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鳥取大学/2002年度/前期

鳥取大学 2002年 数学 第II問解答・解説

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1問題

鳥取大学2002年度第II問

1 辺の長さが 11 の立方体 ABCD-EFGHABCD\text{-}EFGH において,AB→=a→\overrightarrow{AB}=\overrightarrow{a}, AD→=b→\overrightarrow{AD}=\overrightarrow{b}, AE→=c→\overrightarrow{AE}=\overrightarrow{c} とおく。対角線 AGAG と平面 BDEBDE との交点を PP とする。

立方体ABCD-EFGHの図で、下面の手前右にA、奥右にB、奥左にC、手前左にD、対応する上面にE、F、G、Hが表示されている。線分BD、DE、EBで三角形BDEが描かれ、対角線AG上の黒点にPが表示されている。AGはDEを横切ってからPまでの部分が破線で、他の部分と立方体の辺、三角形の辺は実線である。

(1) AGAG は平面 BDEBDE に直交することを示せ。   (2) AP→\overrightarrow{AP} を a→\overrightarrow{a}, b→\overrightarrow{b}, c→\overrightarrow{c} を用いて表せ。また AP→\overrightarrow{AP} の大きさを求めよ。   (3) 線分 BD,DE,EBBD,DE,EB を 1:21:2 に内分する点を,それぞれ Q,R,SQ,R,S とするとき,三角錐 A-QRSA\text{-}QRS の体積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    AG⊥AG\perp 平面BDE
  • (2)
    AP→=a⃗+b⃗+c⃗3,∣AP∣=13\displaystyle \overrightarrow{AP}=\frac{\vec a+\vec b+\vec c}{3},\quad |AP|=\frac{1}{\sqrt3}
  • (3)
    1/18

3解答

解答を見る途中式つきの解答

座標を A=(0,0,0),B=(1,0,0),D=(0,1,0),E=(0,0,1)A=(0,0,0), B=(1,0,0), D=(0,1,0), E=(0,0,1) とする。 (1) 平面 BDEBDE の方程式は x+y+z=1x+y+z=1。法線方向 (1,1,1)(1,1,1) は AG→\overrightarrow{AG} の方向でもあるので、AG⊥BDEAG\perp BDE。 (2) PP は AGAG 上にあるから P=(t,t,t)P=(t,t,t) と書ける。平面の式から 3t=13t=1 より AP→=a⃗+b⃗+c⃗3,∣AP∣=13.\displaystyle \overrightarrow{AP}=\frac{\vec a+\vec b+\vec c}{3},\qquad |AP|=\frac1{\sqrt3}. (3) 内分比より Q=(23,13,0),R=(0,23,13),S=(13,0,23).\displaystyle Q=(\frac23,\frac13,0),\quad R=(0,\frac23,\frac13),\quad S=(\frac13,0,\frac23). 3点は平面 x+y+z=1x+y+z=1 上にあり、例えば ∣QR∣=(23)2+(13)2+(13)2=63.\displaystyle |QR|=\sqrt{(\frac23)^2+(\frac13)^2+(\frac13)^2}=\frac{\sqrt6}{3}. 同様に ∣RS∣=∣SQ∣=63\displaystyle |RS|=|SQ|=\frac{\sqrt6}{3} なので QRSQRS は正三角形であり、底面積は [QRS]=34(63)2=36.\displaystyle [QRS]=\frac{\sqrt3}{4}(\frac{\sqrt6}{3})^2=\frac{\sqrt3}{6}. 点 AA から平面 x+y+z=1x+y+z=1 への垂線の足は (13,13,13)\displaystyle (\frac13,\frac13,\frac13) だから、高さは 13\displaystyle \frac1{\sqrt3}。よって体積は 13[QRS]⋅13=118.\displaystyle \frac13[QRS]\cdot\frac1{\sqrt3}=\frac1{18}.

一辺1の立方体ではa,b,cは互いに垂直な単位ベクトルである。Aを原点とする座標でB=(1,0,0), D=(0,1,0), E=(0,0,1)だから、平面BDEの方程式はx+y+z=1で、法線方向は(1,1,1)。対角線AGの方向ベクトルも(1,1,1)なので、AGは平面BDEに垂直。 PはAG上にあるためAP=t(a+b+c)と書ける。平面の条件を使うと3t=1であり、長さは各ベクトルが直交単位ベクトルであることから√3/3。 内分点はBQ:QD=DR:RE=ES:SB=1:2より、Q=(2a+b)/3, R=(2b+c)/3, S=(2c+a)/3。Q,R,Sの座標の各成分和は1なので、三点は平面x+y+z=1上にある。また、例えばQR=(−2/3,1/3,1/3)で|QR|=√6/3となり、同様にRS=SQ=√6/3。よってQRSは一辺√6/3の正三角形で、底面積は(√3/4)(√6/3)^2=√3/6。Aから平面x+y+z=1までの距離は、垂線の足が(1/3,1/3,1/3)となることから√3/3=1/√3。したがって体積は底面積×高さ÷3=(√3/6)(1/√3)/3=1/18。

この問題で使う考え方

  • ベクトルの成分表示
  • 平面の法線
  • 内分点
  • 行列式による体積

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