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群馬大学/2002年度

群馬大学 2002年 数学 第5問解答・解説

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1問題

群馬大学2002年度第5問

関数 f(x)=∫01∣2t2−3xt+x2∣dt\displaystyle f(x)=\int_{0}^{1}|2t^{2}-3xt+x^{2}|dt について

(1) f(1)f(1) の値を求めよ。

(2) 1≦x≦21 \leq x \leq 2 のとき,関数 f(x)f(x) を求めよ。

(3) ∫−13f(x)dx\displaystyle \int_{-1}^{3}f(x)dx の値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) f(1)=14\displaystyle f(1)=\frac14。(2) f(x)=5x312−x2+32x−23(1≦x≦2)\displaystyle f(x)=\frac{5x^3}{12}-x^2+\frac32x-\frac23\quad(1\le x\le2)。(3) ∫−13f(x) dx=7312\displaystyle \int_{-1}^{3}f(x)\,dx=\frac{73}{12}。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

被積分関数の中身を qx(t)=2t2−3xt+x2=(2t−x)(t−x)q_x(t)=2t^2-3xt+x^2=(2t-x)(t-x) とおく。tt に関する原始関数を Qx(t)=23t3−3x2t2+x2t\displaystyle Q_x(t)=\frac23t^3-\frac{3x}{2}t^2+x^2t とすると、Qx(1)=x2−32x+23\displaystyle Q_x(1)=x^2-\frac32x+\frac23 および Qx(x/2)=5x324\displaystyle Q_x(x/2)=\frac{5x^3}{24} である。

(1) x=1x=1 のとき、q1(t)q_1(t) は 0≦t≦12\displaystyle 0\leq t\leq\frac12 で非負、12≦t≦1\displaystyle \frac12\leq t\leq1 で非正だから f(1)=Q1 ⁣(12)−(Q1(1)−Q1 ⁣(12))=2⋅524−16=14.\displaystyle f(1)=Q_1\!\left(\frac12\right)-\left(Q_1(1)-Q_1\!\left(\frac12\right)\right) =2\cdot\frac5{24}-\frac16 =\boxed{\frac14}.

(2) 1≦x≦21\leq x\leq2 では零点 x/2,xx/2,x のうち x/2≦1≦xx/2\leq1\leq x であり、qx(t)q_x(t) は 0≦t≦x/20\leq t\leq x/2 で非負、その後 t=1t=1 までは非正である。したがって f(x)=Qx ⁣(x2)−(Qx(1)−Qx ⁣(x2))=2Qx ⁣(x2)−Qx(1)=5x312−x2+32x−23.\displaystyle f(x)=Q_x\!\left(\frac{x}{2}\right)-\left(Q_x(1)-Q_x\!\left(\frac{x}{2}\right)\right) =2Q_x\!\left(\frac{x}{2}\right)-Q_x(1) =\boxed{\frac{5x^3}{12}-x^2+\frac32x-\frac23}.

(3) 区間 −1≦x≦0-1\leq x\leq0 および 2≦x≦32\leq x\leq3 では qx(t)≧0q_x(t)\geq0 が 0≦t≦10\leq t\leq1 で成り立つ。0≦x≦10\leq x\leq1 では負となるのは x/2≦t≦xx/2\leq t\leq x なので f(x)=Qx(1)−2{Qx(x)−Qx(x/2)}=Qx(1)+x312.\displaystyle f(x)=Q_x(1)-2\{Q_x(x)-Q_x(x/2)\}=Q_x(1)+\frac{x^3}{12}. 1≦x≦21\leq x\leq2 の式は(2)で求めた。従って f(x)={Qx(1),−1≦x≦0,Qx(1)+x312,0≦x≦1,2Qx(x/2)−Qx(1),1≦x≦2,Qx(1),2≦x≦3.\displaystyle f(x)=\begin{cases} Q_x(1),&-1\leq x\leq0,\\ Q_x(1)+\dfrac{x^3}{12},&0\leq x\leq1,\\ 2Q_x(x/2)-Q_x(1),&1\leq x\leq2,\\ Q_x(1),&2\leq x\leq3. \end{cases} まず ∫−13Qx(1) dx=6\displaystyle \int_{-1}^{3}Q_x(1)\,dx=6。上の区分式による補正は 0≦x≦10\le x\le1 で ∫01x3/12 dx=1/48\displaystyle \int_0^1 x^3/12\,dx=1/48、1≦x≦21\le x\le2 で ∫12{2Qx(x/2)−2Qx(1)} dx=∫12(5x312−2x2+3x−43)dx=116.\displaystyle \int_1^2\{2Q_x(x/2)-2Q_x(1)\}\,dx =\int_1^2\left(\frac{5x^3}{12}-2x^2+3x-\frac43\right)dx =\frac1{16}. よって ∫−13f(x) dx=6+148+116=7312.\displaystyle \boxed{\int_{-1}^{3}f(x)\,dx=6+\frac1{48}+\frac1{16}=\frac{73}{12}}.

この問題で使う考え方

  • 不定積分
  • 定積分
  • 定積分による面積

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