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琉球大学/2001年度/前期

琉球大学 2001年 数学 第2問解答・解説

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1問題

琉球大学2001年度第2問

放物線 y=1−x2y=1-x^{2} 上の点 P(t,1−t2)P(t,1-t^{2}) における接線を LL とする。ただし,0<t<10<t<1 とする。接線 LL と xx 軸,yy 軸との交点をそれぞれ AA,BB とする。次の問いに答えよ。(50点)

問1 接線 LL の方程式と,点 AA の xx 座標を求めよ。

問2 放物線 y=1−x2y=1-x^{2} と線分 PBPB および yy 軸で囲まれる部分の面積を S(t)S(t),放物線 y=1−x2y=1-x^{2} と線分 PAPA および点 AA を通る yy 軸に平行な直線で囲まれる部分の面積を T(t)T(t) とする。lim⁡t→0{S(t)⋅T(t)}\displaystyle \lim\limits _{t\to0}\{S(t)\cdot T(t)\} を求めよ。

問3 0<t<10<t<1 の範囲で面積の和 S(t)+T(t)S(t)+T(t) が最小になる tt の値を α\alpha とする。このとき S(α)>T(α)S(\alpha)>T(\alpha) を示せ。  (解答は次のページを使用すること)

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

問1. y=1−x2y=1-x^2 の導関数は −2x-2x だから、点 P(t,1−t2)P(t,1-t^2) における接線は L:y−(1−t2)=−2t(x−t),y=1+t2−2tx.L:\quad y-(1-t^2)=-2t(x-t),\qquad y=1+t^2-2tx. y=0y=0 とおくと、交点 AA のx座標は xA=1+t22t.\displaystyle x_A=\frac{1+t^2}{2t}.

問2. B=(0,1+t2)B=(0,1+t^2) である。また接線と放物線との差は (1+t2−2tx)−(1−x2)=(x−t)2.(1+t^2-2tx)-(1-x^2)=(x-t)^2. 0<t<10<t<1 より xA−t=1−t22t>0\displaystyle x_A-t=\frac{1-t^2}{2t}>0。したがって、図形の範囲に合わせて積分すると S(t)=∫0t(x−t)2 dx=t33,T(t)=∫txA(x−t)2 dx=13(1−t22t)3.\displaystyle S(t)=\int_0^t(x-t)^2\,dx=\frac{t^3}{3},\qquad T(t)=\int_t^{x_A}(x-t)^2\,dx =\frac13\left(\frac{1-t^2}{2t}\right)^3. よって S(t)T(t)=(1−t2)372⟶172(t→0+).\displaystyle S(t)T(t)=\frac{(1-t^2)^3}{72}\longrightarrow\frac1{72} \qquad(t\to0+).

問3. d(t)=1−t22t\displaystyle d(t)=\frac{1-t^2}{2t} とおくと、 S(t)+T(t)=t3+d(t)33.\displaystyle S(t)+T(t)=\frac{t^3+d(t)^3}{3}. であり、 d′(t)=−1+t22t2,ddt(S+T)=t2+d(t)2d′(t)=7t6+t4+t2−18t4.\displaystyle d'(t)=-\frac{1+t^2}{2t^2},\qquad \frac{d}{dt}(S+T)=t^2+d(t)^2d'(t) =\frac{7t^6+t^4+t^2-1}{8t^4}. u=t2u=t^2 とし、p(u)=7u3+u2+u−1p(u)=7u^3+u^2+u-1 とおく。0<u<10<u<1 で p′(u)=21u2+2u+1>0,p(0)=−1<0<p(1)=8.p'(u)=21u^2+2u+1>0,\qquad p(0)=-1<0<p(1)=8. したがって pp は 0<u<10<u<1 の範囲にただ一つの零点 u0u_0 をもち、導関数の符号から S+TS+T は α=u0\alpha=\sqrt{u_0} で最小になる。さらに p(13)=−827<0\displaystyle p\left(\frac13\right)=-\frac8{27}<0 であり pp は増加するので u0>13\displaystyle u_0>\frac13、すなわち 3α2>13\alpha^2>1。α>0\alpha>0 かつ d(α)>0d(\alpha)>0 であり、 α>d(α)\alpha>d(\alpha) であるための必要十分条件は 2α2>1−α2,すなわち3α2>1.2\alpha^2>1-\alpha^2,\quad \text{すなわち}\quad 3\alpha^2>1. よって α>d(α)\alpha>d(\alpha) であり、立方して S(α)=α33>d(α)33=T(α).\displaystyle S(\alpha)=\frac{\alpha^3}{3}>\frac{d(\alpha)^3}{3}=T(\alpha). 以上で示された。

この問題で使う考え方

  • 多項式の導関数
  • 接線の方程式
  • 定積分
  • 定積分による面積
  • 導関数と増減
  • 商の微分
  • 関数の極限

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