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横浜市立大学/2002年度/前期

横浜市立大学 2002年 数学 第1問解答・解説

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1問題

横浜市立大学2002年度第1問

次の(ア)、(イ)、(ウ)、(エ)、(オ)の空欄に適する数または式を解答用紙の所定の欄に記入せよ。

(1) 定数 a,b,ca,b,c に対して f(x)=(ax2+bx+c)e−xf(x)=(ax^2+bx+c)e^{-x} とする。すべての実数 xx に対して f′(x)=f(x)+xe−xf'(x)=f(x)+xe^{-x} をみたすとき、a,b,ca,b,c は(ア)である。

(2) 「すべての0以上の実数 aa に対し、y≧ax2y\geq ax^2 が成り立つ」ような実数の組 (x,y)(x,y) の全体は、集合 {(x,y)∣(イ)}\left\{(x,y)\mid\text{(イ)}\right\} で表される。また「ある0以上の実数 aa に対し、y≧ax2y\geq ax^2 が成り立つ」ような実数の組 (x,y)(x,y) の全体は、集合 {(x,y)∣(ウ)}\left\{(x,y)\mid\text{(ウ)}\right\} で表される。

(3) 行列 A=(a11a12a21a22),B=(b11b12b21b22)A=\begin{pmatrix}a_{11}&a_{12}\\a_{21}&a_{22}\end{pmatrix}, \qquad B=\begin{pmatrix}b_{11}&b_{12}\\b_{21}&b_{22}\end{pmatrix} に対して T(A,B)=a11b11+a12b12+a21b21+a22b22T(A,B)=a_{11}b_{11}+a_{12}b_{12}+a_{21}b_{21}+a_{22}b_{22} とおく。すべての実数 x,y,zx,y,z に対して T((xzzy),(u1vw))=0T\left( \begin{pmatrix}x&z\\z&y\end{pmatrix}, \begin{pmatrix}u&1\\v&w\end{pmatrix} \right)=0 が成り立つような u,v,wu,v,w は(エ)である。また実数 α\alpha に対して C=(α1−1α)C=\begin{pmatrix}\alpha&1\\-1&\alpha\end{pmatrix} とおくとき、 T(C4,(1001))=16T\left(C^4,\begin{pmatrix}1&0\\0&1\end{pmatrix}\right)=16 となる α\alpha は(オ)である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (ア) (a,b,c)=(0,−1/2,−1/4).()\space{}(a,b,c)=(0,-1/2,-1/4).\quad(イ) x=0, y≧0.()\space{}x=0,\space{}y\ge0.\quad(ウ) y≧0.()\space{}y\ge0.\quad(エ) (u,v,w)=(0,−1,0).()\space{}(u,v,w)=(0,-1,0).\quad(オ) α=±7.)\space{}\alpha=\pm\sqrt7.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) f′(x)=(−ax2+(2a−b)x+b−c)e−x,f(x)+xe−x=(ax2+(b+1)x+c)e−x.f'(x)=\bigl(-ax^2+(2a-b)x+b-c\bigr)e^{-x}, \quad f(x)+xe^{-x}=\bigl(ax^2+(b+1)x+c\bigr)e^{-x}. すべての実数 xx で等しいので係数を比較する。−a=a-a=a、2a−b=b+12a-b=b+1、b−c=cb-c=c より (a,b,c)=(0,−12,−14).\displaystyle \boxed{(a,b,c)=(0,-\tfrac12,-\tfrac14)}.

(2) すべての a≧0a\ge0 について y≧ax2y\ge ax^2 が必要である。x≠0x\ne0 なら ax2ax^2 は aa を大きくするといくらでも大きくなり、有限の yy では満たせない。x=0x=0 なら必要十分条件は y≧0y\ge0。したがって集合は {(x,y)∣x=0, y≧0}\{(x,y)\mid x=0,\ y\ge0\}。 ある a≧0a\ge0 についての条件は、y≧0y\ge0 なら a=0a=0 を選べば成り立つ。y<0y<0 では ax2≧0ax^2\ge0 のため成り立たない。従って集合は {(x,y)∣y≧0}\{(x,y)\mid y\ge0\}。

(3) 対称行列と BB に対して T((xzzy),B)=xu+z(1+v)+yw.T\left(\begin{pmatrix}x&z\\z&y\end{pmatrix},B\right)=xu+z(1+v)+yw. これがすべての x,y,zx,y,z で0となるには u=0,v=−1,w=0u=0, v=-1,w=0。 J=(01−10)J=\begin{pmatrix}0&1\\-1&0\end{pmatrix} とおけば C=αE+JC=\alpha E+J、J2=−EJ^2=-E である。よって C2=(α2−1)E+2αJ,tr⁡(C4)=2((α2−1)2−4α2).C^2=(\alpha^2-1)E+2\alpha J, \quad \operatorname{tr}(C^4)=2\bigl((\alpha^2-1)^2-4\alpha^2\bigr). T(C4,E)=tr⁡(C4)=16T(C^4,E)=\operatorname{tr}(C^4)=16 より α4−6α2−7=0,(α2−7)(α2+1)=0.\alpha^4-6\alpha^2-7=0, \quad (\alpha^2-7)(\alpha^2+1)=0. α\alpha は実数なので α=±7\boxed{\alpha=\pm\sqrt7}。

この問題で使う考え方

  • 指数・対数関数の微分
  • 集合と包含
  • 等式・不等式の証明
  • 行列を用いた表現

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