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島根大学/2018年度/前期

島根大学 2018年 数学 第2問解答・解説

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1問題

島根大学2018年度第2問

曲線 CC を時刻 t  (0≦t≦π2)\displaystyle t\;(0\leq t\leq\frac{\pi}{2}) によって {x=sin⁡t,y=y(t),y(0)=y(π2)=0\displaystyle \begin{cases}x=\sin t,\\ y=y(t),\quad y(0)=y(\frac{\pi}{2})=0\end{cases} と媒介変数表示される動点 P(x,y)P(x,y) の軌跡とする。また,0<x<10<x<1 のとき,P(x,y)P(x,y) における曲線 CC の接線の傾きは dydx=2−πxπ1−x2\displaystyle \frac{dy}{dx}=\frac{2-\pi x}{\pi\sqrt{1-x^2}} で与えられているとする。このとき,次の問いに答えよ。

(1) 時刻 t=π4\displaystyle t=\frac{\pi}{4} のときの点 PP における曲線 CC の接線の傾きを求めよ。

(2) 時刻 t  (0<t<π2)\displaystyle t\;(0<t<\frac{\pi}{2}) における点 PP の yy 軸方向の速度 dydt\displaystyle \frac{dy}{dt} を tt を用いて表せ。

(3) y(t)y(t) を tt を用いて表せ。

(4) 曲線 CC と xx 軸で囲まれた図形の面積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    22π−1\displaystyle \frac{2\sqrt2}{\pi}-1
  • (2)
    2/π−sin t
  • (3)
    2t/π+cos t−1
  • (4)
    π/4−2/π

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) t=π4\displaystyle t=\frac\pi4 では x=sin⁡π4=12\displaystyle x=\sin\frac\pi4=\frac1{\sqrt2}。与えられた式から dydx=2−π/2π/2=22π−1.\displaystyle \frac{dy}{dx}=\frac{2-\pi/\sqrt2}{\pi/\sqrt2}=\frac{2\sqrt2}{\pi}-1. (2) x=sin⁡tx=\sin t なので dxdt=cos⁡t\displaystyle \frac{dx}{dt}=\cos t。0<t<π2\displaystyle 0<t<\frac\pi2 では 1−x2=cos⁡t\sqrt{1-x^2}=\cos t より dydt=dydxdxdt=2−πsin⁡tπcos⁡tcos⁡t=2π−sin⁡t.\displaystyle \frac{dy}{dt}=\frac{dy}{dx}\frac{dx}{dt} =\frac{2-\pi\sin t}{\pi\cos t}\cos t =\frac2\pi-\sin t. (3) y(0)=0y(0)=0 を使って積分すると y(t)=∫0t(2π−sin⁡u)du=2tπ+cos⁡t−1.\displaystyle y(t)=\int_0^t\left(\frac2\pi-\sin u\right)du =\frac{2t}{\pi}+\cos t-1. これは t=π2\displaystyle t=\frac\pi2 でも y=0y=0 を満たす。 (4) y′(t)=2π−sin⁡t\displaystyle y'(t)=\frac2\pi-\sin t は一度だけ正から負に変わり、両端で y=0y=0 だから、0<t<π2\displaystyle 0<t<\frac\pi2 で y(t)>0y(t)>0。dx=cos⁡t dtdx=\cos t\,dt を用いると囲まれた面積は ∫0π/2y(t)cos⁡t dt=2π(π2−1)+π4−1=π4−2π.\displaystyle \int_0^{\pi/2}y(t)\cos t\,dt =\frac2\pi\left(\frac\pi2-1\right)+\frac\pi4-1 =\frac\pi4-\frac2\pi.

(1) tt を x=sin⁡tx=\sin t に代入して接線の傾きを整理する。(2) 連鎖律と dxdt=cos⁡t\displaystyle \frac{dx}{dt}=\cos t を使う。(3) yy 方向速度を初期条件 y(0)=0y(0)=0 のもとで積分する。(4) 曲線が区間内部で xx 軸より上にあることを速度の符号変化で確認し、媒介変数表示による面積積分を計算する。

この問題で使う考え方

  • 連鎖律
  • 初期条件を使う積分
  • 媒介変数表示の面積積分

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