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京都大学/2002年度

京都大学 2002年 数学 第2問解答・解説

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1問題

京都大学2002年度第2問配点 35点

半径1の円周上に相異なる3点A, B, Cがある。

(1) AB² + BC² + CA² > 8 ならば△ABCは鋭角三角形であることを示せ。

(2) AB² + BC² + CA² ≦ 9 が成立することを示せ。また,この等号が成立するのはどのような場合か。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

(1) a=BC,b=CA,c=ABa=BC,b=CA,c=AB とおく。半径1の円の弦だから各辺は2以下。 対偶を示す。例えば ∠A≧90∘\angle A\ge90^\circ なら余弦定理より a2≧b2+c2a^2\ge b^2+c^2。従って a2+b2+c2≦2a2≦8a^2+b^2+c^2\le2a^2\le8。 他の角についても同様なので,辺の二乗和が8を超えるなら三角形は鋭角である。 (2) 円の中心を原点とし,頂点へのベクトルを x,y,z\boldsymbol x,\boldsymbol y,\boldsymbol z とおく。各長さは1。展開して AB2+BC2+CA2=9−∣x+y+z∣2≦9.AB^2+BC^2+CA^2=9-|\boldsymbol x+\boldsymbol y+\boldsymbol z|^2\le9. 等号なら x+y=−z\boldsymbol x+\boldsymbol y=-\boldsymbol z なので 1=2+2x⋅y1=2+2\boldsymbol x\cdot\boldsymbol y。他の組も同様に内積 −1/2-1/2 で,各辺の二乗は3となり正三角形である。 逆に円に内接する正三角形は中心が重心でもあるので3ベクトルの和が0となり等号が成立する。

この問題で使う考え方

  • 余弦定理
  • 対偶・背理法による証明
  • ベクトルの和・差・実数倍
  • 位置ベクトル
  • ベクトルの内積

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