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鳥取大学/2002年度/前期

鳥取大学 2002年 数学 第I問解答・解説

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1問題

鳥取大学2002年度第I問

△ABC\triangle ABC において AB=5AB=5, BC=4BC=4, CA=6CA=6 とするとき,次の問いに答えよ。   (1) △ABC\triangle ABC の面積を求めよ。   (2) 点 P,QP,Q をそれぞれ辺 AB,ACAB,AC 上にとる。線分 PQPQ が △ABC\triangle ABC の面積を 22 等分するとき,線分 PQPQ の長さの最小値と最大値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

(1) 余弦定理より 42=52+62−2⋅5⋅6cos⁡A,cos⁡A=34.\displaystyle 4^2=5^2+6^2-2\cdot5\cdot6\cos A, \qquad \cos A=\frac34. 0<A<π0<A<\pi なので sin⁡A=1−cos⁡2A=74.\displaystyle \sin A=\sqrt{1-\cos^2 A}=\frac{\sqrt7}{4}. したがって [ABC]=12⋅5⋅6sin⁡A=1574.\displaystyle [ABC]=\frac12\cdot5\cdot6\sin A=\boxed{\frac{15\sqrt7}{4}}.

(2) x=APAB\displaystyle x=\frac{AP}{AB}、y=AQAC\displaystyle y=\frac{AQ}{AC} とおく。0≦x,y≦10\le x,y\le1 であり、面積公式と共通の角AAから、[APQ]=12(AP)(AQ)sin⁡A=xy[ABC]\displaystyle [APQ]=\frac12(AP)(AQ)\sin A=xy[ABC]。線分 PQPQ が三角形の面積を二等分する条件は xy=12\displaystyle xy=\frac12 である。よって 12≦x≦1,y=12x.\displaystyle \frac12\le x\le1,\qquad y=\frac1{2x}. 三角形 APQAPQ に余弦定理を用いると PQ2=(5x)2+(6y)2−2(5x)(6y)cos⁡A=25x2+36y2−45xy=25x2+9x2−452.\displaystyle \begin{aligned} PQ^2&=(5x)^2+(6y)^2-2(5x)(6y)\cos A\\ &=25x^2+36y^2-45xy =25x^2+\frac9{x^2}-\frac{45}{2}. \end{aligned} ここで t=x2t=x^2 とおけば 14≦t≦1\displaystyle \frac14\le t\le1 である。

相加相乗平均より 25t+9t≧225t⋅9t=30,\displaystyle 25t+\frac9t\ge2\sqrt{25t\cdot\frac9t}=30, 等号は t=35\displaystyle t=\frac35 で成立し、この値は許容範囲内にある。したがって PQ2≧30−452=152,PQmin⁡=302.\displaystyle PQ^2\ge30-\frac{45}{2}=\frac{15}{2}, \qquad PQ_{\min}=\boxed{\frac{\sqrt{30}}2}.

最大値については、14≦t≦1<3625\displaystyle \frac14\le t\le1<\frac{36}{25} より 1694−(25t+9t)=−100(t−14)(t−3625)4t≧0.\displaystyle \frac{169}{4}-\left(25t+\frac9t\right) =-\frac{100\left(t-\frac14\right)\left(t-\frac{36}{25}\right)}{4t}\ge0. よって PQ2≦1694−452=794\displaystyle PQ^2\le\frac{169}{4}-\frac{45}{2}=\frac{79}{4}。等号は t=14\displaystyle t=\frac14、すなわち x=12,y=1\displaystyle x=\frac12,y=1 で実現する。したがって PQmax⁡=792.\displaystyle PQ_{\max}=\boxed{\frac{\sqrt{79}}2}. 答えは、(1) 1574\displaystyle \frac{15\sqrt7}{4}、(2) 最小値 302\displaystyle \frac{\sqrt{30}}2、最大値 792\displaystyle \frac{\sqrt{79}}2 である。

この問題で使う考え方

  • 余弦定理
  • 面積比
  • 相加相乗平均
  • 因数分解による範囲評価

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