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山口大学/2003年度/前期

山口大学 2003年 数学 第4問解答・解説

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1問題

山口大学2003年度第4問配点 50点

△OAB\triangle OAB を OA=3, OB=4, ∠AOB=90∘OA=\sqrt{3},\ OB=4,\ \angle AOB=90^\circ である直角三角形とする。∠AOC=30∘\angle AOC=30^\circ である辺 ABAB 上の点を CC とし、辺 ABAB を 2:12:1 に内分する点を DD とする。OA→=a→, OB→=b→\overrightarrow{OA}=\overrightarrow{a},\ \overrightarrow{OB}=\overrightarrow{b} とするとき、次の問いに答えよ。

(1) △OAC\triangle OAC および △OBC\triangle OBC の面積を OCOC を用いて表し、面積比 △OAC:△OBC\triangle OAC:\triangle OBC を求めよ。

(2) OC→, OD→\overrightarrow{OC},\ \overrightarrow{OD} を a→, b→\overrightarrow{a},\ \overrightarrow{b} を用いて表せ。

(3) 辺 OBOB の中点を EE とし、線分 AEAE と線分 OC,ODOC,OD の交点をそれぞれ M,NM,N とする。このとき、AM:MEAM:ME および面積比 △OMN:△OAB\triangle OMN:\triangle OAB を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) △OACの面積は 34 OC\displaystyle \frac{\sqrt3}{4}\,\mathrm{OC}、△OBCの面積は √3 OC、面積比は1:4。(2) OCベクトル=(4a+b)/5、ODベクトル=(a+2b)/3。(3) AM:ME=1:2、△OMN:△OAB=7:30。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) ∠BOC=90∘−30∘=60∘\angle BOC=90^\circ-30^\circ=60^\circ とおく。x=OCx=OC とすると、三角形の面積公式から [OAC]=12 OA⋅OCsin⁡30∘=34x,[OBC]=12 OB⋅OCsin⁡60∘=3x.\displaystyle [OAC]=\frac12\,OA\cdot OC\sin30^\circ=\frac{\sqrt3}{4}x,\qquad [OBC]=\frac12\,OB\cdot OC\sin60^\circ=\sqrt3 x. したがって、△OAC:△OBC=1:4\triangle OAC:\triangle OBC=1:4 である。両三角形は底辺 AC,CBAC, CB が同一直線 ABAB 上にあり、高さが共通なので AC:CB=1:4AC:CB=1:4。内分点の公式より OC→=4a→+b→5.\displaystyle \overrightarrow{OC}=\frac{4\overrightarrow a+\overrightarrow b}{5}.

(2) AD:DB=2:1AD:DB=2:1 だから、内分点の公式より OD→=a→+2b→3.\displaystyle \overrightarrow{OD}=\frac{\overrightarrow a+2\overrightarrow b}{3}.

(3) 線分 AEAE 上の点 PP を OP→=(1−s)a→+s2b→(0≦s≦1)\displaystyle \overrightarrow{OP}=(1-s)\overrightarrow a+\frac{s}{2}\overrightarrow b (0\le s\le1) と表す。このとき AP:PE=s:(1−s)AP:PE=s:(1-s) である。MM は OCOC 上にもあるから、ある tt について (1−s)a→+s2b→=t5(4a→+b→).\displaystyle (1-s)\overrightarrow a+\frac{s}{2}\overrightarrow b=\frac{t}{5}(4\overrightarrow a+\overrightarrow b). 係数を比較すると 1−s=4t/5,s/2=t/51-s=4t/5, s/2=t/5 であり、t=5s/2t=5s/2 を代入して s=1/3s=1/3。よって AM:ME=1:2AM:ME=1:2 で、OM→=23a→+16b→\displaystyle \overrightarrow{OM}=\frac23\overrightarrow a+\frac16\overrightarrow b。

また NN は ODOD 上にもあるから、ある uu について (1−s)a→+s2b→=u3(a→+2b→).\displaystyle (1-s)\overrightarrow a+\frac{s}{2}\overrightarrow b=\frac{u}{3}(\overrightarrow a+2\overrightarrow b). 係数比較より 1−s=u/3,s/2=2u/31-s=u/3, s/2=2u/3。これを解くと s=4/5,u=3/5s=4/5, u=3/5 なので、ON→=15a→+25b→\displaystyle \overrightarrow{ON}=\frac15\overrightarrow a+\frac25\overrightarrow b。

a→⊥b→\overrightarrow a\perp\overrightarrow b であるから、αa→+βb→\alpha\overrightarrow a+\beta\overrightarrow b と γa→+δb→\gamma\overrightarrow a+\delta\overrightarrow b がつくる三角形の面積は、△OAB の面積に対して ∣αδ−βγ∣|\alpha\delta-\beta\gamma| 倍となる。したがって [OMN][OAB]=∣23⋅25−16⋅15∣=730,\displaystyle \frac{[OMN]}{[OAB]}=\left|\frac23\cdot\frac25-\frac16\cdot\frac15\right|=\frac7{30}, ゆえに △OMN:△OAB=7:30\triangle OMN:\triangle OAB=7:30. 面積比について、OAOAとOBOBは垂直なので通常の直交座標を O=(0,0),A=(3,0),B=(0,4)O=(0,0),A=(\sqrt3,0),B=(0,4) ととれる。M,NM,Nの実座標へ置き換えて三角形の座標面積公式を用いると、分子分母に共通な 43/24\sqrt3/2 が消え、上の係数の式が得られる。

この問題で使う考え方

  • 面積比
  • 内分点
  • 係数比較

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