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京都大学/2002年度

京都大学 2002年 数学 第4問解答・解説

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1問題

京都大学2002年度第4問配点 35点

(1) x ≧ 0 で定義された関数 f(x) = log(x + √(1 + x²)) について,導関数 f'(x) を求めよ。

(2) 極方程式 r = θ (θ ≧ 0) で定義される曲線の,0 ≦ θ ≦ π の部分の長さを求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) f′(x)=11+x2\displaystyle f'(x)=\frac{1}{\sqrt{1+x^2}}. (2) π1+π2+log⁡(π+1+π2)2\displaystyle \frac{\pi\sqrt{1+\pi^2}+\log(\pi+\sqrt{1+\pi^2})}{2}.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

s=1+x2s=\sqrt{1+x^2} とおくと s′=x/ss'=x/s であり、連鎖律より f′(x)=1+x/sx+s=s+xs(x+s)=11+x2.\displaystyle f'(x)=\frac{1+x/s}{x+s}=\frac{s+x}{s(x+s)}=\frac1{\sqrt{1+x^2}}.

(2) 極座標 r=θr=\theta は x=θcos⁡θ, y=θsin⁡θ (0≦θ≦π)x=\theta\cos\theta,\ y=\theta\sin\theta\ (0\le\theta\le\pi) と表せる。微分すると x′=cos⁡θ−θsin⁡θ,y′=sin⁡θ+θcos⁡θ,x'=\cos\theta-\theta\sin\theta,\qquad y'=\sin\theta+\theta\cos\theta, よって (x′)2+(y′)2=1+θ2(x')^2+(y')^2=1+\theta^2。したがって弧長は L=∫0π1+θ2 dθ.\displaystyle L=\int_0^\pi\sqrt{1+\theta^2}\,d\theta. 部分積分と微分確認から 2∫1+t2 dt=t1+t2+∫dt1+t2,∫dt1+t2=log⁡(t+1+t2)(t≧0).\displaystyle \begin{aligned} 2\int\sqrt{1+t^2}\,dt&=t\sqrt{1+t^2}+\int\frac{dt}{\sqrt{1+t^2}},\\ \int\frac{dt}{\sqrt{1+t^2}}&=\log(t+\sqrt{1+t^2})\quad(t\ge0). \end{aligned} よって L=π1+π2+log⁡(π+1+π2)2.\displaystyle L=\frac{\pi\sqrt{1+\pi^2}+\log(\pi+\sqrt{1+\pi^2})}{2}.

f(x)=log(x+√(1+x²)) の導関数は1/√(1+x²)。極方程式r=θの0≦θ≦πの長さは∫√(1+θ²)dθ=[π√(1+π²)+log(π+√(1+π²))]/2。

この問題で使う考え方

  • 連鎖律
  • 極座標の媒介変数表示
  • 弧長積分

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