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横浜市立大学/2002年度/前期

横浜市立大学 2002年 数学 第3問解答・解説

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1問題

横浜市立大学2002年度第3問

座標平面において、曲線 y=x(x−1)(x−r)(r>1)y=x(x-1)(x-r)\qquad(r>1) と xx 軸とで囲まれた図形で、yy 座標が0以下の部分の面積を S(r)S(r) とする。このとき次の問いに答えよ。

(1) S(r)S(r) を rr を用いて表せ。

(2) S(r)S(r) が整数となるような整数 rr を、1200≦r≦12101200\leq r\leq1210 の範囲ですべて求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

曲線の零点と符号から下側の囲まれた部分を特定し、定積分で面積を求める。整数条件を3と4の倍数条件に分けて調べる。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) S(r)=(r−1)3(r+1)12\displaystyle S(r)=\frac{(r-1)^3(r+1)}{12}\quad (2) r=1201,1205,1207r=1201, 1205, 1207

4解答

解答を見る途中式つきの解答

曲線を f(x)=x(x−1)(x−r)f(x)=x(x-1)(x-r) とおく。r>1r>1 であり、0<x<10<x<1 では三つの因数の符号は順に +,−,−+,-,- なので f(x)>0f(x)>0、1<x<r1<x<r では +,+,−+,+,- なので f(x)<0f(x)<0 である。したがって、囲まれた図形のうち yy 座標が 00 以下の部分は 1≦x≦r1\le x\le r にある。

(1) 面積は S(r)=−∫1rx(x−1)(x−r) dx=−[x44−r+13x3+r2x2]1r=r4−2r3+2r−112=(r−1)3(r+1)12.\displaystyle \begin{aligned}S(r)&=-\int_1^r x(x-1)(x-r)\,dx\\&=-\left[\frac{x^4}{4}-\frac{r+1}{3}x^3+\frac r2x^2\right]_1^r\\&=\frac{r^4-2r^3+2r-1}{12}\\&=\frac{(r-1)^3(r+1)}{12}.\end{aligned}

(2) n=r−1n=r-1 とおくと、S(r)S(r) が整数である条件は 12∣n3(n+2)12\mid n^3(n+2) である。4∣n3(n+2)4\mid n^3(n+2) となるには nn は偶数でなければならず、nn が偶数なら 8∣n38\mid n^3 よりこの条件を満たす。また、3∣n3(n+2)3\mid n^3(n+2) となるのは n≡0,1(mod3)n\equiv0,1\pmod 3 のときである。よって rr は奇数で、かつ r≡1,2(mod3)r\equiv1,2\pmod 3 であり、これらを合わせると r≡1,5(mod6)r\equiv1,5\pmod 6 となる。

範囲 1200≦r≦12101200\le r\le1210 でこの条件を満たす整数は 1201,1205,12071201,1205,1207 である。これらはすべて r≡1r\equiv1 または 5(mod6)5\pmod 6 を満たすので、上の同値条件から面積は整数となる。なお、(1) の式に r=2r=2 を代入すると S(2)=1/4>0S(2)=1/4>0 となり、下側の部分の面積として符号も整合する。

この問題で使う考え方

  • 定積分
  • 定積分による面積

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