frac1{14}.

検算として、確率はいずれも 00 と 11 の間にあり、成功する3マス集合6通り、初めの6マスが安全な集合6通りという直接の数え上げとも一致する。

この問題で使う考え方

  • 組合せ
  • 順列
  • 和の法則
  • 確率の基本法則

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